Rローズトゥロード TRPGリプレイ「ある語り部の物語」 その3

GM では、そうやって、2人が夢中で梨を食べていると
酔っ払い「おーい、そこのねーちゃん。こっちで一緒にのまねえか?」
レオノラ「……へ?」<声かけられてきょとんとします。
GM 声のほうをみると、赤ら顔のおっさんが、手招きしてます。
レオノラ かなり困った様子で、酔っぱらいのおじさんを見ますね。
酔っ払い「へへ、甘いもんがくいてぇなんなら奢ってやるよ。なんなら、そっちのちっこいのが一緒でもいいぜ」
プリム「わたし……ですか……?」(きょとん)
GM 結構できあがってる感じのおじさんですね。同じテーブルに2人の若い男を連れています。男達は申し訳なさそうな顔でレオノラをみています
レオノラ 困った顔をしています
プリム 首傾げつつ、のんびりとその顔を見てる
酔っ払い「あんたら旅の人間だろ?へへっ、こういう時は地元の人間と親交を深めるべきだぜ。へへ」下品な笑いをうかべながら
レオノラ「初対面の人にイキナリ奢ってもらうのも悪いですし~……」うぅ。困りました。……私の苦手な感じの人ですっ
プリム「いかないの……? 断る?」
酔っぱらい「どうした、別に迷うこたねぇだろ?とってくいやしねぇよ。そんなテーブルに座ってないでこっち来いよ?」

酒場にありがちなトラブル
断って揉めるようなら予定していたイベントを進められる
そう、考えていたGMでしたが……

レオノラ「うーん。……ちょっとだけお話して、早めに切り上げる感じにしますかね」
プリム「はーい♪」(ぴょこんと椅子から降りる)料理をしっかり両手に持って、テーブルを移動
レオノラ「あ、……今行きますねっ」気は進まないけど流されるみたいに、オジサンたちのとこへ行きます。
GM じゃあ、若い2人が、恐縮した感じで頭をさげます。
レオノラ うーん。どんな感じの人たちです?こう、同じ職場の上司と部下みたいな?
GM まさにそんな感じですね
GM そんなことにはまったく気づかず、おじさんは、ばんばん、とレオノラの肩を叩きながら酒を勧めてきます
レオノラ「……お酒ですか?……私、あんまり飲めないしっ……」
酔っ払い 「ほら、ねーちゃん、乾杯だ。こうやって、旅の疲れは癒すもんだ」
GM とくとくとくと、グラスについでレオノラの前に
レオノラ 「はぁ……。え、えーっと。じゃあ、1杯だけ」飲みます。><
GM 身体で12で判定してください。そこそこ強いお酒です(笑)
レオノラ(ころころ)身体ロール=16(成功)
GM 余裕か(笑) 
レオノラ 何気に身体は10ありました。ファンブル以外成功です(笑)コレであんまり飲めないって……。(笑)
酔っぱらい「お、なかなかいける口じゃねぇか。いいね、やっぱり酒はそうやってのまねぇと」
レオノラ「うーん。……あれ?意外と美味しいかもっ……こう、五臓六腑に染み渡る的な……?」
酔っ払い「わかってるねぇ、ほら、もう一杯」
レオノラ「はぁい。……あ。おじさんももう一杯どうぞっ」
酔っ払い「おう、ありがとよ」
レオノラ えっと、そっちの人たちとプリムさんは?
プリム「あたしは食べるので忙しい♪」(ぱくっ……もぐもぐもぐ)
男たち「あ、ありがとうございます」控えめにちびちび
レオノラ「かんぱーいっ」再びごくごくっ
酔っ払い「で、ねーちゃんはどこからきたんだー?」
レオノラ「私ですか?えーっと、ここに来る前は、シルヴァニウムから来ましたー。でも、故郷とか出身地とかそういうのはないですねー」ちょっとふわふわと気分がよくなりながら。(笑)
酔っ払い「ほー、ずいぶん、遠くからきたんだなぁ。女1人じゃいろいろ大変だったろう」
レオノラ「んー。大変ってことはそれほどないですね。何だかんだで旅慣れてますから~」
プリム「おじさんたちはどこから来たの~?」(もぐもぐ)
酔っ払い「俺達は、生粋のギュノロンっ子さ」

あれ、すっかり意気投合しちゃいましたね(笑)
GMとしてはここで揉めて事件を起こそうと思っていたのですが
しかし、まぁほぼほぼフルアドリブなセッションです。流れに任せましょう
そう、思ったところでプリムが行動にでます

プリム GMきょろきょろとこのテーブルを注目している客がいないか、店内観察していいですか?
GM(お、いいことに気づいてくれた)反応12で判定してみましょうか
プリム(ころころ)反応ロール=25(成功)
レオノラ さすが丘小人ですね
GM(高いなぁ)成功です。店の隅でフードを被った人間がこっちをじっと伺ってるのに気づきました。
プリム「………………んっ?」(一瞬目を走らせるけど、直ぐ、料理に目を戻す)
GM「ふむ」(ここでは何もしかけないか、ならば話をすすめましょう)
酔っ払い「ひっく、ひっく……zzzzz」
プリム「……寝ちゃいましたね」
若い男「すみませんね、、親方酒癖悪くて、、だけどちゃんと付き合ってくれてありがとうございます。」
レオノラ「うーん。怖い人かなって最初思ったけど、悪い人じゃあなかったですし。」
若い男「いつもは邪険に扱われて大暴れしてたんで、、本当ひやひやしてたんですが、たすかりました」
レオノラ「親方、という事は、職人さんですか?」
若い男「ええ、鍛冶屋をやってます。鍋なんかの日用品ですが、何か入用でしたら、長靴通りにある工房までいらしてください」
レオノラ「なるほどなるほど。鍛冶屋さんですね」
若い男「それじゃ、あっしらは、親方つれて帰りますんで。あ、食事の代金はこっちでまとめて払っておきますね」
プリム「はーい♪。有り難うございまーす♪」と、はしゃいでみせてから、さっきの人がまだいるか確認に目を走らせる
GM では、男2人は代金を払って、入り口からでていきました。フードの男もそれを見届けて、すっと外に出て行きました
レオノラ「何だか得しちゃいましたね。ご飯も食べたし、今日はそろそろ寝ちゃいましょうかね」
プリム 「~♪」(椅子から降りて、そのまま外へと嬉しそうに歩いて行く)
レオノラ「あれ?プリムさん……?」
プリム「先、寝ててねー♪」(レオノラさんに手を振って、そのまま外へ)
GM 外にでていくプリムの小さな背中がみえました
レオノラ「あ。はい……。食後のウォーキングかしら……?」(笑)すぐ寝ると牛になるのはわかってる! だけど、私は寝ます!

飛んで火にいる丘小人(笑)
プリムの行動のおかげで思いがけず、予定通りの展開に持ち込むことができそうです
こういうファジーなところはアドリブセッションの醍醐味の1つですね

プリム「さてと……あの人、何者だろう……?」(とてとてとフードの男を尾行する)
GM では、フードの男は、すっと裏通りにはいっていきました
プリム「う、うん? うーん?」(そーっと裏通りをのぞき込む)
GM 誰もいません
プリム 「あ、あれ~?」(きょろきょろとゴミ箱の蓋を開けて中を覗いてみるね)
GM さすがにそんなところに人はいませんねー(笑)
プリム「逃げられちゃったみたいですね……」
謎の声「いったい、誰にだね?」
プリム「は、は、は、はいっ!?」(ぎょ)
GM 身体20で判定をどうぞ
プリム(ころころ)身体ロール=11(失敗)
プリム 失敗です><
GM では、すっと、霧のようなものがプリムをおおったかと思うと
GM プリムは意識を失いました
レオノラ Σプリムさーーん!?
プリム 丘小人は毒は無効ですけど……
GM ああ、そんな能力ありましたね。でも、これは毒ではないので
プリム 分かりました!

一方宿に残ったレオノラ

GM というわけで、レオノラさん。プリムがいつまでたっても帰ってきません
レオノラ じゃあ、夜遅くなってから、おかしいなぁ、と思いますね。
GM では、そうやっていると、カツンカツン、鎧戸を叩く音がします
レオノラ 鎧戸ってことは窓の?
GM ええ
レオノラ 「うん……?風でも強くなってきたかなぁ」 がちゃ。オープン!窓を開けました!
GM ぎょろっとした目のフクロウが
レオノラ「うひゃ!?」って、フクロウ??
フクロウ「ほぉーっ」
GM ばたばたばたばた フクロウは白いものを窓に投げ入れて飛び立っていきました
レオノラ「……うん??」拾い上げてみますね。
GM 丸めた羊皮紙みたいです
レオノラ「手紙かな?」開いてみます。

好奇心 丘小人を殺す
救えるは踊り子のみ
ある語り部より

レオノラ「何これ……?タチの悪い悪戯……?」一旦手紙をテーブルの上においてベッドに腰掛けるけれど。
GM なお手紙には、地図らしきものが描かれています
レオノラ「…………」
レオノラ「……うん。ちょっとだけ行ってみようかなぁ」悪戯なら悪戯でそれでいいしっ
GM 分かりました。ではレオノラは夜の宿をそっとでます
レオノラ 荷物をさくっとまとめてその地図の場所へ!

その4に続く

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