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あのたび -プルフンティアン島-

 コタバルから47番バスでPasir Putehへ2.4RM。さらに76番バスでKuala Besutへ1.6RM。タクシーだと28RMと言われたからローカルバスを乗り継いて得した気分。
 そこからプルフンティアン島Kecil(小)のD.Lagoonという宿泊施設へ行きたいというと、プライベートらしき8人乗りくらいの小さいスローボートに40RM(≒1200円)で乗せてもらう。急いで飛び乗ったらかぶっていた帽子を風で飛ばされた。まあまたどこかで買えばいいか。14時半発、1時間で到着。

 ちなみに現地表記では、Pulau Perhentian と書く。Pulauが島 Perhentianはカタカナで訳すのが難しく、ペルヘンティアン と表記するガイドブックもあるので注意が必要。さらに Kecil(小)とBesal(大)と2つの島があるので、どっちへ行きたいとハッキリ言わないと知らないとこに連れていかれる。大きい島の方が店やアクティビティが充実しているけど人が多いです。

マレーシア東海岸側のプルフンティアン島

 島で過ごすというのも人生初めてだが、のんびり過ごすのにちょうどよいサイズの島であった。縦が2キロメートルくらい横は一番狭い陸地で500メートルくらい。ホントに1日で歩き回れる小さい島だった。

 D.Lagoonは宿泊施設とレストランも兼ねていて、他に店は全く無い(2003年当時)。泊まる所は大部屋に2段ベッドが8つくらい設置してありボクは下段を選んだ。一応電気はあるがネットはない。エアコンはないがドアを開けっ放しにしておけば風が通り涼しい。昼寝にも快適だ。

 シャワーは共同で水しかないのでお昼に浴びる。トイレも共同。このドミトリーが1泊10RM(≒300円)。食事がここで食べるしかないので多少高くつくが仕方ない。

 大部屋を出た所の目の前がもうこの施設のプライベートビーチになっている。他に騒がしい観光客がいないのが静かでよい。が砂浜というよりもゴツゴツとした砂利という感じなのでサンダルで歩き回るだけでも足の裏が痛い。

 施設の裏の森を抜けて500メートルくらい歩くと、西側の夕日が見えるアダムビーチに出る。こちらの方が砂がサラサラでキレイ。野生動物や魚がすぐ近くに見え、オオトカゲ2匹がのっそのっそと歩き回り、トビウオが跳ね、カニを見て、なぜか乗馬している人もいた。

 夜はサメの肉のBBQを10RMで食べて、天井にいるギロリとした目のやせたチベットキャットにバナナをあげる。

 波を聞き、木々の葉擦れの音と鈴の音がしずかに響く夜はぐっすりと眠れる。極楽ですねここは。

 先に泊まっていた女の子が居て、コタバルには朝食付きのKB INN TOWN HOUSEというのが1泊8RMであったというのを教えてくれた。それを知っていたらコタバルにももっと長居していただろうな。

 島ではやることが全く無いので、バンコクで買った分厚いロンリープラネット・インドネシア版(英語)をひたすら読んで今後の行き先を考えることにする。スマトラ島から入国し東へずっと横断して東ティモールまで行けるだろうか。

マレーシアルート(前半は左)

(つづく)


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