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バスケコーチ体験記 #2 就任直後から地区予選まで

ミニバスコーチに就任したのが9月中旬。チームは10月にある秋の公式戦(全国大会につながる県大会の地区予選)に向けて、追い込んでいる最中でした。
いくら知識と経験がそこそこあるとはいえ、途中から入った人間がチーム練習に口出しするのはよくありません。
まずは、自分にできることを探します。


ミニミニを担当する


ミニバスは小学校1年生から6年生までメンバーがいます。当然、6年生と1年生では身体能力が違いすぎます。同じ練習メニューなんてできるわけがありません。
でも、下の子たちに練習メニューを合わせすぎると、そのチームは競技力が上がってきません。
ミニバスではこの課題が毎年つきまといます。
初年度(2022年度)チームは、6年生9名、5年生8名という大人数でした。
試合に出るメンバーは6年、5年、それ以外はウォーミングアップが終わればステージに上がってドリブル基礎練習。
ステージ上を見てみると、いつもコーチからの指示がなく、遊び始めてしまって怒られる4年生以下のメンバーが居ました。
下級生も、指示もなく放置されちゃっているので、怒られるのはかわいそう過ぎます。
わたしの娘も当時3年生でしたので、「誰も観る人いないなら、自分に任せてください!」という事で、コーチ就任後すぐにミニミニ(4年生以下のメンバーをミニミニと呼びます)を担当することになりました。

まずは挨拶から


はじめて練習を任されたとき、「このひと誰?」ってなると思います。まずはしっかり挨拶して、自己紹介してから練習を始めました。

「S(娘)の父親です。監督さんから頼まれてコーチをすることになりました。楽しくバスケをしていきましょう!」

「バスケは走りながら声を掛け合うスポーツだから、練習中や返事もちゃんとしましょう!将来仕事するときにも役立つよ!」

「集合!って声がかかったり、フエが鳴ったら、ダッシュで集合ね!」

一番はじめの練習の時は、こんなことを話しました。
「挨拶」、「声出し」、「集合」の練習です笑。

基礎練、基礎練、基礎練


ステージ上では毎回ドリブルやハンドリングをさせられていたミニミニたち。
ドリブル基礎練習は嫌いだったわたし。いきなりドリブル練習やって、と言われても、教えたこともなければ、そもそもドリブル苦手^^;
「オレはドリブル練習とかサボってきちゃった人間なので、多分みんなの方がドリブル上手です!だから、一緒に練習するけど、みんなが普段どんな練習しているか教えて!」
そんな調子で、子どもたちとの距離をつめて、練習メニューを教えてもらいました。
ただ、ドリブルももちろん大事だけど、パス練習とか、パス(シュート)ミートとか、ディフェンスのフットワークとか、コート外でも出来ることはまだまだたくさんあります。

毎回工夫して、それこそYouTubeで練習動画をたくさん見て、「これやってみよう!」とメンバーに声をかけながら練習を頑張りました。
当時よく見ていたYouTubeチャンネル


そんなこんなで地区予選が始まる10月末までの1か月を、ほぼほぼステージの上でドリブル練習をして過ごしたのでありました。


つづく

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