見出し画像

あのたび -レイテの橋とマッカーサー像-

 イロシン(IROSIN)のマテオリゾート温泉の効果大。ぐっすり眠れた。朝も温泉で顔を洗って出発。だいたい1ヶ月でフィリピンの行きたいところは周った。あとはただ南へ移動していくだけだ。

 マトノグ(MATNOG)へジプニーで20₱。空は暗くずっと雨。ジプニー降りても雨のまま。旅にはつらい天気だがフィリピンではほとんど雨だった。だけど傘は荷物になるので持っていない。少し小降りになったすきに歩いて港へ。

 保険代10₱+74₱の船、2時間でサマール島アレン(ALLEN)へ。船が沈んだらまあ海では生きていないだろうから保険代(Insurance)というのはいったいなんだろうかとも考える。

 昼、魚+米25₱。ジプニーターミナルから40₱でカルバヨグ(CALBAYOG)へ。建物の軒先で雨宿りすること数回。今夜のホテルを探す。Son Joaquin Hotel150₱。夜出歩いて、焼き鳥3本+葉包み米35₱。パイン4分の1で5₱。コーラ+パン4個19₱。

 翌朝パン8個12₱買って出発。ツーリストインフォメーションでタクロバン(TACLOBAN)への行き方を聞くと親切にバスを教えてくれた。サマール島からレイテ島には、フィリピンで最大2.6キロメートルの橋が架けられている。

 この時のボクに、レイテという地名は太平洋戦争という歴史の中でなんとなく聞いたことがあるというだけだった。レイテは日本軍とアメリカ軍が戦った最大の激戦地で多くの人が亡くなった島。このサンファニーコ大橋は、日本が資金を出して完成させたもので、戦争賠償として・平和の象徴として寄贈されたものだそうだ。

 マッカーサーメモリアルパークというものがあり、英雄のように銅像が建てられている。1941年に日本が占領したフィリピンを、1945年に大攻撃を仕掛け解放に貢献したのだという。

 少しビビっていたが日本人に対する住民の悪い感情というのは特になく他の町と変わりはなかった。

 タクロバンではCecilia's Lodgeに泊まる。150₱。英語版ガイドブックロンリープラネットにはウサギ小屋のようだと書いてあったが、そんなことはなくGood。昼は葉っぱ野菜+えび+ごはんで30₱。ネット屋に行き2時間38₱。フィリピンを出たあとのルートのことを考える。夜、カレーライス23₱

 翌朝、シャロン・ストーンの夢を見て夢精してしまう。汚したパンツを洗うのにもう1泊する。赤川二郎風金田一少年の事件簿にシャロン・ストーンが出演するという豪華?な夢だった。

 昼Badget Mealを頼むがうまくいいくるめられレモンティ付き53₱で魚+米というやや高いものを注文させられてしまう。日本出発から長く履いていたズボンが破れてしまっていたので修理を頼む。かなり適当だが穴は塞いでくれた。30₱。
 夜は焼き鳥3本+米28₱。翌日また南を目指す。

フィリピンルート

(つづく)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?