
愛宕松男氏(中国史学の第一人者)について、私が思うこと…。
《愛宕松男 - Wikipedia 》という、京都大出身の第一人者について、いろいろと、思うところを書かせていただきたいとおもいます…。息子様も、愛宕元といって、京都大学の教員でらっしゃいますね…。母校も、こういう、骨のある学術家系というものを、今後つくっていってほしいですね。ライバル京都大に負けないためにも…♡
さて、愛宕松男氏(以下、愛宕氏ないし、愛宕でまとめさせていただきます)は、京都大で学術を収めたあと、東北大名誉教授となられ、晩年は、京都女子大学で教鞭をとられたようです。
愛宕氏の研究は、深い洞察にもとづく、独特の、ゆったりとした文体に特徴があると、わたしはオモッています。氏の5冊の学論集の内、わたしは、2, 4, 5, 巻を所有しており、大学時代に新図書館で読んだ、第1巻などは、所有しておりません…。しかしとくに、4, 5, が愛宕氏の真骨頂、元史、すなわち元王朝史についてなのであります…。
愛宕氏はこの分野を記述する時、わたしの大先輩でもあり、蒙古史の第一人者でもあった、小林高四郎氏の学術を、基盤になさってらっしゃるようです…。また、余談ですが、愛宕氏と相当研究分野がカブる、おなじく京都大の安部健夫氏という元王朝研究者がいらっしゃいますが、この方も、小林氏を、研究の前例となさっております…。
とまあ、研究史的なはなしにもなりましたが、愛宕氏の元王朝研究について、以下の有料ページで、ある程度おさらいしてみましょう…。ヒントは、愛宕氏が、とくに微細な元王朝研究において、税収などテーマをしっかりと章立てしているところであります…。
ここから先は
1,228字
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?