
【バトスピ】緑メタビート【雷契約&エメラルドフィールド軸】
挨拶とデッキについて
お久しぶりのnoteです。
今回はバトラーズランキングシーズン2の終盤(8-9月ごろ)から研究している緑メタビートを紹介します。
ずっと1人で回していたので、興味が湧いた方はぜひ開拓して欲しいです。【雷契約】以外の契約を軸にするのも可能な気がしていますが、研究時間が足りませんでした。

「碧雷」18枚(契約ランポ除く)
戦績
12月1日(契約編・真 第3章まで)
パレスカップ第4回(非公認大会)予選4位抜け→最終8位
1月18日(メガデッキブラフマーまで)
BOR2025 予選Cブロック5-2 予選落ち 予選15位
雑コンセプト
今回のメタビートは、
契約スピリットの阻害が得意な【雷契約】に、
契約神への「メタカード」を組み込めば、
両対応のデッキ組めるやろ!
って感じです。
コンセプト概要
【緑メタビート】です。メタで遅延し、基本性能が高いビートでひたすらアタックします。向こうも動けませんが、こちらも大して動けません。要するにデッキトップ勝負のゲームに持ち込めます。その状況になれば、単体スペックが高いカードが多いので、現代環境の大半を占めるコンボデッキに圧倒的優位になります。特に、創界神は存在がコンボなので刺さります。
今回のメタは『エメラルドフィールド』をベースに組みました。『エメラルドフィールド』は自分にも制約があり、構築に影響が出ますが、その効果は非常に強力です。ロック性能は禁止カードの『ヘクトル』を上回ります。詳細は後ほど。
先攻後攻選びは、【雷契約】ベースですがメタで遅延することが最優先なので、一部対面以外は手札にメタが見えてなくてもほぼ先行をとるようになりました。少しでも1ターン目にメタを引ける確率をあげることを優先しましょう。今、先行デッキ多いですし、先行とれるだけで遅延も狙えます。
といった感じで、メタの存在によって【雷契約】や【緑GS】とは回し方が少し変わるところは、この【緑メタビート】の特色だと思います。
しかし、メタだけ依存するのではなく、上記2種類のデッキタイプの特性もあることを意識し、メタを割り切ってビートすることも大事です。プラン切り替えが容易なのも、緑でメタビートをする大事な理由です。
採用カード
メタ
今回採用したメタは3種類。
以下、メタ性能が強力な順に並べてます。デッキ内のプランの優先度が高い順とも言えます。
①エメラルドフィールド

このデッキの主軸カード。
効果が多い上に難解です。順不同で概要を書きました。長いですが、流し見だとこのデッキの本質を理解しにくいと思うので、ぜひ読んでください。
使用後フィールドに置かれる。
相手のスピリットアタックによって自分のライフが減るまでの間、以下の2.3.の効果を発揮し続ける。お互い、効果以外でスピリットのコアが0個に出来ない。
要するに、ルールによるコア移動で0個に出来なくなる。ルールによるコア移動というのは、コストの支払いや維持コアですね。あと、【ミラージュ】セットや【チェンジ】【アクセル】の使用コストはルールでのコストの支払いになるので、スピリットのコアを0個にはできません。
動かせるのは、コアシュートや【突破覚醒】、「⚪︎コスト支払う」という効果、【煌臨】【顕現】のソウルコア移動など。お互い、ドローステップ以外で手札を増やすことが出来ない。
最重要(最重要)。
対象となる効果はドロー、オープン回収、トラッシュ回収、手札バウンス。現環境のあらゆる手札リソース札を腐らせます。
手元は増やせるので【甲獣】相手の時は泣いてください。あと、【チェンジ】みたいな入れ替え効果は手札増加に当たらないので使えます。
メインの仕事は、3.の手札リソースロック。最低でも相手の「メインステップ〜アタック時まで」の手札増加を防げます。唐突に相手のプラン崩壊するのでほんと強いです。契約神デッキのリソース用小型スピリットの役割を破壊し、ドローマジックは無と化します。
サブとしてコアロック。『エレクラム』と使用感はほぼ一緒。重疲労したスピリットのコアが退かせなくなるため、他のメタと重複し出すと致命的なロックが可能。塵も積もれば山となる、強い。
②インセクトミラージュ

創界神デッキへの大遅延カード。実質、『エメラルドフィールド』と2トップのメタです。
当初は『創醒の創界石』を入れていたのですが、こちらの方が対象範囲が広く、先行で貼れたときの制圧力が段違いで、緑シンボルも偉いです。『創醒の創界石』と両採用で4枚体制の時期もありましたが、腐りやすいので辞めました。
おまけ程度についている【ミラージュ】効果は、相手が『雷雲平原』ケアorとりあえず載せとけでフィールドにコアを置いてた場合に使えます。ライフで減ったコアは使われてしまいますが、『激覇ウォール』や『白晶防壁』のタイミングをズラせるので偉いですね。
系統:「刃虫」は『ビートランポ』と『エクレルヴェスパー』が持ってます。
デッキ構築の制約が大きいカードですが、このデッキでシンボルが消えるのは『契約ランポ』と『大滝』の4枚だけです。ランポは煌臨すれば関係ありませんし、大滝にシンボルとしての役割はそんなに求めていないので、立ち回りに問題がないです。
総括、【雷契約】と相性がいいカードですね。
③グラナバートの大滝(インクリース)

対契約スピリットの場合はメインメタ。珍しいカードではないので、ロック性能(以下、フリーズ)に関しての説明はなし。
このデッキだと弱いポイントが結構多い。
自分の『インセクトミラージュ』でシンボルが消える。
また、純正【雷契約】だと優秀なロックカードだが、このデッキだとC6到達が不安定かつ、重疲労札が『ビートランポ』『エクレルヴェスパー』『ビャクガロウX』『アントレスロストソード』『リバースフェザー』の15枚しかないため性能が落ちる。
しかし、インクリースで雑に捨てられる「碧雷」なのは偉い。
対契約スピリットならメタの優先度が高くなり、狙いに行くべき。例えば、「ランポ+大滝+ランポ+転醒」が1つのC6パターンなので、頑張って『ビャクガロウ』と『ロストソード』の転醒を目指しましょう。
逆に、契約スピリット以外の対面は不用意に配置すると、無駄にカウント増えたり、少ない『インクリース』のタネがなくなるので、本当に必要なときだけ貼りましょう。使うなら1コアブと1シンボルで立ち回り変わるのか考えましょう。
ビート
雷契約について
契約枠を【雷契約】にした理由は、
・耐性持ちバーストが強い環境なので、「バースト効果を発揮させない」を「碧雷」に配れるのは、ビートデッキとして優秀。
・メタがゲームに絡まないパターンのときでも、少ないパーツでのリサールルートが安定している。
・『リバースフェザー』が使える。
この辺です。
ランポ

契約単体で見たときのスペックが、十分に高い。ロック+lv3インジャの状況ができているのであれば、ランポで毎ターンこまめに殴るのも非常に有効。
注意点は、『インセクトミラージュ』でシンボルが消えること。
ビートランポ

基本スペックは高いので書くことなし。
メイン煌臨すれば『インセクトミラージュ』配置してても、シンボル確保できるようになります。
ランポが生きているのであれば、召喚も視野にいれてください。ゲームに絡むハンドリソースに限りがあるので、一打点増えるのは大きいです。あくまで視野に入れる程度で。
エクレルヴェスパー

トラッシュ利用するデッキを、さらにメタることが出来ます。単体だと致命傷にはなりえませんが、他のメタと組み合わせると強力に。例えば、『インセクトミラージュ』と重なると【ハデス】は絶望的。
数少ない防御札としての運用も大事です。
OC5達成が難しいときもありますが、総括すると【雷契約】よりも依存度が高いカードです。メタとの相乗効果を考えると、ビートランポを上回る性能になるときは多々あります。【雷契約】でメタビートする理由の1枚。
GS(オフェンシブ)
ビャクガロウX

このデッキの超絶切り札。
例えば、
後攻1『ランポ』+『エメラルドフィールド』
後攻2で『ビャクガロウX』
のパターンは、ハンデス+リソースロックによって、ほぼ詰ませられます。エメラルドフィールドが残っていれば尚のことです。
『インセクトミラージュ』でも相手のリソース札の使用が遅れ、創界神やネクサスの展開で止まるため、致命的なハンデスを通すことが可能。
注意点として、『エメラルドフィールド』があるときは、転醒後のバウンス&ライフバーンも使えなくなるので注意。
ロストソード

このデッキだとメタとのシナジーはなく、実戦で回していても強さを実感は感じにくいです。しかし、単体スペックが高いため抜けませんでした。重疲労かつ二打点、カウント1盛れるなど、代替カードがないです。
一番大きいのが、5コストの3コアブーストが可能なスピリットカードである点で、後に出てくる『インジャミーティア』を最速かつ安定してlv3で立てられるカードなのは唯一無二です。(コア計算の説明は長くなるので省略)
アルケー

このデッキ故に、ハンデス最強。
『ビートランポ』アルケー最強。
デッキの立ち回りも一切阻害なし。
なんなら、数少ない防御札として使える。
最強故に、1枚しか使えないので切りどころは慎重かつ大胆に。頑張ってください。
GS(ディフェンシブ)
インフィニットジャスティス(ミーティア装備)

このデッキと超シナジー。『エメラルドフィールド』を守れるバーストを探した結果、たどり着きました。
『エメラルドフィールド』は守られるだけではなくコアロック効果によって、相手がアタキャンするのを困難にさせる、『インジャミーティア』のサポート的役割もあります。つまり、半永久的なブロッカー(BP25000)(VPS装甲7)(ランハンデス付)です。このデッキは受け札がないので、大きな存在です。5コア乗せて遅延しましょう。
また、アタッカーとしても強いので、タイミングを見てアタッカーにシフトするのも大事です。
Mark.6カシウスの槍

ただでさえメタモリモリなのに、こんなの使われたらリソース差でゲボ吐いちゃいます。
強すぎて3枚も考えましたが、理性で2枚。この辺の枚数は、ハンドリバース系でディスカードした時の読み合いも相手だけ複雑化するので面白いですよね。
アタッカー、ブロッカーとしても十分強すぎるため、リーサルが見えるのであれば素出しも考慮してください。
ヴァーキュリー

悩み枠。
トップ勝負に持ち込むデッキという特性上、出来る限りデッキのスピリットの純度は高めたいです。『イスフィールxv』と混在させてる時期もありましたが、細かいコア計算でヴァーキャリーに軍杯が上がりました。
コンセプトにも書きましたが、【メタビート】ですが【緑ビート】特有の上振れ勝ちも狙うべきです。そうなった場合、「打点」「防御」「動きの補佐」の役割を器用に担えるのは『ヴァーキュリー』だなと思い、選びました。
しかし、開拓要素はいくらでもある枠なので自分なりに模索してみてください。
ハンドリバース系

「ハンドリソースロックするデッキなのに、ハンドリバース系が必要なのか?」という疑問を持っていた時期もありました。
結論として「必要だが、他の役割を持っているカードに絞る」という考えになりました。
必要な理由として、『エメラルドフィールド』が初手ドロー込みで来る確率は約28%であり、絡まない試合のほうが多いからです。。その場合、【緑GS】の動きにシフトチェンジするためにも必要です。ほかにも理由はありますが長すぎるので省略。
他の役割とは、『ナナフシ』は打点、『インクリース』はフリーズ、『リバースフェザー』は重疲労です。
いずれもこのデッキに欠かせない要素を底上げしてくれるため、評価が高いです。『エメラルドフィールド』があっても重要な役割を担ってくれます。例えば、ナナフシは合体しなくても1打点です。リソースが少ないこのデッキに置いて、この心は忘れないように。
デッキ構築について
現代環境デッキと、手札リソースの増加によるスケールの考え方が違います。
例えば、【激覇】は手札が少ない時は弱くて、手札が増えると加速度的に強くなります。
【緑メタビート】は手札が少ない時でもある程度の出力が出るが、手札が増えることによる強さの加速量は小さい。
だからこそ、トップ勝負に持ち込むと強いわけです。
なので、ハンドリバース系を使うかどうかの意識が大事で、引けばいいってもんじゃないです。手札の量ではなく、手札の質を意識してください。
構築の際もこの点の意識が大事です。コンセプトをベースにする発想は大事で、このデッキで下手にコンボとか目指そうとするのは間違いです。安定した強さと、結果論で生まれるシナジーが重要です。
最後に、おまけ。
このデッキの開発したきっかけの話です。
宮崎にて。地域代表がかかったシーズン2のバトラーズランキングを【ハデス】と【トルキャ】で走っていました。そしたらいつものメンツに、墓地メタの【シャック】や【レーヴ】を使われたり、逆に【トルキャ】されるようになりました。
僕の健気で可愛らしいデッキに勝つために、メタデッキを持ち込まれる。いじめられて可哀想な僕😢
なら、もっといじめ返そ❤️❤️💋
というわけで、その人たちに抗うために組みました。
「ハデスだと思う……??トルキャだと思う……??」
「残念、契約ランポ💚💚」という高度な情報戦。
宮崎勢はこの僕の愛を受け取ってくれる心広い人たちです💜💚💙
そんな成り立ちなので、当時からだいぶ型が変わりました。下に過去のレシピも載せておくので興味ある方はどうぞ。
ここまで読んでくださりありがとうございました。対面知識は水物だと思っているので書きません。どうしても知りたい方は、頭捻ってお答えするのでDMかリプください。
Xアカウント(https://x.com/bs_alpaca)
過去レシピ置き場。
下に行くほど古いです。詳細は書かないので興味ある方だけどうぞ。






