今の仕事は死ぬまで続けたい仕事ですか？
好きとできるは違う
学園長は美容師の仕事をする中でふとこんなことを考えることがありました。
『美容師の仕事は楽しいし、お客さんを笑顔にできる素晴らしい仕事だけどこの先10年、20年現役で続けることってできるのかな？』
美容師の仕事はお客さんからしたらキラキラしていてかっこいい仕事のイメージがありますが、意外と体力勝負な所があって泥臭い仕事内容も多い。
楽しいという感情だけでは続けるためのモチベーションが維持できないのではないかと、20代のころから漠然と不安を抱えていました。
その漠然としていた不安の理由が、仕事を続けるうちにだんだん見えてきました。
・体力面の衰え
・美容室のビジネスモデルの限界
・人口減少のトレンド
・インフレと低賃金
これらの不安要素が見えてきました。
体力面の衰えはどう頑張っても避けられない。
年齢が上がるにつれて現場に立てる時間が減ってくる。
ケガや病気をしてしまった場合は若いうちでもきついけれど、年齢を重ねると回復にも時間がかかるでしょう。
更に美容室のビジネスモデルが、多くのお客さんに来店してもらいお金を落としてもらうことでしか売り上げが立ちません。
そのためには美容師は長時間働く必要があります。
しかし人間が稼働できる時間には限界があり、担当できる客さんの数も限界があります。
1人1人の単価を上げれば売り上げも上がりますが、それでもマンパワーに頼るビジネスモデルは天井が見えてしまう。
お客さんの相対的な数も減っていく世の中の流れもあり、美容室勤務・経営共に厳しい未来が待っていると学園長は考えています。
人口が減少する中で、サロンができる打ち手といえばメニュー価格の値上げがあります。
しかしそのうち手にも逆風が吹いている状態です。
日本政府は、年２％のインフレ率を目指していながらもまだまだ現状はデフレ経済。
【安い日本】と海外に言われるほど物価が上がっていきません。
物価が上がらない＝収入が増えていかない
このデフレスパイラルから抜け出せないまま、メニューの値上げに踏み出すのはお客さんの足を遠ざけ売り上げを落とす行為に他なりません。
年々客数減少・客単価の減少は深刻になってきています。
厚生労働省：美容室経営上の問題点別施設数の割合（複数回答）より引用
これらの事を考えるといくら好きでも、今の仕事を死ぬまで続けるのはリスクだなと感じました。
これは美容室に限らず、他の職種でも共通する問題です。
あなたが今やっている仕事は死ぬまでやりたい(やれる)仕事ですか？
将来を本気で考えてみる
現在の仕事に不満があっても
【現状を変えるのが面倒】
【慣れた環境のままいるのが楽】
【定年まではとりあえず大丈夫っしょ】
こんな感じで、本気で将来の事を考えている人は少ない。
確かに環境を変えるのにはエネルギーが要ります。
学園長も豆腐メンタルの持ち主ですので、オーナーに「辞めさせていただきます！」と言うまで時間がかかりました。
しかし、自分の将来を本気で考え快適な居場所を獲得するには行動するしかありません。
自分の今のスキルを活かした職場を探すのであれば、すぐに転職エージェントに登録し無料相談を受ける。
スキルを伸ばしたいのであれば現在の職場で積極的に資格取得に取り組む、平行して副業に取り組む。
なんにせよ行動しないと何も始まりません。
「でも時間ないし…。」
「でもすぐに転職とかは考えてないから」
「でもでも…」
でもじゃなくて、すぐやるんです！
人生の満足度を上げるには、自分の好きな事×長く使えるスキル×長く働ける環境について考え、地道に探していく。
失った時間は戻ってきませんが、これからの時間を有意義に使うことはできます。
一度自分の置かれている環境や家族構成、世帯年収など細かい部分にまで目を向けて将来のプランについて本気で考えてみてください。
選択肢は増やせる
本気で将来の事を考えると、変えなければいけないことが見えてきます。
・収入
・人間関係
・理念
・自己スキル
何が不満なのか、漠然と感じている不安は何なのかを自分自身が認識することで、そこからの行動が変わってきます。
・収入→転職をする、資格取得による収入アップ、残業で一時的に収入を上げる、副業を始める
・人間関係→部署移動願を出す、転職をする、第3者を含め話し合い
・理念→職場の理念と自分のやりたいことの共通点を探す、理念の合う職場に転職
・自己スキル→スキル取得のための時間を作る、講習に参加、書籍でインプット、オンラインサロンに入会
解決方法は人それぞれです。
今の環境で解決できるのか、離れたほうがいいのか、自分の努力で変えれることなのか他人に変わってもらわないといけないことなのか。
原因を追究して改善に向かうことが大切です。
現状を変えようとする行動が自分の経験の中での大きな財産となります。
実際、つらい人生の中でもがいてきた学園長も、その時の経験が今ブログのネタとなり発信することができています。
【人生で経験したつらい経験１００選】なんてブログでも余裕で書ける気がします。
行動することで自分自身が成長でき人生の選択肢が広がります。
悩んで耐えるだけの人生を終わらせましょう！
ではまた。
今回参考にした書籍↓
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