私のスペイン900km巡礼記 in 2023春 #3 スペイン巡礼に向けて事前に準備したこと
こんにちは、ナガイです。今回の記事では私が2023年春に計画しているスペイン巡礼に向けて事前に準備したことについて書きたいと思います。
前回の記事はこちら。
前回の記事では荷造りについて書きましたが、今回はその他に私が事前に準備したことについて書いていきます。
事前に準備したこと①飛行機・鉄道・宿の手配
まずは巡礼の時期と期間を決める
スペイン巡礼をしようと思い立ったら、まずは巡礼の時期と期間を決めましょう。時期としては春〜秋、4月〜10月の間に巡礼を行うのが一般的なようです。冬は雪が降り、宿の多くはクローズするようなので、巡礼には適さないでしょう。夏休みを利用して行く場合は自ずと時期が決まってくると思いますが、夏は暑さが厳しいのと、他の国からも夏休みを利用して巡礼に来る人が多いため、宿が一杯になりやすいようです。もし時期を選べるのであれば、夏と比べて気候が穏やかで巡礼者も少ない春か秋にするのがいいかもしれません。あとはパンプローナ(Pamplona)の牛追い祭りなど、スペイン各地で行われるイベントに合わせて行くのもアリだと思います。私は2022年秋に巡礼することも考えましたが、その場合だと準備期間がほとんどなかったのと、冬に向かって日に日に寒くなっていく秋よりも、夏に向かって段々と暖かくなっていく春の方がいいなと思ったので、半年先の2023年春に巡礼することにしました。
次に期間ですが、スペイン巡礼ではキリスト教の三大聖地の一つであるサンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela、以下サンティアゴ)を目指して歩きます。サンティアゴに至るルートはいくつかあり、そのうち最もポピュラーで、私も今回選んだのが「フランス人の道」というルートです。フランス人の道は、フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(Saint-Jean-Pied-de-Port、以下サン・ジャン)を起点として、スペイン北部を東から西へ横断するように歩いてサンティアゴに至るルートです。スペイン巡礼でよく出てくる800kmという数字は、このフランス人の道のおよその距離を指したものです。
ここでは主な2つの巡礼パターンを紹介します。他にも何回かに分けて歩く方法や他のルートを歩く方法など、巡礼の仕方は様々なので興味がある方は調べてみてください。
およそ40日間かけてフランス人の道800kmを完歩する
フランス人の道を全て歩く場合、通常は全行程40日ほど必要になるようです。私も今回の巡礼はこちらで計画していますが、日本出発日から帰国日までは足掛け48日間(現地到着日から出発日までは46日間)の予定です。これには巡礼開始前にオランダにいる友人に会いに行く日程や、帰りの飛行機が航空会社の都合で1日後ろにずれた影響も含まれていますが、それ以外にも多少のトラブルがあってもサンティアゴまで辿り着けるように5,6日の余裕を持たせた期間です。巡礼が順調に進んだ場合には、余った日数はサンティアゴの先のフィステーラ(Fisterra)やムシア(Muxía)まで行くか、マドリードを観光するのに充てる予定です。私は最初の記事で紹介した本やブログを書いた方々の所要日数も参考にしながら決めたので、期間を決める際には過去の巡礼者の事例を参考にするのもよいと思います。個人的には、時間的・金銭的な余裕があれば巡礼の途中でタイムアップということにならないよう、期間は長めに取っておくのが安全だと思います。およそ10日〜2週間で巡礼証明書をもらえる最短距離を歩く
スペイン巡礼にはサンティアゴの100km手前からスタートする方法もあります。というのも、巡礼を完了するとサンティアゴで巡礼証明書をもらうことができますが、そのための条件がサンティアゴまでの最後の100kmを歩くことになっているからです。フランス人の道の場合は113km手前のサリア(Sarria)という町からスタートし、1日20〜25kmペースで5日間歩けばサンティアゴに着くことができます。なお、巡礼証明書をもらうためには、前回の記事でも紹介したクレデンシャル(巡礼手帳)にサリアを含めて通過する村やバル、巡礼宿(アルベルゲ)、教会などで、1日2つ以上のスタンプを押してもらう必要があるようなので注意しましょう。こちらであれば、前後の移動や観光を含めて10日〜2週間ほどのため、会社勤めの方などでも少し長めの休みを取れさえすればスペイン巡礼を経験することができます。
ちなみに、サンティアゴでは巡礼証明書とは別に巡礼の出発地等が記載された巡礼区間距離証明書というものも発行してもらえるそうです。フランス人の道800kmを完歩する場合は、巡礼証明書と併せて巡礼区間距離証明書も発行してもらうことで800kmを歩いた証とすることができます。
巡礼のスタート地点、サン・ジャンまでの移動手段・宿の手配
ここからは巡礼をフランス人の道のサン・ジャンからスタートすることを前提に書いていきます。サン・ジャンはフランスとスペインの国境付近のフランス側にある町です。サン・ジャンへの行き方はいくつかありますが、まずは私のケースを紹介します。私はオランダにいる友人に会うために日本からオランダ・アムステルダム行きの飛行機に乗りますが、直接巡礼に向かう場合はフランス・パリ(シャルル・ド・ゴール空港)行きの飛行機に乗ることになります。
1日目:夜に日本・成田発
2日目:昼にオランダ・アムステルダム着、アムステルダムで一泊
3日目:Thalysの鉄道でアムステルダムからフランス・パリへ移動。パリで一泊
4日目:SNCFの鉄道でパリからサン・ジャンへ移動。サン・ジャンで一泊
5日目:サン・ジャンから巡礼スタート
日本から直接パリへ行く場合において、飛行機と鉄道の接続がうまくいけば、パリで泊まらずにそのままサン・ジャンへ行くこともできるかもしれませんが、飛行機が遅れたり、入国に思ったより時間がかかったりする可能性もあるため、余裕があればパリで一泊するスケジュールにしておくのが無難だと思います。パリの宿は直前だとほとんど埋まってしまい、値段も高くなるので日程が決まったら早めに押さえておきましょう。
サン・ジャンへの鉄道はパリのモンパルナス(Montparnasse)駅から出ています。モンパルナス駅は、シャルル・ド・ゴール空港からパリ中心部へ鉄道で行く際に降りるパリ北駅とは別の駅なので気をつけましょう。また、途中バイヨンヌ(Bayonne)駅で一度乗換があるため、うっかり乗り過ごさないように注意しましょう。鉄道のチケットはフランス国鉄(SNCF)のサイトで購入できます。デフォルトの表示がフランス語なので英語に切り替えると見やすいです。
https://www.sncf-connect.com/en-en
チケットの値段は席が少なくなるにつれて高くなる仕組みのようなので早めに買うことをおすすめします。サイトにはチケットの発売開始日の情報も出ていますが、更新が不定期なのでこまめにチェックするとよいと思います。
https://www.sncf-connect.com/en-en/help-en/ticket-sales-opening
ちなみに、費用を安く抑えたい場合には、パリからバイヨンヌまで夜行バスで行き、バイヨンヌからサン・ジャンへ鉄道で行くという方法もあるようです。なお、夜のパリはあまり治安がよくない(私も以前パリへ行った際に怖い思いをした経験があります)ので、バスの出発まで時間をつぶす際に、日本にいる時と同じ感覚で夜の街をむやみに歩き回ったりすることのないようにしましょう。
そして、サン・ジャンでの宿泊には公営のアルベルゲもあるようですが、巡礼者がどれくらいいるか分からないこともあり、私は念のためドミトリーを予約しておきました。
巡礼初日にピレネー手前で一泊する場合は宿の予約がベター
スペイン巡礼における宿泊の定番はアルベルゲという巡礼宿です。アルベルゲにはクレデンシャルを持っていると安価で泊まることができますが、事前の予約はできないため毎日その日に着いた町や村で泊まれるアルベルゲを探すことになります。
したがって、巡礼中の宿泊は予約をしないのが基本ですが、私はサン・ジャンと巡礼初日の宿だけは事前に予約をしました。フランス人の道では、最初に難関のピレネー越えがあり、行き方としては初日に一気にピレネーを越えてロンセスバージェス(Roncesvalles)という集落まで行く方法と、初日はピレネーの手前まで行って一泊し、翌日にピレネーを越えてロンセスバージェスまで行く方法の2通りがあります。私は体が歩くのに慣れないうちは無理をしない方がいいと思い、後者の方法で行くことにしました。ピレネーの手前のオリソン(Orisson)にはRefuge Orissonという宿があり、こちらは予約が可能です。ピレネーの手前にはほとんど宿がないこともあり、当日に予約なしで行くと一杯で泊まれないこともあるそうです。
そのため、この宿は予約しておいた方がよいと思い、度々ホームページをチェックして2023年の予約受付が開始するのを待ちました。そして、しばらくして2023年の営業スケジュールが更新されたのですが、私はてっきり4月1日から営業するものと思っていたところ、なんと営業は4月11日からとのことでした。私が泊まりたかったのはそれより前の日だったので、これは一気にピレネー越えしないといけないのか…?と焦りましたが、よく探してみたところ、オリソンから少し進んだところにもう一軒、Auberge Bordaという宿があるのを見つけました。
見つけた時は2023年の予約受付をしていなかったため、藁にもすがる思いで宿にメールを送ったところ、数日経ってから返信があり、「正式には12月X日から予約受付を開始する予定だけど、特別に君は先に受付してあげるよ」と、丁寧に返事をくれたばかりか優先的に予約の受付までしてくれました。私はこうして無事に宿を確保することができましたが、春先に巡礼する場合は宿のオープン時期(同様に秋の終わり頃に巡礼する場合はクローズ時期)に注意する必要がありそうです。
私が宿を予約したのはここまで(と巡礼後のマドリードの宿のみ)で、巡礼2日目以降は当日アルベルゲを見つけるか、状況に応じてホテルなどに泊まる場合は現地で予約するつもりです。
巡礼後にマドリードやバルセロナを観光する予定なら宿を仮押さえしておく
私は帰りの飛行機がマドリード発のため、帰国前はマドリードで観光や、できたらサッカー観戦もする予定です。巡礼が順調に進めば、サンティアゴの先のフィステーラやムシアまで足を伸ばしても、さらに2,3日の余裕があるスケジュールのため、帰国のフライト日の前3日間はマドリードのホテルを予約しておきました。私は前述のAuberge Bordaを除き、宿の予約にはBooking.comを使っています。私が予約したマドリードのホテルもそうですが、直前までキャンセル可能な宿も多く掲載されているので、特に埋まりやすい&値段が上がりやすい都市部のホテルについては、ひとまず安いうちにキャンセル可能な宿を予約しておく(スケジュールが変わった場合には期限までにキャンセルする)ことで、特に高い都市部での宿泊にかかるコストを抑えられると思います。
事前に準備したこと②語学勉強(スペイン語、英語)
時間がある人はスペイン語技能検定受験がおすすめ
私は今回のスペイン巡礼にあたり、今まで全く触れたことのなかったスペイン語を勉強することにしました。10年以上前の話ですが、フランス語をほとんど話せない状態でフランスへ行った際に、現地の人達が英語で話しかけられるのをあまり好まない印象を受けた経験もあり、今回は少しでも現地の言語でコミュニケーションを取れるようになっておきたいと思ったからです。
そして、私は勉強のモチベーションにするため、スペイン語技能検定を受験することにしました。スペイン語技能検定の試験は夏季と冬季の年2回あり、私は2022年冬季の試験で最も難易度の低い6級を受験することにしました。
私の場合は試験までの期間が2ヵ月ほどでしたが、入門用テキストと(5級とセットになっている)6級の単語集・問題集で毎日コツコツと勉強した結果、6級に合格することができました。
6級は初学者なら標準で2〜3ヵ月、短期集中なら1ヵ月勉強すれば合格できると思います。頑張れば5級でも合格可能だと思いますが、スペイン巡礼で最低限のコミュニケーションを取るためなら6級レベルでも十分だと思うのと、万が一不合格になってしまうとスペイン巡礼のモチベーションにも影響してしまうので、個人的には6級をおすすめします。また、6級とはいえ試験を終えた時のやりきった感は大きかったので、達成感を味わいたい方にもスペイン語技能検定はおすすめです。
英語はNHKの教材でインプット、オンライン英会話でアウトプット
私はスペイン語と併せて、仕事をしていた時は余裕がなくてやめていた英語の勉強も再開しました。英語を勉強する教材としてコスパ抜群でおすすめなのがNHKゴガクです。
私は今のところ『ラジオ英会話』、『ラジオビジネス英語』、『ニュースで学ぶ現代英語』の3つで学習しています。『ラジオビジネス英語』は仕事で英語を使う機会がなければやらなくて大丈夫です。また、時間がない方は『ラジオ英会話』だけでも十分だと思います。NHKラジオで放送された直近一週間分の音声は聴き逃し配信されており、『ラジオ英会話』と『ラジオビジネス英語』は音声のCD・ダウンロード販売もされていますが、聴き逃し配信をキャッチアップしていれば購入する必要はありません。『ラジオ英会話』と『ラジオビジネス英語』のテキストは1ヵ月分で各500円前後のため、毎月わずか1,000円ほどで英語学習が可能です。『ニュースで学ぶ現代英語』はNHKの英語放送で実際に流れたニュースが教材となっており、スクリプトや解説などの教材は無料で公開されているので、一切費用をかけずに学習することができます。
そして、インプットと併せてアウトプットのためにオンライン英会話も始めました。以前ノンネイティブ講師のみのオンライン英会話をやっていた時期もありましたが、今回はネットの口コミも参考にしつつネイティブ講師もいるNative Campを選びました。月額定額制のためレッスンを受ければ受けるほど得なので、私は最低でも1日1回レッスンを受けるようにしました。この記事の執筆時点ではノンネイティブ講師のみ受け放題のプランなら月額6,480円で、ネイティブ講師も受け放題になるオプションは+月額9,800円で付けることができます。オプションは少し割高に感じますが、最初の7日間無料トライアルではネイティブ受け放題オプション付きを選ぶこともできるので、7日間のうちにネイティブとノンネイティブを両方受けてみて、オプションを付けるかどうか決めるのがよいと思います。私は短期間での利用ということもあり、せっかくならネイティブスピーカーと話してみたかったのと、5,000円分のAmazonギフト券がもらえるキャンペーンをやっていたのでオプションを付けました。ただし、レッスンを受けているうちにノンネイティブでも良い講師がいることが分かってきたので、長く利用する場合はコスパを考えるとオプションを付けなくてもいいかもしれないと思いました。
なお、短期間で急速に英会話が上達する訳ではないため、目標はあくまでも英語話者と話すことに慣れる、英語を話す度胸をつけることだと心得るようにしました。
恐らくスペイン語や英語を話せなくても巡礼自体はできると思いますが、おのずと現地で出会う人達と交流できる機会は限られてきます。私は今回の巡礼でできるだけ多くの人と出会い、言葉を交わしたかったので、スペイン語と英語を勉強しておくことにしました。準備期間があまりないという方も、可能であれば事前にオンライン英会話を1ヵ月やっておくだけでも、ぐっと可能性が広がるのではないでしょうか。
事前に準備したこと③体力づくり(登山・ハイキングがおすすめ)
スペイン巡礼をするためには、やはり事前に体力づくりをしておいた方がいいでしょう。私はジムへ行くことまではしませんでしたが、なるべく毎日ランニングや家での自重トレーニングを行うようにしました。それに加えて新たに始めたのが、山登り・ハイキングです。
スペイン巡礼ではアップダウンの激しい道を歩いたり、1,000m以上の峠をいくつも越えたりしなければならないため、その練習に登山・ハイキングが適しているのではないかと考えました。私は過去に一度高尾山を登ったことがあるくらいで、山登り・ハイキングの経験はほとんどありませんでした。そこで、私のようなビギナー向けのコースが紹介されている本を購入し、難易度の低いコースから順番に1ヵ月に2〜3回のペースで登山・ハイキングに行きました。
参考までに、私が2022年9月〜2023年2月の半年間で行った山は以下のとおりです。
天覧山・多峯主山(埼玉県飯能市)
鎌倉アルプス(神奈川県鎌倉市)
仙元山(神奈川県葉山町)
弁天山・城山(東京都あきる野市)
弘法山(神奈川県秦野市)
蓑山(埼玉県秩父市、皆野市)
高麗山(神奈川県大磯町)
筑波山(茨城県つくば市)
日和田山(埼玉県日高市)
金剛山(神奈川県相模原市)
大野山(神奈川県山北町)
青梅丘陵(東京都青梅市)
高水三山(東京都青梅市)
大山(神奈川県伊勢原市)
初心者にとっては難易度が一番低い山でも十分キツかったですが、その分歩き終えた時の達成感と爽快感は病みつきになるものがありました。登山・ハイキングをして一つ分かったのは、2つとして同じ山はないと言っていいほど、毎回の山歩きが新鮮で面白いことです。登山に魅了される感覚が少し分かりました。なお、私が行った中では筑波山と大山は特に人気があり、私が行った週末は登山渋滞が起こるほど混んでいました。できればこの2つの山は平日に行く方が、人も少なく自分のペースで登れると思うのでおすすめです。ちなみに、今回の記事のトップ画像は2月に行った大山から撮った富士山です。
また、登山・ハイキングをすると運動になるのはもちろん、普通に歩く時とは別の筋肉や技術が必要になることが分かり、山を登り降りする訓練にもなります。また、登山用ステッキなど自分が使い慣れていない道具の練習の場にもなります。さらに、登山を重ねていくうちに自分にとって必要な装備、不要な装備が分かってきます。私が前回の記事で紹介した持ち物リストは、登山・ハイキングをする中で追加したものや除外したものもいくつかあります。なにより山登り・ハイキングは、山の大きさや木々の高さなどを感じながら歩いていると、自分がいかに小さい存在であるかが分かり、悩みや心配事なども小さいことに感じられます。また、静かな自然の中をひたすら歩くのは普段のコンクリートと喧騒に囲まれた環境で過ごすのとは全く違った非日常的な体験で、いいリフレッシュ・ストレス発散になります。ぜひスペイン巡礼の準備も兼ねて、登山・ハイキングを始めてみてはいかがでしょうか。
これを読んでいるあなたも無事にスペイン巡礼を始める日を迎えられますように
今回は私がスペイン巡礼前に準備したことについて書きました。私は約半年間の準備期間があったため満遍なく準備できましたが、人によって状況は様々だと思います。ある程度の準備期間を確保できる方は、スペイン巡礼がモチベーションになってやる気も出ますので、ぜひ語学勉強や運動を始めるいい機会にしてください。一方で、そこまで準備期間を確保できない方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、最低限の荷造りと、巡礼のスタート地点であるサン・ジャンまで行く手筈さえ整えられれば、正直あとは行けばなんとかなると思います。また、もしかすると精神的にギリギリで勉強や運動どころではないという方もいらっしゃるかもしれません。去年の今頃の私がそうでした。その場合は、まずは休養して自分を労ることを優先しましょう。私もその後仕事を辞めてから、好きなエンタメに触れたり、おいしいものを食べたり、心ゆくまで寝たりして、自分の心と体の健康を第一に優先して毎日を過ごすようにしました。そして、今では前向きな気持ちでスペイン巡礼に臨もうとしています。スペイン巡礼に興味を持ってこれを読んでくださっているあなたも、ギリギリでもなんとか生き延びて、無事にスペイン巡礼を始める日を迎えられることを祈っています。
これで巡礼出発前の投稿は終了です。次回からはいよいよ現地の様子をお伝えしていこうと思います。なるべくリアルタイムでアップしたいと考えていますが、難しい場合は後でまとめて上げようと思います。ぜひお気軽にフォロー、記事へのスキ(いいね)やコメントをしていただけると嬉しいです。それではまた次の記事で。
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