LINE謎【Plain 15 Ver.B】制作日記
こんにちは、ビーサーと申します。
こちらの記事では、2023/7/15に公開したLINEで遊べる謎解き【Plain 15 Ver.B】の制作日記を書いていこうかと思います。
当たり前ですが、Plain 15 Ver.BならびにPlain Ver.Aのネタバレが大量に含まれていますので、
まだプレイしていない方は以下から是非どうぞ。
(全部の答えが見れるので、お気軽に)
Ver.A
Ver.B
以下、LINE謎のネタバレが含まれます。
ここからネタバレ
大枠
まず、各問題の答えを言い換えます。
そして、その言い換えを問題番号を2進数表記したものと対応させると、1となっている箇所では同じ文字が使われている…というものでした。
(文章で説明するのは難しいですね……下の図を参照してください。)
これを思いついたのはVer.Aを思いつた後で、次に作ろうとしていたPlain 16の案を考えているときでした。
16=2の4乗だから2進数で何かできないかと思いつく
よくよく考えると16は2進数で10000(2)だから最終問題のみ5桁となって浮いてしまう
1問少なくして15問にするといい感じに収まりそう
という経緯でVer.AとVer.Bの二つが生まれました。
AとBは思いついた順にとりあえずつけたものなのですが、いい感じにAはAnagramのA、BはBinaryのBとこじつけることができたので満足しています。
(ちなみに"A is for XXXXXX"の言い回しは零狐春さんの謎解き王トーナメントの各ブロックからいただきました。)
最初は「合格」を最終解答にしようと思ったものの、「うかく(羽客、仙人のこと)」・「ごか(午下、昼下がりのこと)」と自分も知らなかった語彙レベルが高い答えが2つ誕生したため、「うかく」をなくした「豪快」を最終解答に変更しました。
(言葉探しの旅を続ければ納得する言葉を見つけることもできたのでしょうが、そこは完全に妥協しました。)
15問目について
最終的に出来上がった15問目は以下のようなものでした。
ですが、元々は8問目と同じような見た目にしようと思っていました。
「過去の問題が似た状態で現れる」という最終問題が好みなので、原案はこういうものになっていました。
ただ、よくよく考えたらこれは3と5と9問目さえあれば解ける状態になっており、「1~15が全部2進数に則っている」という一番気づいてほしいポイントに気づいてもらえない可能性がありました。
なので、2進数であることをほのめかしながらも、一番のポイントに気づいてもらえるように調整したのが今の15問目になります。
(最後まで「問目」という部分をつけるかどうか迷ったのですが、前作のPlain 14のラス謎がインパクト重視にしすぎてかなり難しかったようなので、全体的にわかりやすくするようにしました。)
小謎
全部の小謎を取り上げているととんでもない分量になってしまうので、
ここでは個人的にお気に入りの小謎を取り上げます。
1問目としては少し重めかもしれませんが、「いのしし」という答えが決まっている以上「イの獅子」という言い回しをどうしても使いかったからできた謎です。
ウエストが腰、西になってそこから獅子が導けるのも個人的に気に入っています。
スケルトンのリストが貝の名前
答えがシェルになる
目解きできる難易度
この3点が気に入っています。
特に3点目ですね、過去の傾向からメモ必須の難易度のパズルは離脱率が高いことがわかっていたので、できるだけ簡単にしました。
「じゃぁこいつはどうなんだ」と思われるかもしれませんが、
これは「かざぐるま」さえ埋めてしあえばそれだけで文字が拾えるので
ギリギリ許容範囲かなと思っております……
(ホントは「金星」も「きんぼし」「きんせい」で2つ使いたかったのですが、うまくいきませんでした……)
でも、結果として「金星」と「風車」「牧場」で文字の太さが違うことから「風車」「牧場」は2つの読みを使うという気づきへの糸口になったのではないかと思います。
10問目の「ひるさがり」と「〜が〜」という単語が連続したので
「これはもう使うしかないだろう」と思い、こうなりました。
「かんち」を含む言葉を探したところ、「中間地点」が見つかったので
ちょうど15問の中間地点に位置する8問目にて「この問題は中間地点です」
と違和感なく伏線を持たせることができたのではないかと思います。
それだけだと難しいかなと思い、缶チューハイのイラストも添えましたが
いかがでしたでしょうか……
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
とりあえずPlain 16までは作成しているので、次回作も楽しんでいただければと思います。