
杖をつく人と優しさアイテム

これが何かご存じでしょうか。よく行くコンビニのレジのお客様側についていたものです。

杖・傘立てですね
私は都内在住ですが、最近杖をつく方をよくみかけるようになりました。
総務省のデータによれば、2022年の日本の高齢化率(人口における65歳以上の割合)は、29.1%で世界トップです。3000万人ほどの人が65歳以上という計算になります。
また、車椅子を使用している方は200万人ほどという統計があります。杖を利用している方の統計は見つけられませんでしたが、およそ同じくらい200万人ほど(かそれ以上)と予想されます。
杖を利用する理由は、事故や怪我、高齢、視覚障害等の理由が考えられます。今後ますます増えることと想定されています。
杖は一般的に、持つ部分が傘の柄ように丸い傘型と、ゴルフのパターを逆さまにしたステッキ型とがあります。私は使用したことがないのですが、これらの杖は握っていないときにどうしても倒れやすいのです。
レジで会計するときが一番大変です。片手は杖で塞がっているので、片手だけで財布を取り出し、そこからお金を取り出し、お釣りをもらってまた財布にしまわなければならないのです。
右手を使わず左手だけでそれをする難しさを考えてみると、それだけで憂鬱で買い物がしたくなくなります。杖から手を離した際に、それが倒れてしまうとそれを拾うのにも時間がかかってしまいます。
後ろに並んでいる人から白い目で見られるのも心が痛いです。
最近は交通系ICやスマホ決済が浸透してきましたが、高齢の方はまだまだ現金の方が多いのです。
そこで小売店の皆様に提案なのですが、この杖ホルダーをレジ前に設置していただけないかなと思うのです。
杖から手を放して両手が使えるとお会計もスムーズにできることでしょう。
驚いたのは、冒頭の杖ホルダーがついていたのが、渋谷のコンビニだったからです! 日本で一番若者が多い街だというのに、です。

また杖を使われる方は、どうしても杖が立てかけにくいとか、ちょっと手を放したいときに置き場に困るいう問題があると思います。
例えばこちらは、テーブルなどに傘をかけたときに滑りにくい傘ストッパーというアイテムですが、こちらを取り付けてみてはいかがでしょうか。ゴム製で滑りにくくなります。
個人的に、自分が杖を使うようになったら、上記すべてを解決するのが自立型の杖かなと思います。

立てかける所がなくても、いつでも手を放して大丈夫という安心感が良いですね。