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シェーブルレザーってこんな革です。

ども!BRUSHの長谷川です。
今回はBRUSHで取り扱っている「シェーブルレザー」のご紹介です。
長谷川が惚れ込んで取り扱っている革なのですが、具体的にどのようなところが素晴らしい革なのか、余すところなくご紹介できればと思います。
シェーブルレザーを使った主な製品はこちら↓

Ricco mini / Etoupe
ミニウォレット

サンテュール / Etoupe
ミディアムウォレット

シェーブルレザーってどんな革?

フランスの「マザメ」という小さな町を拠点とするタンナー(皮革製造会社)、「アルラン社」の作るヤギ革です。

マザメの街並み。レンガ色の屋根と緑のコントラストが美しい…!

アルラン社は1903年に設立され、実に100年以上にも渡りレザーを製造してきました。
主にヤギ革を専門に製造しているタンナーで、長い歴史に裏打ちされた高品質なレザーは世界中のレザーブランドから愛されております。

私もレザークラフトを始めたての頃は量販店などでハギレとして格安で売られているヤギ革しか知らなかったので、アルラン社のヤギ革を初めて手にした時はその品質の良さに驚きました。

特に床面(革の裏側)を見ると分かりやすいですが、繊維が細かく美しいです。ボソボソしていない。
アルラン社で取り扱っているヤギ革は特に繊維密度の高い厳選されたヤギ革のみ使用しているそうです。


・美しいシボと発色の良さ



アルラン、シェーブルレザーの最大の特徴は、職人が手作業にて施したシボです。
エレガントな印象を与えてくれる細かいシボは、シンプルさの中に上品さを備えた大人の革小物にぴったりの素材です。
上品な光沢もあり、宝石のような輝きを放ちます。

発色の良さもシェーブルレザーの魅力の一つ。
革の染色方法には革に色を“入れる“「染料仕上げ」と革に色を“塗る“「顔料仕上げ」とがございます。

アルランのシェーブルはそのどちらの技術も使用した方法で色付けされており、革の自然な質感を残しながらも発色の良さを備えています。

特にグレージュなどの微妙な色合いはナチュラルな質感のレザーには出しにくい色ですので大変人気です。

トルティエール(グレージュ)

※現行のカラーラインナップに関しては、また別の記事で書こうと思っております。

・傷つきにくく、汚れにくい

ナチュラルな革には表面に加工がされていないため、傷がつきやすく、水が染みやすいです。
その傷や汚れもエイジングの一部として“味“となるのですが、「購入時のような美しい状態のまま長く使いたい」という方もいらっしゃるかと思います。

シェーブルレザーは顔料が薄く塗ってあるため、水を弾きます。いわば革の表面にコーティングがされたような状態です。
水を弾くという事は汚れも定着しにくいということです。

オラオラオラオラ!



さらにシボ加工+コーティングのおかげで、傷がつきにくく、目立ちにくいです。うっかり爪で引っ掻いてしまっても、軽くぶつけてしまっても大丈夫。


どこに傷がついたのかほとんど分かりません。
強めにやると流石に痕が残っちゃいますので気を付けてください。


お手入れ方法ですが、クリームなどによるケアもほとんどご不要です。
汚れが付着した際は固く絞った濡れ付近やティッシュなどで拭き取ってあげて下さい。
とにかく取り扱いが簡単なレザーなので、レザーの扱いに自信のない方でも安心して気兼ねなく使用できます。

・丈夫で、ハリのある表皮

しなやかな質感ですが、表皮にはしっかりとしたハリがあります。

お財布というものは何枚もの革が重なって出来上がっておりますので、1枚ごとのパーツを薄く加工する必要があります。
すなわち「薄くても丈夫な素材」を選定する必要があります。

パーツによっては0.4mmくらいまで薄く加工します。

シェーブルレザーは0.4mmまで薄く加工しても裂けません。エレガントな見た目とは裏腹に、長い使用にも耐えうる耐久性が備わっています。
さらには素材自体が驚くほど軽いので、まさに革小物に最適な素材です。


・シェーブルレザーの魅力、まとめ

1.傷や汚れがつきにくい、お手入れ簡単
2.発色の良さ、カラーバリエーション豊富
3.丈夫で軽い

いかがでしたでしょうか。なるべく簡潔にシェーブルレザーの魅力を書き綴ってみました。
BRUSHでは今後もシェーブルレザーを使用した商品を展開予定です。
シェーブルに関してはレディース商品が中心ですが、メンズのマネークリップなどもシェーブルでお作りする事も可能ですので、もしご興味ございましたらご連絡下さい。
ご連絡はオンラインストアのお問い合わせやSNSのDMでも承っております。

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