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あいさつすること。
あいさつ。
あいさつは、漢字では「挨拶」と書きます。
もともとは禅宗の用語だったそうです。
小学校の時など子供のころは、何気なくしていたあいさつ。
道ばたであったひとに「おはようございます。」「こんにちは。」と声をかけていました。
今ではあいさつを耳にすることはめっきり減ったような気がするのはぼくだけでしょうか??
ぼくの住む岐阜市という街は、東京や大阪、名古屋の大都市と比べると人口は少ないです。
最近岐阜市の街を歩くとき、ぼくなりの実験のような心がけをしています。
それは街中を歩いていた人にあいさつをするというもの。特に工夫などはしていません。ただ当たり前にあいさつをこちらからしています。
「おはようございます!」と笑顔で声をかけてみると、
きちんとあいさつを返してくれる人。
通り過ぎて行く人。
通り過ぎかけたときに「ギョッ」と驚いたようにしつつも、あいさつを返してくれる人。
立ち漕ぎ自転車で必死に走っていて、あいさつをする余裕がない人など、反応はさまざま。
自分の感覚としては、きちんとあいさつを返してくれる人は3割ほど。
みんな、あいさつをしないことが当たり前になってるのかなぁなんて思ったりします。
先日、東京に久しぶりに出かけました。田舎育ちの自分には東京の人の多さにただただ驚き、それだけで気疲れしてしまいました。
東京都庁で限定公開していたバンクシーの作品とともに。行列もできていました。
街中でのあいさつの声はほぼ皆無。街中では多くの人の往来があるものの、ただ通り過ぎていくだけ。きっと最低限のあいさつで手一杯でしょう。
東京で以前仕事をしていた友人とあいさつについて話をしました。東京という街では仕事上でのあいさつはきっちりしてるよと教えてくれました。
自分は東京で働いたことがないので知ることのない視点でした。
一方、岐阜は人間関係の距離が近すぎて、逆にあいさつがながしろかもしれない。そんな話しになりました。
ぼくは以前の介護の職場ではデイサービスという日帰りの介護保険の施設に勤めていました。
職員同士であいさつをするものの、そちらも反応はさまざま。 こちらから声をかけないとあいさつがないような印象でした。
利用者の方にあいさつするときは、
「〇〇さん、おはようございます。」
と名前をつけて声を掛けたりは意識していました。
そういう風に意識していたせいか、利用者さんへの好感度は高かったかななんて、思い込んでます(笑)
先日、道ばたでひとりのおばあちゃんにあいさつをしました。
すると、突然引き止められたのです。
知り合いだったかな?と思い、振り向くと知り合いではありませんでした。
「こんな笑顔であいさつされたの久しぶり。」
と嬉しそうに声を掛けてくれたのです。
ぼくとしては何気なくしたあいさつ。相手にとっては好印象だったようです。
そこから話しが弾み、色々な世間話などをして握手をして、その場を後にしました。
ぼくはたった一言。「こんにちは」
と声をかけただけです。
なんだか飛び上がりたくなるほど嬉しかったです。
もちろんすべてのひとにあいさつをすることはできません。
それでもできるだけ積極的にあいさつはしていこうと思っています。
焦って走ったりする人を見かけたら、こころの中で「気をつけてね」と声を掛けています。
「おはよう」などの挨拶に限らず食事の時の「いただきます。」「ご馳走さまでした」など当たり前を忘れがちです。
たいせつにしたいものですね。
あいさつは自分から。
そうぼくは今、心がけています。