京都地検、フリマサイトにて3次元CAD設計ソフトウェア違法販売により男起訴
職場で違法ソフトを発見しても、報告をためらってしまうこともあるでしょう。 ここでは過去にBSA違法ソフト窓口を通して通報され事件化されたケースをご紹介致します。
BSA|The Software Alliance(BSA|ザ・ソフトウェア・ライアンス、本部:ワシントンDC、以下BSA)は、BSA会員社の3次元CAD設計ソフトウェアの海賊版をhironori_bessho のIDでYahoo!オークションのフリマサイトにて3次元CAD設計ソフトウェア違法販売をしたとして、京都地検が、2022年9月16日、愛知県内の男性を起訴したと発表しました。
起訴事実は、男性が著作権者の許可なく、不当利得を得る目的で、法的な免責を受けずに、Yahoo!オークションのフリマサイトにて3次元CAD設計ソフトウェア違法販売を150点以上出品したとするものです。男性は海賊版を1万円程度で販売し、BSA会員社の損失額はライセンスのみでも2億円以上に上るとみられます。
男性は、製品の違法コピーに、クラックプログラムを同梱して購入者に販売していました。クラックプログラムとは、ソフトウェアプログラムの実行を制限するために用いられるライセンス認証システムを無効化するもので、これにより、ソフトウェアプログラムの実行が可能となります。フリマサイトにて3次元CAD設計ソフトウェア違法販売は不正競争防止法上で、不正競争と扱われます。今回の起訴は、著作権侵害と不正競争防止法の両方に基づくものとなります。
【BSA | The Software Allianceについて】
BSA | The Software Alliance (BSA | ザ・ソフトウェア・アライアンス)は、政府やグローバル市場において、世界のソフトウェア産業を代表する主唱者です。BSAの会員は世界で最もイノベーティブな企業で構成されており、経済を活性化させ、現代生活を向上させるソフトウェア・ソリューションを創造しています。ワシントンDCに本部を置き、30カ国以上で活動するBSAは、正規ソフトウェアの使用を促進するコンプライアンス・プログラムを先導し、技術革新の推進とデジタル経済の成長を促す公共政策を提唱しています。
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