Rローズトゥロード TRPGリプレイ「ある語り部の物語」 その2

GM「それではまず、自己紹介からいきましょうか」
レオノラ「自己紹介?……えーっと。私からで良いのかな……?」
プリム「はい、どうぞ、どうぞ♪」(にっこり)
レオノラ「はいっ!……れ、レオノラっていいますっ!!(←やたら元気に)」
レオノラ「年は16歳。流浪民の出で、昔は“赤月雑芸団”に所属の踊り子でしたっ!」
レオノラ「私のお母さんが、一座でも花形の踊り子だったので、私も後を継ぎました。」
レオノラ「でも、友達と喧嘩しちゃって、色々誤解もあって、一座から離れちゃいました。」
レオノラ「その友達も踊り子で、……まあ、ライバルだったから……色々あったっていう感じですね。」
レオノラ「それで、ずっと踊るのが怖くって、暫く王の道をぶらぶらしてたけど、今は少しずつ平気になりました。」
レオノラ「また、舞台に立てるようになるために、また踊りの練習をしなおしています♪」
レオノラ「だいぶカンは戻ってきましたよー。(と言ってくるくる踊る)」
レオノラ「……ええと、私からは、以上です。」
GM それでも踊りから離れることができなかったと。踊りが本当に好きなんですね。それでは次の方
プリム「次はわたしの番ですね」
プリム「わたしはプリムローズと言います。15歳の丘小人の女の子です」
プリム「海の街イゼルダの出身で、丘小人の両親とは幼い頃に死に別れ、風の結び手の人間のおばあさんに拾われました」
プリム「それでそのおばあさんの元で、風の結び手として修行し、現在は王の道を旅しています。
プリム「称号は、[旅人]と[月兎の瞳]と[風の結び手]です。」
プリム「SGLさんのGMのセッションにわたしが参加するのは、これが2回目ですね。」
プリム「それではどうか宜しくお願いします(ぺこん)」
GM 丘小人ですが、魔法も習得されているんですね。なかなか面白い2人になりました。それでは、はじめたいと思います


物語はどこからきて
どこに向かうのだろうか
それを知るものはどこにもおらず
存在するは、物語を聞く者と
語り部のみ

 
RtoLオンラインセッション
「ある語り部の物語」

GM さてさて
GM 旅人である二人は、大都市ギュノロンに来ています
GM 時刻は夕方、日も沈もうという頃
GM となれば、まずしなくてはならないことがあります
GM といったところから、スタートです
レオノラ 宿探し中ってことですね。(笑)
GM 察しがいいPLは大好きです(笑)
レオノラ「……うーん。ぼやっとしてたら遅くなっちゃいました……」
レオノラ「街についたはいいけど。……え、ええと……。ここどこだろう……」きょろきょろとしています。すごい勢いできょろきょろとしていますっ。
プリム「あの……おねーさんも宿を探しているのですか……?」
レオノラ「……はい?」 声をかけられて振り向く。
GM 振り向いた先には誰もいない
レオノラ「……そ、空耳っ??」
プリム「良かった……わたしも宿を探しているんです……。って、下、下ですよっ!」
レオノラ「へ?下??……あっ」
GM 下をみると、丘小人が(笑
レオノラ 視線を下に向けて気づきます。
プリム「はい♪。こんにちは、おねーさん♪」(にこっ)
レオノラ「小さい人だったんですか。はい。そうですよ。ただいま絶賛宿探し中ですっ」ぺこっと丁寧にお辞儀をしますね。
プリム「良かった……わたしも宿、探しているんです。良ければ一緒に探しませんか……?」
レオノラ「あ。それ、すごく助かっちゃいます。……私、宿さがそうにも、ここがどこかもよくわかってなくって」
プリム「えっと……とりあえず、繁華街の方、行きましょう! こんなところうろついてても、宿は見つからないですよ~」
レオノラ「……確かに」
プリム「じゃあ、こっちです……多分♪」(とてとてと歩き出す)
レオノラ ついていきますね。「あ、私はレオノラって言います。旅人です」
プリム「わたしはプリムローズ。どうかプリムと呼んでください♪私も旅人ですよー」

GMのわずかな導入で意図を察してRPしてくれるPL達(笑)
本当によく訓練されたPL達です

GM では、そうやって歩いていくとちょうどよく、酒場兼宿屋が見つかります。
GM 看板にはぐるぐるぐると螺旋を描くような絵があり、ノルダレア語で宿、と書いてありますね
プリム「こんばんはー! 泊めてくださーい!」(扉を開けて、まず中に声を掛ける)
GM 扉をあけると、喧騒が一気に吹きしてきますね
プリム「えっと、えと、えと……」(中をきょろきょろ見回す)
GM  荒くれ者、行商人、傭兵、職人、さまざまな人が酒を飲み交わし、赤ら顔で笑い、時には怒り、楽しそうにしています
レオノラ「すごく賑やかな場所……」
ウェイトレス「あ、いらっしゃーい。お食事ですか?それとも泊まりー?」
プリム「はいはーい、泊まりです。2人、泊まりですっ!」
レオノラ「それと、ご飯も……(グーーーーーーッ)」
プリム「はい♪。ご飯も、ですね♪」(くすっ)
レオノラ「……う、うぅ。…なんて正直な反応を……」
GM「はーい、お2人さんですねー。えっと、空きがいま1部屋しかないんで、同じ部屋になりますがいいですかぁ?」
プリム「はい、その代わり、部屋代はまけてくださいね、ウェイトレスさん♪」(にこっ)
ウェイトレス「しっかりしてますねー。じゃあお食事の飲み物の、最初の1杯は無料にしておきますー」
プリム「わーい♪。ウェイトレスさん、はなせる~♪。有り難う!」
レオノラ「ありがとうございます」雑然とした店内を奥のテーブルへいきますね。
プリム「よいしょ、よいしょ……」(椅子によじ登って、足をぷらぷらさせている)

ファンタジーでお馴染みの酒場兼宿屋
ローズトゥローズはオーソドックスなハイファンタジーな世界観なので
この辺りのイメージは共用しやすいです。
宿についた2人は早速、晩御飯を注文します

ウェイトレス「今日の定食は3種類。鳥の香草焼き定食、川魚のきのこ煮定食、じゃがいもとソーセージの盛り合わせ定食ですぅ。どれになさいますかー?」
レオノラ「うーん。鳥の香草焼きも川魚も捨てがたいっ……いや、ここはソーセージもっ……」」
プリム「うーんと……じゃあ、わたしは川魚のきのこ煮定食にしまーす♪」
レオノラ「じゃあ、私は鳥にしますかね。私、迷うとキリがないですから」
ウェイトレス「お飲み物はどうなさいます?」
プリム「飲み物は……えっと、ミルクをください!」
レオノラ「私はお茶がいいです。暖かいの、ありますか?」
ウェイトレス「薬草茶でいいですか?当店特製のがありますよ。常連の薬草師さんが、いつも調合してくれるんです。疲れがとれると評判なんですよー」
レオノラ「へぇ。体に良さそうですね。……うん。それにします」
ウェイトレス「わかりましたー、お飲み物はすぐお持ちしますねー」そういって、ウェイトレスはバタバタと厨房にかけていきました
レオノラ「……この後デザートも食べちゃおうかなぁ。久々に大きな町に来たし……でも、体重落とさないと、踊る時にキレイに飛べないしなぁ……」
酔っ払いA「それでよぉ。ちょっと贅沢をって言ったら、うちの嫁が一気に太ってなぁ」
酔っ払いB「馬鹿いえ、おまえさんとこの嫁は、前からあんなんだったじゃねぇか」
レオノラ「Σ贅沢!?……太るッ!?う、うぅ……。ここはやっぱり我慢するべきでしょうかっ」
GM とかやってるうちに、飲み物と食事が運ばれてきます。味は並ですが、ボリュームはかなりありますね。女性だとちょっときついかも?、ってくらい
レオノラ「う、……我慢しますよ。私は我慢できる子です」
プリム「レオノラさんは我慢するんですね。わたしは遠慮しないでたべまーす♪。いただきまーす♪」
ウェイトレス「本日のデザートは、とれたてのフルーツの盛り合わせですぅ。ギュノン森林から直送ですー。特に久々に入った梨がですねー」
プリム「うわー、この梨……凄い瑞々しくて、おいしいですっ! 取れたての新鮮な梨みたいな味ですっ!」
レオノラ「……果物なら、カロリー低いし……(しゃくしゃくしゃくっ美味しいッ)」

こういった食べ物の描写というのは、生活感がよく出て、異世界にいるというイメージを作りやすいです
フレーバーを出すにはおすすめのテクニックですが、お腹が空いている時にやると全員にダメージがくるので注意が必要です(笑)
さて、RPを楽しむPLと食事にありついたPC
いい感じにリラックスした彼女達にイベントが発生します

その3に続く


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