乳がん治療での抗がん剤にともなう閉経について
乳がん治療において抗がん剤による卵巣機能障害から無月経になる患者さんも多いです。無月経になる要因は年齢と エンドキサン(シクロフォスファミド)(TC療法 AC療法で使われる C です。)の投与総量です。
年齢が40歳未満でも無月経になる割合は平均40%です。40歳以上では80%近いです。40歳以上では無月経になった場合、回復の可能性は非常に低いです。よく勉強している先生はリュープリン等を併用して卵巣保護してくれることもあります。(卵巣機能を保護するために使用されるホルモン療法薬で、生殖年齢の乳がん患者が化学療法を受ける場合に推奨されています。)
化学療法を開始する前に患者さんの挙児希望を確認して十分な情報を提供しています。
挙児希望の方はしっかり先生に伝えて対応してくれる医療機関を選びましょう。