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いのちの積み木〜恩師との再会で教えてもらったご先祖さまの存在の尊さ〜
自分が今、生きていられるのはなぜか、考えた事はありますか?
誰しも産んでくれた両親がいます。もちろん早くに親が離婚してしまっていて、親だとは思ってないと言う方もおられるかもしれません。
しかし、両親が自分を産んでくれなければ自分が存在しないことは、まぎれもない事実です。さらにそこからたどると、祖父母、曽祖父母と遡(さかのぼ)っていくことができます。
ぼくがご先祖さまの存在をしっかりと認識したのはつい最近のことでした。現在、岐阜に住んでいるぼくは実家に帰ることが年に1度あるかないかという状態でした。
たまたま帰省することになった際にふと、高校時代の恩師の顔が浮かびました。久しぶりに会って話したいなと思い、連絡して立ち寄ることにしました。
15年ぶりに再会した高校時代の恩師はお寺の住職をしています。忘れていたこともありましたが、高校時代の話やお互いの近況、これからの未来について話しをしつました。
恩師は色々と悩む思春期の自分を支えてくれる存在でした。ご先祖さまと同じくらい、今の自分が存在できているのは恩師がいたからだと思っていますし、恩返ししたいと思っています。
そんな恩師との再会で"いのちの積み木"のワークショップの存在を知りました。
お寺の繋がりでワークショップが開催される。今の時代らしく、さらに"お坊さんも涙する"というインパクトのあるフレーズに惹かれて、参加を決意しました。
会場は故郷静岡県掛川市の"蓮福寺"。恩師が住職を務めるお寺で開催されました。
この日の参加者はお子さま連れのご家族を含めて8名ほど。ほかの回よりも人数は少ないとのことでした。
結果的に、参加者としては、主催者さまとも参加者さまとも学びの多い、濃い時間を過ごすことができたと思います。
一般参加者も見えましたが、他の寺院の住職も後学のためにと、参加されていました。
開発者である井上広法住職を中心として、ファシリテーターの方のご協力で和やかにワークショップは進んでいきました。
お寺の住職は、日頃から教えをわかりやすく人に解くことに長けている人が多い印象があります。
広法住職はテレビなど多数のメディアに出演経験もあります。スムーズな進行、基本的には真剣に、時にユーモアを混ぜる話し方はまさに"プロの仕事"と言えます。
住職の話をサポートするようにファシリテーターの方がワークショップを支えていました。お互いの信頼関係が構築され、連携も上手に取られているから人気のワークショップなのだろうなと実感しました。
当記事では"いのちの積み木"のワークショップの話を中心に、そもそも"いのちの積み木"ってなに?というところからご紹介させていただきたいと思います。
"お坊さんも涙する"というのも納得の内容で、色々な気づきや学びがありました。
<目次>1.お坊さんも号泣!?"いのちの積み木"ワークショップに参加1)合掌・礼拝2)チェックイン3)"いのちの積み木開発者"井上広法さんについて4)"いのちの積み木"とは?2.いのちの積み木に触れて考える1) いのちの積み木を通して学べること2) いのちの積み木に実際に触れてみよう3)ご先祖さまシートについて4)ご先祖さまシート記入の流れ5) ご先祖さまシート作成のヒント 3.感謝の手紙を書く1)たいせつな人に感謝の気持ちを手紙で認める2)お坊さんも号泣、感動の朗読!?3)各テーブル毎で手紙を朗読 4.まとめ いのちの積み木で命の尊さをまなぶ 5.後日談〜実際にお墓参り
1.お坊さんも号泣!?いのちの積み木ワークショップに参加
ワークショップ当日は曇り時々雨。岐阜から会場の静岡県掛川駅まで電車で行きました。朝の支度に時間を要して、数分遅刻してしまい大変ご迷惑をお掛けしました。
ワークショップが始まりました。唐突に恩師の教え子とご紹介をいただき、挨拶をすることになりました。ブルーのげんが運営する「ぎふのススメ」という地域情報ブログの宣伝もちゃっかりさせていただきました。
1)合掌・礼拝
お寺で開催ということで、まずは合掌(手を合わせ)して礼拝(お辞儀する)をします。
ワークショップに関しての説明からスタートします。2018年に立ち上げた"いのちの積み木"ワークショップは2019年現在で2,000人を超える受講者の方がいます。
2019年5月時点では"いのちの積み木"を広げるためにかかせない存在であるファシリテーター講座というものも開催されています。
2)チェックイン
"いのちの積み木"の説明の前に、チェックインという参加者がどのような目的で参加したか?というワークをして、お互いの参加理由を共有しました。
ぼくの場合は恩師に感謝の気持ちを行動で示したいこと、色々な知見を広めたい、そして地元静岡について知りたいと思ったことを発表しました。
3)"いのちの積み木開発者"井上広法さんについて
目には見えないご先祖さまを「見える化」したおもちゃである"いのちの積み木"の開発者。ワークショップなどでの指導の際マスターコーチも務めてみえます。
浄土宗の光琳寺の住職でネットも活用してお寺に関する発信をメディアで運営されています。また臨床心理学を専攻されており、人を上手に惹きつける話術にも長けています。
お寺のワークショップではスポーツブランドの"ミズノ"や医師と協力して、お寺でエクササイズなどされています。
4)"いのちの積み木"とは?
ご先祖さまを意識したことはありますか?
ご先祖さまと言うと、もうはるか昔に亡くなった人のことを思い浮かべるもしれません。
自分のおじいちゃん、おばあちゃん、その前のひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんだってご先祖さまです。
そのご先祖さまから自分へと代々受け継がれている流れを"積み木"という小さい子どもでも扱えるおもちゃで見える様にした物が"いのちの積み木"です。
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