滋賀レイクスの今

はじめに


今滋賀レイクスは4勝28敗でB1で最下位と降格候補筆頭となってしまっています。
ここまでに至るまでに、大黒柱であるイヴァン・ブバの離脱、HCルイス・ギルの解任(退任?)、精神的支柱キーファー・ラべナの離脱(現在は復帰)、テーブス海の離脱(現在は復帰)とアクシデントは多々ありました。しかし、今シーズン(2022ー23)は多くのチームで選手の離脱が相次いでおり、なかなか選手の離脱だけを言い訳にできない部分もあると思います。
この文章では、バスケ歴14年、関西2部リーグ(大学)でHC経験もある自身の知識で、どうにか不満のたまっているであろうレイクスブースターの疑念を少しでも解消できたらと思っています。

前提

この文章はいくつかの仮定の下に書き出しているので、この点だけは注意して読み進めてください。ここがずれていると「?」となる場合があるので、その場合はTwitterのDM等いただけるとありがたい限りです。

チームの軸はキーファーとテーブス(&離脱中のブバ)

中心に考えるのは特にOFでの話にはなっていくわけですが、それに加えて、チームの軸(いわゆる中心選手)はPT(プレータイム)25~分になることが多いということも前提として考えています。

チームの課題

  1. DFの機動力

  2. チームOFの停滞

  3. リバウンド力

「全部や無いかい」とおしかりを受けそうですが、逆に言い換えると個々の能力はそこまで劣ってないといえます。今回この課題についてここがダメとかいうつもりは無くて、どちらかというと選手起用についての話で課題と並行して記述していければと思っています。なので、この課題がずれていると論点がずれるので、悪しからず。

本編

ということでここから本題のレイクスブースターの疑念解消コーナーといきましょう。
大体レイクスブースターのタイムラインを見ていて思うところがあるところといえば、選手起用・采配の2点かなと思うのでこの2点に絞って話していきます。采配については結果論で議論するのはあまり好きではないので、あくまで采配の判断基準について話したいと思います。

采配

「采配の判断基準ってなんやねん。勝つか負けるかやろ」そう思われた方は多いかもしれません。ただ負けたから全部コーチのせいではかわいそうなので、少し指標を持って判断してみるのはどうでしょうというのがこの章の目的です。大まかに2つあると考えていて、

  1. チームの課題に対応した選手起用

  2. 3Q頭とクロージングラインナップ

まず1つめの「チームの課題に対応した選手起用」です。例えば、土曜日の試合の会見で「スリーの確率を上げていかないといけない」とコーチが話していたとします。そして次の日の選手起用でスリーの確率が20%台の選手ばかり出ていては「チームの課題に対応した選手起用」ができていないということになります。そのため、前述したチームの課題にあった選手起用かどうかが、一つ采配を判断する基準になるということです。

そして2つ目の「3Q頭とクロージングラインナップ」です。クロージングラインナップとは4Q終盤に出ている選手のことで、この選手と3Q初めに出てくる選手が一緒だと、采配にぶれがなく、選手起用がある程度うまくいっている証拠になります。(NBAだと戦術が高度化して、これが成り立たないことが多々あります。)
「スタータは?」非常にいい質問です。正直言ってしまうと3Q頭と4Q終盤に比べると重要度は低いです。なぜなら単純計算1Qが終わっても残り30分あるわけで、ハーフタイムにもう一度作戦を練り直す時間もあります。
これは3Q頭が重要な裏返しにもなっていて、この5分で失敗すると、残り15分しかなく、作戦を選手に伝える時間もタイムアウト3回と2分のインターバル、あとはBリーグであればオフィシャルタイムアウトの90秒だけです。
それに3Q頭はハーフタイムに前半の反省をして迎えるので、基本的に前半よりも試合運びが難しくなります。
レイクスブースターであればこの3Q頭の怖さを身をもって知っているので、この説明で十分理解できたのではないでしょうか。

選手起用

選手起用についてもまずは算数からしていきましょう。(こうすると論理的にクリアに思考することができます)
テーブスとキーファーは中心選手なので30分出るとすると、残りのプレータイムは、200分ー30分×2=140分
つまり、残りの10人で140分を分け合うことになります。均等に分けても14分、なんか少ないですよね。
もちろん均等に分けるなんてことはしないです。ポジションごとに分けましょう。テーブスもキーファーもガードポジションなので、二人でPGとSFのPTを30分ずつ取ったとすると、PG残り10分、SG10分、SF~C残り40分となります。テーブスがSFをやる3ガードの時間もある気がするので10分SFに移動してもらいましょう。とすると

レイクスのPT①

ざっくりこんな感じ。
次に外国籍を埋めると、マーティンはSFとPFで10分づつ出るイメージ。ハミルトンもSFとPFで合計20分、ドブちゃんもCで20分ぐらい。とすると

レイクスのPT②

次は層の薄いフロントコート(SF,PF,C)から埋めていくことにしましょう。Cが20分余っているのでマイキー(川真田紘也)にあげてもいいですが、さすがにまだ早いということで15分にしましょう。森山選手もコンスタントに出ているのでSFで15分ちょっとマーティンとハミルトンのPTをいじって

レイクスのPT③

SFが10分余っているので杉浦選手に出てもらったところで、PFの時間が10分余りました。マーティンとハミルトンに5分ずつ頑張ってもらいましょう。

レイクスのPT④

残り15分ずつガードポジションが余りました。出ていない選手はCAP(柏倉)、野本、星野、カーリー(狩野)の4名(1/22島根戦ロスター参考)
CAPはいつも15分ぐらい出てますよね。残り15分。最近のカーリーは10分ぐらい?あと5分。二人で分け合ってもらっても2.5分。ちょこっとテーブスのPTの割合をいじって完成。

レイクスのPT⑤

なんでこんなことをしたかというと、皆さんに以外にPTって余ってないってことを感じてほしかったからです。ここにブバが帰ってくるとなると、おそらく割を食うのは川真田、杉浦、森山あたりの選手になってくるかなという印象。出られない選手はベンチメンバーの数とPTの関係からどうしても起きてしまうことであるということが感じてもらえたら幸いです。

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