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とある銀行員との会話② 日本国債→ビットコイン
※これは「とある銀行員との会話 新NISA→ビットコイン」の続編です
※当時1BTC≒400万円でした 現在1BTC≒1,500万円です
読者の皆さまにとって
本記事がビットコインを取り巻く環境や世の中の大きなうねり(時代潮流の変化)を感じ取る一助となれば幸いです
ちなみに
この「とある銀行員との会話」シリーズ
私の中では
既に第三弾及び第四弾を計画(イメージ)しております
第一弾
「1BTCが400万円の時」 済✔︎
第二弾 ←New 今回
「1BTCが1,500万円の時」 済✔︎
第三弾
「1BTCが5千万円の時」
第四弾
「1BTCが1億円の時」
全て私の実体験を元に記事を構成しておりますので
次作以降がどの様なストーリーになるのかは
その時になってのお楽しみです
乞うご期待下さいませ🙇♂️
※さて第二弾となる本記事の素材は
2025年1月某日 銀行窓口での私の実体験を元にしております
それを
私なりにユーモアたっぷりに擦り上げ
前回通り
限りなくノンフィクションに近いフィクションへ仕上げました
※エンタメ感覚でお楽しみ下さい
2025年1月某日
私は駅前にある大手銀行支店を訪れた
以下の日経記事の通り
日本国債の含み損を抱えている銀行を助ける為ではない
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口座開設の為
最近
何かと不祥事の多い銀行である
メインの大手銀行口座を一つしか持っていなかったので
この際
口座開設して資産を分散出来る様にしておこう
ふと
そう思ったのだ
店内へ入り案内スタッフへ訪問目的を説明すると
発券された順番待ちの紙(35番)とほぼ同時にタブレットを手渡される
案内スタッフ
「このマニュアルに従いご入力をお願いします
分からない時は別途お声がけ下さい」
タブレット1ページの1行目にして
初手で戸惑った私は先ほどのスタッフへ声を掛ける
私
「この”なまえ”の入力欄ですが ”ひらがな”ではなくて”漢字”入力なんですね?」
スタッフ
「あっ はい そうなんです すいません やっぱり分かり難いですよね」
一体誰が作ったんだろう このクソUI(User Interface)…
全く直観的じゃないんだけど…
案内スタッフの方に責任は無いんだけど
そう思うんだったらすぐ直して欲しいところ
案内スタッフの方に責任は無いんだけど…
心の中でそう呟きながら
私は慣れた手つきでそのタブレットへ必要事項を秒で入力を済ませていく
ソファーで待つこと15分
窓口の銀行スタッフから声が掛かる
「35番さん」
発券用紙と入力済みのタブレットを差し出し席へ着く
慣れた手つきで銀行スタッフは私の入力内容を確認
合わせて
手際よく別のタブレットをこちらへ差し出し
口座開設にあたっての注意事項ガイダンス視聴を促す
日本語には不自由しない為
この手の視聴は時間を永遠に感じてしまう
気がつくと声が漏れていた…
私
「1.5倍速ってないんですね?」
銀行スタッフ
「ありません」
軽くあしらわれる…
私が1.0倍速でのらりくらりガイダンスを視聴する間
銀行スタッフは私を見たり周囲を見渡したりして時間を消費
こういう時の視線のやり場って困るよね…
流石にスマホで保有株のチャート見るわけにもいかないし…
美容院や床屋さんに合い通ずる何かを感じてしまう
そんなことを脳内でグルグル考えていると
1.0倍速ガイダンス終了
その後
一通り各種説明を受けながら手順通り行い
口座開設を無事完了
目的を果たした為
そそくさと席を立とうとしたその時
目の前の銀行スタッフから声がかかる
「別の担当の者から商品のご紹介をさせて頂きますので少々お待ち下さい」
待つこと30秒…
ファイナンシャル・プランナー(以下:FP二級)
「私〇〇と申します ただ今 2/末までの期間限定で日本国債キャンペーンをやっております 今なら5年もの10年もの日本国債のご購入でポイント還元を実施しております 宜しければこちらの資料をご説明させて頂きますので少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
(なるほど 営業だな… きっとノルマがあるんだろう 聞くだけ聞いてみるか)
私
「あっ よろしくお願いします ですが聞くだけですよ 今日は聞くだけ それでもよろしいでしょうか?」
FP二級
「もちろんです」
私
「この資料を拝見すると えぇと 固定5年もので税引き後の金利が… ん? たったの0.7%ですか?」
FP二級
「はい そうです しかも今なら2/末までのキャンペーンで購入金額に応じてポイントが付きます」
私
「日銀は今年あと1-2回の利上げをしそうですね?」
FP二級
「えぇ そうですね」
私
「そうなると今契約すると損じゃないですか? 金利が上がると国債価格は下がりますよね?」
FP二級
「えぇ おっしゃる通りです けれどもそれは5年や10年満期の途中で解約した場合ですね つまり売った場合です 満期まで保有すれば元本保証で損はしません」
私
「5年や10年も日本国債を保有ですか…」
FP二級
「えぇ そうですね はい」
私
「先ほど元本保証と言われましたよね?」
FP二級
「えぇ はい 途中で解約しなければ元本保証です 途中で売らなければ損は…」
私
「この表を拝見したところ100万円から国債を購入出来るとのことですが 今現在の100万円の価値が5年後や10年後に同じ価値を維持出来てると思いますか?」
FP二級
「えぇと うーん そうですねぇ なんとお答えしたら良いでしょうか…」
私
「お立場上お答えしにくいと思いますので えぇと 個人的にはどう思ってますでしょうか?」
FP二級
「価値の維持は困難ではないかと…」
私
「ですよね インフレとは通貨安 今のお金の仕組みでは通貨の発行量はこの先も無限です その為 価値の維持は現実的に困難ですよね?」
FP二級
「…」
私
「そうなると この程度の金利では投資対象としてはあまり好ましくないのかなぁって思っちゃいました」
FP二級
「…」
私
「あっ すいません ついつい変なことを… これは私の個人的意見ですのでお構いなく」
FP二級
「え えぇ…」
私
「現在 日本のインフレ率は3%を超えてきてますね?」
FP二級
「はい そうですね スーパーへ毎日通う私の感覚ではもっとありそうですけど…」
私
「同感です 物の値段の上がり方が若干異常な気がしています」
FP二級
「私もです」
私
「インフレ率は3%超えだけど銀行の預貯金の金利はたったの0.5%…」
FP二級
「ですね 現状は…」
私
「なんか違和感ありませんか?」
FP二級
「違和感…と言いますと?」
私
「一般的にインフレ率と同等もしくはそれ以上に預貯金の金利がつかないとダメですよね?」
FP二級
「えぇと それはつまり…」
私
「つまりですね そうじゃないと物価高に対して預貯金の価値が負けちゃうってことです ジリ貧です ジリ貧!」
FP二級
「あぁ ジリ貧 えぇ まぁそうですね 金融の一般論としてはそうなりますね」
私
「ですが相変わらず 日本では雀の涙ほどの金利しかない やっぱり違和感ありませんか? なんか日銀には利上げが出来ない根本的理由でもあるんでしょうか?」
FP二級
「利上げが出来ない根本的理由… うーん どうでしょうか 私からは何とも言いようがありませんが…」
私
「そうですか 私にはどうしても利上げ出来ない理由がある様にしか… あっ えぇと つまりですね 意図的に金利を低く抑えている様にしか見えないんですよね」
FP二級
「日銀自体が利上げ出来ないジレンマを抱えているとでも言いましょうか…」
私
「あっ! そうです それそれ ジレンマです インフレ率に対抗して本当は日銀も金利を上げたいんだけど その一方で積極的に金利を上げることの出来ないジレンマ!」
FP二級
「そうですねぇ うーん どうでしょうか なかなか難しい質問と言いましょうか 私からは何とも…」
私
「…」
FP2級
「…」
私
「あっ なんかすいません 話が変な方向へ逸れちゃいましたね」
FP2級
「あっ いえ とんでもないです」
私
「話を戻しましょうか 先ほどご紹介頂いた国債へ」
FP二級
「えぇ もちろんです」
私
「その国債ですが ちなみにあなたは私にお勧めしたこの商品を買っていますか?」
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