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実践 JBA認定C級コーチライセンス取得

2022年10月にD級コーチライセンスを取得しました。
過去記事はこちら。

当時はコロナ禍でzoom開催でしたが、コロナも明けて、体育館で講習会が開催できるようになりました。
という事で翌年度、2023年9月にC級コーチライセンスを受講してきました。

アウトプットに迷いや不安が重なった時期


D級ライセンスは取得したものの、チームの序列で言えば4番手のアシスタントコーチだった私。一応、年功序列を意識したり、経験してきたチームの流れを壊さないためにも、「自分の知識をチームに伝える」ことよりも「今のチームの課題に対して自ら率先して改善を図る」というポジションでした。

チーム内で帯同審判が一名しかいない現状なので、練習試合では審判を積極的にやりましたし、ベンチワーク(試合前の準備など)がバタバタしているところを見て、ベンチメンバーに毎回指示してスムーズな試合運営ができるよう、あれこれやっておりました。(ドリンクの準備や試合開始前のベンチ準備の指示、けが人の救護など)

こうして活動の大半を現場で行動(アウトプット)していると、自分の指導や子どもたちへの声掛けの仕方などが「本当にこれでいいのか?」と迷いが出たり、不安になったりする瞬間が出てきます。
「偉そうなこと言ってるけど、これってあってる?間違って伝えてないか?」

なので、自チーム以外の業界関係者の方からも色々とお話をお聞きしたり、新しい知識や考え方などを吸収したい欲が日に日に高まってきていました。

待ちに待っていた上質なインプット

普段からYouTubeやTwitter(X)などで、バスケに関わる情報は随時チェックしていたりします。少なくともチーム内では一番インプットしていると思っています。
が、一方向のメディアやSNSからの情報では、こちらが求めていることや知りたい知識から少し外れてしまう事もしばしば。「今知りたい事」になかなかアクセスできなかったりします。
活動していく上での疑問や不安に共感してもらえる場所、解決方法やヒントを得られる場所として、やっぱり講習会などは最適だなと感じていました。
そんな状況なので、C級コーチ講習会の募集がかかった瞬間に申し込みを済ませました。
本当に心待ちにしていました。

自分自身が「有名コーチ」になった日

C級コーチ講習は3日間。3週にわたって開催されました。地元から車で1時間ほどの県中部の体育館施設で、一日みっちり講習です。
初日に、参加されている先輩コーチの方々に挨拶を済ませると、「U12で活動してたらもちろん知ってますよ!」とまさかのリアクションをされる!!
「そりゃ県1位のチームですから、そこで活躍されるコーチはみんなが知ってますよ」とのこと。

一番下っ端で誰にも存在を知られていないと思い込んでいましたが、すっかり有名人になってしまったようでした。

まさかの状況からのスタートでしたが、講習ではみなさん真剣そのもの。そして、みんながあらためて口をそろえます。「バスケ楽しいわ~!」
みんな根っからのバスケ好きです。そんな人たちが集まるC級コーチ講習会初日でした。

気になる講習の内容は

3日間の講習の中で、初日だけはずっと会議室での講習でした。しかも、ほとんどバスケ関係のない講習です。
ネタバレしない程度に書くと、初日は「コーチングの意味」を深堀していくのがテーマです。
本当の意味でのコーチ、コーチングというものはどういったことか。
スライドを使ったり、トランプやけん玉などを活用して、「え?なんの研修??」というような、とても興味深い講習初日でした。

2日目、3日目は体育館で実践です。
実際に自分で考えたオフェンスのセットを参加者のみなさんに披露し、その場で実践していただく。初日に学んだ「コーチング」を早速ここで実践する。
セットプレーがどうこうではなく、「コーチング」ができるかどうかです。
ただ、皆さんが披露してくれるセットプレーがとても素晴らしく、めちゃくちゃ勉強になった実践講習でした。

素晴らしい参加者との交流

講習会の一番の収穫は、同じ地区の指導者仲間、同じカテゴリーの指導者仲間ができたことです。仲間なんておこがましいほど大先輩(地区の協会理事の方とか)もおられます。

でも、志を同じくする仲間として、気軽に声をかけていただいて、それだけでも光栄です。
この講習会での合言葉は「前のめりな姿勢」。参加者全員が、自分の経験や不安をしっかり自分の口で発言し、周りの参加者がそれぞれの立場で想いを回答してくれる。
もちろん参考になる貴重な意見も、少し当てはまらないことも、色々と前のめりに、自分事として向き合ってディスカッションが行われました。
本当に有意義な時間を過ごすことが出来ました。

D級コーチの皆さんへ

皆さん、ぜったいにC級コーチ講習を受講してください。
わたしがかつて、バスケのことを嫌いになった原因の教師のような、一方的に自分の考えを押し付けるような指導者の方は、このJBA公認のライセンスの中には存在しません。

少なくとも、C級まで目指す志の高い指導者さんは皆さん素晴らしく、私と同じような「古い指導」からの変革を目指している方ばかりでした。
なにより、みんなバスケが大好きなメンバーです。
バスケ業界がこんな指導者の方ばかりであれば、きっと高校生だった当時のわたしも、バスケを嫌いになることなく、もっと上を目指して活動を続けられていたんではないかな、と思います。

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