大山倍達史上最強論
打撃系格闘技の父
我が極真空手の創始者であり、それまで寸止めしかなかった空手に直接打撃性を取り入れた、現在隆盛しているK-1やRIZIN、その他諸々の打撃系格闘技の原点を、基礎を築きあげた男。
史上最強と謳われている男。
しかしこの件については、かなり賛否両論が分かれるところであろう。
史上最強の男は誰か?
これについては様々な意見が入り乱れている。
第一候補に挙げられるのが、ボクシングのマイクタイソンであろう。
あの超高速のフットワーク、人智を超えたボディーバランス、まるで相手の顔面・ボディで爆発するかのようなダイナマイトパンチ。
400戦無敗と言われているヒクソン・グレイシーも根強い支持を集めている。彼はマイクタイソンとは対照的に、全く穴がない。まるで真綿でじわじわと相手の首を絞めるかのように退路を断ち、攻撃を完封し、そして文字通りの関節技で締め上げ、完膚無きまでの完勝を収めてしまう。
K-1で凄まじい強さを誇ったセーム・シュルトもその一角になりえるかもしれない。身長が210センチを超える超巨大から、空手で培った前蹴り、後ろ蹴り、膝蹴り、そして超高所から突きが相手を文字通り貫いた。まさに巨神兵の名にふさわしい圧倒的暴力。
今は亡きPRIDEが誇った60億分の1と謳われたエメリヤーエンコヒョードル。あのすべてをなぎ倒すかのごときロシアンフックに、コマンドサンボで培った寝技、全盛期の彼はまさにその身に神が宿っているかの如き強さを誇っていた。
現在に生きる、最高峰と歌われているUFCのチャンピオンであるJJことジョンジョーンズや、元ボクシングヘビー級チャンピオンであるワイルダーと読む人もいるかもしれない。
しかしその中でなお、20年以上の極真空手のキャリアの中で見続けてきたそれこそ様々な格闘技の経験、知識を総動員して、その結論がある。
史上最強の男は、大山倍達である。
大山倍達最強の論拠、そして実像へ
極真空手家だからそれは贔屓目であると言われたらそれまでだろう。
しかしそこには私なりの根拠がある。一応これまであげてきたあらゆるジャンルの様々な伝説的な選手たちの試合を見て、その上での結論があるのだ。
しかしここで最大の問題と言えるのが現状、彼、つまりは大山倍達の実際の試合動画を目にすることができないと言う点である。
人伝や、文章だったらどうとでも言える。
しかし、彼が実際に動いている動画は実はそれなりに散見することができる。
そして20年以上と言う長い経験からくるその洞察力から、その全盛期の動きをある程度は想定することができる。
戯言と言われればそれまでかもしれない。
しかしそういった視点から大山倍達史上最強論を唱えた人はかつていなかったのではないか?
そんなわけでこれからは、私が大山倍達が史上最強であるという論拠を出しながら、その実像に迫っていきたいと思う。
父が空手家をやっているということで資料も豊富なことがありがたい。そういった貴重なものを写真に撮りながら掲載して、その真偽を読者の皆様に問いたいと思う。
そして私自身も彼の実像を追っていきたいと考えている。
それがイコール、この極真空手の根本に迫る作業であると同時に、最終的に帰着すべき到達点であると考えている故──
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