乳房ケア「BSケア®」のセミナーをモンゴルで開催!出発を前に高ぶる想い
NPO法人BSケアは、2024年6月25日(火)と6月26日(水)の2日間、
モンゴル最大級の産科関連施設「モンゴル国立母子健康センター」(ウランバートル)で乳房ケア「BSケア®」セミナーを開催します。
モンゴル国では出生率が高く母乳育児が盛んです。
このセミナーでは、現地の医療従事者に対して、赤ちゃんの母乳吸啜に基づいた乳房ケア「BSケア®」の理論と実技を伝えます。
海を越え、国際支援の新たな1歩を踏み出します。
その出発に先立ち、BSケアプレゼンター®の緒方さんに、モンゴル現地セミナーに対する想いを綴っていただきました。
セミナー詳細
※BSケアプレゼンター®とは当法人により認定された信頼できる母乳育児支援者(助産師)です。
モンゴル慈善活動への出発を前にして高ぶる想い
今回モンゴルセミナーに同行する、BSケアプレゼンター®の緒方理佐です。私がBSケアプレゼンターとなり早4年が経とうとしています。私がプレゼンターとなってから、寺田先生、浅野先生(BSケア開発者)は、いつも世界へ目を向けられていました。
2022年にベトナムの医療従事者へのオンラインセミナーが開催され、昨年2023年12月には、モンゴルの医療従事者へのオンラインセミナーが開催されました。
その開催後すぐに、現地セミナーが実現するかもしれないことを知り「ついていこう!」と即決しました。
もちろん、即決の裏側には「同行するにはまだ未熟ではないか」「モンゴルという国をよく知らないのに即決して大丈夫か」など不安な気持ちもありました。しかし、寺田先生と浅野先生の「BSケアをモンゴルへお伝えしたい!」という強い思いに触れて不安な気持ちは一蹴されました。
今回一緒に現地に向かうBSケアプレゼンターも、皆ワクワクしていて、私も今から楽しみでしかないです。
今まさしく、日本以外の土地にBSケア®️がリリースされようとしています。「その瞬間を目撃できるなんて」と、歴史的瞬間に立ち会える喜びを感じています。そして何よりモンゴルのお母さま方へBSケアをお届けできることを何より嬉しく思います。
BSケアに出会えて、プレゼンターとなり、開業時のあれやこれや辛いときも涙するときもありましたが、ここまで頑張ってきて良かったなと感じています。
モンゴル行きに際し、置いていく家族の心配もありますが、快く背中を押してくれ不思議と家族のスケジュールも整うという幸運。
今までの私の人生の色々に全てに感謝しながら今の私に鼓舞!
「体調管理に気をつけて目を見開いてモンゴルでの景色すべてを焼きつけるんだ!!」
ということで楽しく高ぶる想いいだきつつ
「行ってまいりまーす!!」
お母さんと赤ちゃんのために
「BSケア®」は、2002年に誕生した乳房ケアで、赤ちゃんの母乳吸啜を手で再現することにより、お母さんの乳房の反応を引き出す手技です。
産後のお母さんたちの「乳房マッサージが痛かった」「食べるものをきつく制限され、栄養失調になりそう…」という言葉をきっかけに、
心身共にお母さんに痛みや負担与えないことを目指し理論と実技を確立しました。
今回のモンゴル国でのセミナー開催のきっかけは、
あるモンゴル人小児科医の女性の強い希望に基づいています。
彼女は北海道で出産した義娘の乳房ケアに同行し、
「BSケア®」によって、やさしいケアで乳房に生じた現象(母親の訴え)が解消される様子を目の当たりにしました。
そして、このケアをモンゴル国に広めたいという思いから、
現地の医療機関や行政に働きかけて実現しました。
この施設でのBSケア®のセミナー開催は、2023年12月3日のオンライン開催に続き2度目です。念願叶っての現地開催が実現します。
セミナー開催後も、モンゴルの医療現場でのBSケア®と母乳育児支援の定着を目指し、継続的なフォローを行います。現地の受講者の実践状況の調査や支援を通じて、母子の健康と母乳育児の推進に貢献していきます。