ホームページで集客できないと思う時はこのテストをしてみて!
こんにちは。鈴木貴之です。
「ホームページを業者にお願いして作っても集客できない。なぜでしょうか?!」
この質問は私のコンサルティングを希望する人が持つ大きな悩みの1つです。
時には「30万円も掛けてHPを専門家に作ってもらったはずなのに、集客できません!」という人もいます(下手したら50万、100万という金額を掛けたとしても・・・)。
見た目は良いんですよ。なんとなく格好いい。
でも、いくら格好良くても、そこを評価されても集客できないということはよくあります。
それは
恰好良い = 集客できる
じゃない
からです。
ホームページの目的とは?
ここで考えてみましょう。
なぜ、あなたはホームページを作成するのでしょうか?
名刺代わりにしたい為?
そういうニーズもあると思いますが、それだけではないでしょう。
多くの場合、ホームページを作る理由は「集客したいから」。
もっと具体的に言えば、ホームページを訪れた人に顧客になってもらいたいから。そしてその顧客があなたの商品・サービスを利用することであなたのビジネスのファンになってもらいたいから。
そしてファンになった顧客にクチコミをしてもらい、その輪が広まっていってほしいから。
ホームページから顧客が生まれない限り、その後に続いていきません。
もしあなたが「集客できないホームぺージ」を持っていたら、その先はないのです。
だとしたら「集客できるホームぺージか否か?」を知ることは重要です。
もし「集客できないホームぺージになっている」と明らかに分かれば、対策が可能だからです。
集客できないホームぺージなのにそれを改善しようと思わない・思えないのは、それ自体に気づいていないから。
だから、この記事ではその方法をお伝えし、自社のホームぺージを改善ないしはリビルドする必要があるのかどうかを知ることができるようにしたいと思います。
ホームぺージで集客できるかできないかを知るテストの手順
まず一番最初に言いますが、ホームページで集客できるか否かの最も重要な瞬間は、ホームぺージに訪れた時の最初の一瞬にあります。
すなわち、そのホームぺージに自分が知りたいことが載っているかどうか?
あるキーワードで検索した人は、検索結果を見てその中からひとつを選んでクリックします。
そしてあなたのホームぺージがブラウザに表示された時。
「あ、このホームページには私の知りたいことが書いてありそうだぞ?」
と思い、読み進めていくとそれが確信に変わる。
そういう風になっているホームページは集客できます。逆に言えばそうじゃないホームぺージは集客できないのです。
なぜなら、「あ、このホームページには私の知りたいことはなさそうだ」となれば、バックボタンを押されて離脱されてしまうからです。。。
では、そう思ってもらえるかどうかのテストの手順をお話しましょう。
【1】あなたの会社のことを良く知らない友達などに声を掛ける
この際にあなたの顧客のターゲット層と合う人であればベストです。もしそうじゃない場合でも問題ありません。5名~10名ほどにお願いしてください。
【2】あなたの会社のターゲット層について【1】の人に伝える
ターゲット層以外の意見はあまり意味がありません。だから、もし声を掛けた人がそれ以外の人であれば、ターゲット層の気持ちになってみてもらうことをお願いします。
【3】あなたの会社のホームページを7秒見てもらう
ここが最も重要な瞬間です。この際パソコンで見てもらう人とスマホで見てもらう人、2パターンを用意しましょう。
そして7秒が立ったら次に進みます。
【4】フィードバックを得る
次の質問をしてみましょう。
●私たちは何を提供していますか?
●私たちはどんな顧客の課題を解決しますか?
●私たちはどんな行動をあなたに取ってもらいたいですか?
答えを聞き、書きとりましょう。許可を取って録音するのも良いでしょう。一つ一つの言葉を正確に書き取ってください。
【5】フィードバックから得た内容を分析し、行動リストに落とし込む
重要な3つの質問への回答を見て、自社ホームページのどこが弱いかをチェックしましょう。
あなたが提供しているもの、どんな顧客の課題を解決できるかを的確に理解していましたか?
次に取ってもらいたい行動について理解してくれていましたか?
集客できるホームぺージはこれらの3つの質問に対する答えが明確
ほとんどの人はホームページはちょっと読んで「このホームページは私にとって価値があるかどうか」を判断します。
実際のニールセン・ノーマングループの調査では、人は10~20秒しか判断に時間を与えてくれません。
その時間内に「このホームページは私の為のもの」と思ってもらえればその先も読んでくれますが、そうじゃなければすぐに次に行ってしまうと言われています。
実際、自分の行動を振返っても同じじゃないでしょうか?
なお、この調査は2011年のものです。10年も前。今ではその時間はより短くなっているでしょう。だから「7秒」なのです。
これらの質問
●私たちは何を提供していますか?
●私たちはどんな顧客の課題を解決しますか?
●私たちはどんな行動をあなたに取ってもらいたいですか?
に答えないといけないのは、そういう理由からです。
え? 難しい? ですか?
まあ、簡単ではないでしょう。
だからこそ、多くのホームぺージ作成業者はここまで考えず、デザインとかを見せてきます。
言ってしまえば、見た目の格好良さに目を引かせて、真に必要なものから目をそらさせているのです。
このコラムの内容は、多くのホームぺージ作成業者にとって「あなたに知ってもらいたくないこと」です。こういう話をすると面倒くさいですし、そもそもこういうことを考えたり、それに対して答えを出せる人は少ないからです。
昔のホームぺージ、今のホームぺージ
昔と今ではホームぺージに対する考え方は異なっています。
昔は会社のホームぺージはあらゆる人が見られるようにあらゆる情報を載せるのが基本でした。
しかし今は、知りたい人が知りたいことをすぐに知れるホームぺージの方が評価されます。
それは、Googleは検索結果からあなたのホームぺージに誰かが訪問したら、その人がどういう行動をするか見ているからです。そして、それが検索結果順位に影響を与えます。
ということは、「あらゆる人が見られるようにあらゆる情報を載せているホームページ」は逆に言えば誰の為のホームページか分かりません。だから、訪れた人は混乱します。その結果
●私たちは何を提供していますか?
●私たちはどんな顧客の課題を解決しますか?
●私たちはどんな行動をあなたに取ってもらいたいですか?
に答えられないので、すぐにホームページを離脱します。
この「すぐに離脱」は検索結果が検索者が検索した意図に合わなかったということですので、Googleは検索結果順位を下げるシグナルになります。
そうです、Googleは人の行動を見ているのです。
だから、検索結果上位に表示されたければ検索者の意図に合致したホームページにする必要があるのです。
1つですべてを解決するホームページなんてあり得ません。
もしあなたの会社が同じものを販売しているとしても、そのターゲット層が複数いるという場合はターゲット層ごとにホームページを作成するべきです。
同じものを買うにしても動機が異なれば、その人の見方は異なります。
ある人にとってはAという商品の特徴が買う動機につながっても、違う人にはBという特徴にしか目が行かないということがあるからです。
考えてみてください。
我々はよく「顧客目線で考えよう!」というじゃないですか。
でも、ホームページを作成する際に関しては会社目線になっていることが多いのです。
会社目線で考えるから、ターゲット層が複数いてもホームページは一個、という結論になるのです。
しかし、本当に顧客目線で考えているなら、彼ら・彼女らが迷いなく商品・サービスにたどり着いてもらう為に複数のホームページをターゲット層ごとに、解決したい悩みごとに作成するのがベストなのです。
集客できるホームぺージ作成は簡単ではありません。
だからこそ、プロにお任せいただけたらと思います。
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