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〜 My History 〜

【第二話】ブラジリアン バー

 確かあれは、僕が11、12歳の頃だと思いますが、お父さんが長年働いていた会社で失業してしまいました。
 木材工場の保全・安全管理をやってました。

 未だに覚えているが「安全第一」、「それは危険!」、「事故に気をつけろ!」などが口癖でした。ww

 退職金でバーを購入し、経営者をやろうとしました。
(ブラジルのバー(BAR)っていうのは、小さな商店であり、パンやお菓子、ジュース、ビール、タバコなどが売っており、カウンター席になっていて、そこでもコーヒー飲んだりすることができるお店の事です)

 しかし残念ながら、ブラジル人ていうのは「後払い方式」が大好きで、そのサービスができない小さい店にはお客様が来ないし、「後払いでもいいですよ」制度にすると未払いになることが多い。

 なので小店は生き残るのが難しいです。

 僕は12歳の少年でありながら、立派な店員として勤めてました(笑)

 ある日1人の男性客やってきました。
 コーラを飲んで、コシーニャも食べました。(コシーニャはブラジル好みの揚げ物で、コロッケな感じの食べ物…中身は主にチキンが入っている)
 その日、店が混んでいて、その男性は食べ終わった後、「アデミル(僕の父の名前)ありがとね!おいしかったよ!」て、手を振りながら帰っていきました…

 父は、店員/友人のフェルナンジーニョと僕に「あいつ金払った?」と尋ねました。

 僕ら2人は顔を横に振り、ノーて答えたら、父はカウンターを飛び越えその男を追いかけました。
 しかし、バス停に止まってたバスに乗り、手を振りながら逃げていきました…
 (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 悔しい

 日本じゃありえない…

 こんな事がしばしばありました。
 そのせいかお父さんはブラジリアン バーを手放す事にしました。

つづく…

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