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教えるって大変。
自分が一番働く。
仕事をする上での自分のポリシー。それに基づいて働いていました。
組織に所属しているとき、ありがたいことにリーダーを任せられることがありました。(本心は違ったりしますが笑)
誰よりも早く会社に行って準備をしておく。帰りは、仕事をできる限り残さぬよう意識し働いていました。
平社員が昇進するためには評価もされ、効果的なことかもしれません。しかし、教育・指導する側に立ったときに「自分が1番動いて働く」だけではダメだということを痛感しました。
人より先に自分が動けば、ほかのスタッフは楽をできます。 しかし、自分が休みの場合のことを考えられていなかったのです。
先日、15年ぶりに高校時代の恩師に会ってきました。高校での話や卒業後の話をするなかで、学生時代に恩師から教わった、多くの"学び"があったことを思い出しました。
高校時代で印象に残っている言葉がひとつあります。
それが"Think grovally.Act locally."です。
僕の中ではこの言葉を"大きく考えて、小さなことから行動する"というように解釈にしています。
(実際、地球という大きな世界で考え、まず地元から行動していこうという様な意味だそうです)
ぼくは会社という大きな組織が継続させるために、なにが"重要"であるかを考えていませんでした。人に仕事を教えるという"教育"に苦手意識をもっていたためです。
自分が当たり前にしていることだから(できるだろう、、、)と思っていても、自分が教えていない部分は、みんなはやり方をなんとなくは知っていてもできないものです。
もちろん朝の準備ひとつでも、共有するチェックリストは作成していました。しかし、リストを見るだけではわからない細かいことがあったりします。
自分がきちんと一緒について教えていればできていたはずのことも、相手の行動が伴わないとイライラしてしまうこともありました。
自分ひとりで、仕事をしている場合は1人で動けばいいです。しかし、1人以上に物事を教える場合は注意が必要です。
例えば、子供を躾ける(しつける)こともそうかなと思います。 「部屋の掃除しなさいね」と、母親(もしくは父親)が何気なく口にするひと言。
そこで子供が片付けができない場合、あなたはどうしますか?さらに注意して、片付けさせるでしょうか?
親は、片付けの仕方がおおよそはわかっています。自分ができるからと、子どもも言えばできると思ってはいけません。
それではどうしたら、片付けの仕方を子どもに教えることができるでしょうか?
子供はいませんが、自分なりに考えたポイントがあります。
教えるときのポイントは4点。
①子供と一緒にやること
②まずは親が最初に見せてあげる
③子供にやってみてもらう
④出来たら褒めてあげる
子供と大人では、経験の差が明らかに違います。子供は"なにも知らない"という前提で教えてあげることが大切だと思います。まずは、大人がお手本を見せてあげる。そして、子供に真似してやってもらうことで、ようやっと身につくものなんだと思います。
これは躾だけに限らず、社会人で、物事を教える立場の人にも有効なことだと思います。そうは言いつつも、教えたりする立場になると忙しいなど理由をつけては、ついつい手を出してしまったりするのですが笑
おしまい。