「スマホでいいじゃん」となってしまうあなたへ
先日仕事の他部署の方とこんな話になりました。
「カメラを昔買ったけどいい写真が撮れなくて置き物になっている」「スマホでいいかなってなってしまう」
これはカメラを始めたての方はよく陥る現象です。
事実僕もそうでした。
最近はスマホのカメラも非常に性能が高くなっているからこそなおさら。
それではなぜそのようになってしまうのか、それについてお話ししようと思います。
圧倒的要因はレンズです。
カメラを始めて買う場合わからずレンズキットで買う人が多いと思います。
それが「スマホでいっか」となってしまう大きな原因だと思います。
これはキットレンズが悪いという話ではありません。
非常にコンパクトなものが多いですし便利なものが多く今はいいものもたくさんあります。
ですがキットレンズの欠点としてF値がズームすると変わってしまうものが多い、その上F値が高いものが多いというところです。
F値というのは簡単にいうと写真の明るさやボケの量に大きく関わる値だと思ってください。
キットレンズではボケの量が少なく暗いレンズが多いです。
そのためF値の概念を理解していない状態の人がそれを使って撮影するとなんか違うとなるわけです。
高いお金を出してカメラを買う人がわかりやすく実感できるポイントはボケているか否かだと思います。
F値が高いキットレンズだとそれが実感しづらいんですよね…
では最適な解決策は何か、簡単です。
F値が低い単焦点レンズを買うこと。
この一点で全て解決します。全てではないかもですが。単焦点レンズとはズームすることができないレンズのことを言います。
F2.8もあれば十分でしょう。F1.8あればこれはもうボケるボケる。
焦点距離は標準と言われる50mmのレンズを買うのが最初はおすすめです。
F値が低い単焦点レンズを開放(そのレンズの最小F値)でバンバン撮影するとカメラを買ってよかったと簡単に実感できることでしょう。
カメラを長年やっている自分からするとせっかくカメラを買おうと思って買った人が楽しみを分からないまま置き物になるのはなるべく阻止したい!
そう思ってこの記事を書きました。
少しでも多くの方に、少しでもカメラの魅力が伝わると嬉しいです。
それでは。