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オンコタイプDXの結論

皆さんオンコタイプDXで悩まれている人も多いようです。
個人的にはオンコタイプDXはあまり必要ないと思いますが
今わかっていることを簡単にまとめました。
オンコタイプDXで結局何がわかるかです。
個人的意見ですので見たい人のみお願いします。

オンコタイプDXはホルモン陽性 HER2陰性早期の早期乳癌に化学療法が必要かがわかるかもという検査です。(本当の目的は化学療法がいらない人を探す検査です。)
 基本ホルモン陽性 HER2陰性乳癌は抗ガン剤の効果は限定的でホルモン治療が良く効きます。

21遺伝子の発現を検査し再発率を計算します。1990年後半に考えられ私は開発当時からよく知っています。欧米では化学療法による害が問題となり開発されました。
そのころは欧米では使えましたが日本では保険適応となりませんでした。個人的には古い検査で何をいまさらという検査です。
以後大規模前向き検査が行われました。
下図1のごとくTAILORx試験とRxPONDR試験です。

TAILORx試験は5cm以下ホルモン陽性 HER2陰性早期乳癌リンパ節転移陰性中間リスク (RS11-25)に抗がん剤がいるかの試験。
RxPONDR試験試験はホルモン陽性 HER2陰性早期乳癌リンパ節転移1-3個
RS25以下に抗がん剤がいるかの試験です。

両試験をまとめるとわかっているのは図2に要約されます。
閉経前の人は抗がん剤を検討のエリアが広すぎて結局どうすればよいのという結果です。

閉経前の人は卵巣抑制してホルモン剤との比較ができていないのがこの試験の最大の欠点です。
抗がん剤の効果が抗がん剤による卵巣抑制の結果か化学療法による薬剤の効果かがわからないのです。

閉経後の人は両試験ともRS26以上は抗癌剤しましょうという結果です。
これは病理結果で分かりますよね。

お値段の高い検査のわりに得るものは少ないです。

図1


図2
clinical risk low*腫瘍3cm以下かつGrade1 腫瘍系2cmかつgrade2   腫瘍1cm以下かつgrade3


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