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仙台に行ってきたの記(初日)

あらすじ

 あれは確か、2019年の2月頃のことであった。
 ツイッターで戦国武将のアカウントをフォローしているわたしは、何かの拍子で大河ドラマ『独眼竜政宗』の大河ドラマストーリー(※NHK出版から出ている公式ドラマストーリー解説本)上下巻の表紙の写真を見た。『独眼竜政宗』の主演は、ご存知の方も多いであろう、渡辺謙さんである。その、渡辺謙さん扮する政宗公の下巻の表紙の格好であった。
 政宗公が洋装(タキシードだ)で、髷も結っておらず、本当に洋装で、三日月の前たてのあの有名な兜を片手に持った、洋装姿で、写っていたのである。
 わたしは大いに混乱した。政宗公が洋装? は? 政宗公が洋装。まあ、分からんでもない。分からんでもない気がする。政宗公は海外との貿易もやろうとされていた(うろ覚えで申し訳無い)方だものな。ゲームでもカタカナ語、横文字を沢山喋っておられたりするものな、やったことないけど。いやでも格好良すぎないか。髷を無闇に残さず、かと言って政宗公のアイコンである兜と眼帯だけで〝政宗公感〟を出すことによって渡辺謙さん感を打ち消している。え? 上手すぎ。渡辺謙さん本当に役者だな……やばい。それにしても、政宗公、格好良すぎないか?
 わたしは年に一回、多分夏頃になると二泊三日の旅行に行くことにしている。昨年は東京で博物館巡りをした。今年は愛知にある明治村に行くつもりだった。しかし、この洋装政宗公(とわたしは呼んでいる)に心奪われたわたしは、旅行の行き先を仙台に変更したのだ。
 これが2019年8月24日からの二泊三日旅行に至るまでのあらすじである。

高速バス

 新潟から仙台へは、駅前から高速バスが出ていた。席は一ヶ月前から予約が出来る。わたしはネットから予約をし、支払いはコンビニで行った。クレジットカード払いも出来たはずだが、わたしが仕組みに不理解だったので、やめた。値段は当時は消費税8%だったので往復で10,100円(消費税込み)だった。増税された今、もう少し上がっている可能性がある。次に仙台に行く時は気をつけたい。

仙台到着〜青葉神社

 三時間程バスに揺られて、仙台駅東口に着いた。
 駅中の和食店で昼食を摂った後(仙台駅は地下をずっと奥へ進んで行くとレストラン街がある。便利!)、宿泊するホテルにチェックインする。早めにホテルにチェックインすると、駅と往復しなくてはいけないのでそれだけは手間だが、コインロッカーに預けることなく荷物が素早く軽くなってとても便利だと思う。
 駅へ戻ると、わたしは初日の目的地で政宗公が祀られている青葉神社を目指すため、バスプールから仙台市営バスに乗った。のだが、バス乗り場への行き方が慣れていないと分かりづらいかも知れない。バス乗り場へは駅2階から行ったほうが接続も良いし分かりやすいが、うっかりしていたわたしは1階から行けなくて戸惑ってしまった。ただ慣れてしまえば駅から駅前の店へ行くのにも便利だ。それに、バスの支払いにはSuicaが使えるのでこれも便利である。仙台駅前から宮城県仙台合同庁舎前までは190円だった。(ナビアプリによると時間帯が良ければ通町二丁目まで乗れる。そのほうが近いと思う)
 慣れてない道はすぐ迷うので、わたしはナビアプリ頼りに進んだ。すると大きな森の前に大きな石の鳥居が構えてあった。境内への入口であった。
 訪問したのは土曜日だったのだが、意外に人は少なく、境内は物静かで、落ち着いて観て回ることが出来た。ご挨拶を済ませたわたしは御朱印も頂いた。不勉強で、来て初めて知ったのだが、政宗公デザインの御朱印帳も頂けようだ。その時は御朱印帳が使い始めの状態だったので、頂かなかったのだが、次に来た時はきっと頂きたいと思った。
 ところでホテルに帰る前に夕飯を摂るために仙台駅に寄ったのだが、その時に駅の本屋さんで伊達武将隊のスタンド付きアクリルキーホルダーを見かけた。わたしはその時はお恥ずかしい話で伊達武将隊を存じ上げなかったのだが、可愛いものには目がなく、思わず伊達政宗公のもの2種類と伊達成実公のキーホルダーを購入してしまった。

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