新規抗がん剤トロデルビの予想される副作用
トロデルビ (ヴィ?)の申請が通りました。トロデルビの⼀般名はサシツズマブ・ゴビテカンという薬剤です。
乳がんの多くに発現しているTrop-2を標的とするsacituzumabを、イリノテカンの活性代謝物SN-38(トポイソメラーゼI阻害薬)と独自の加水分解性リンカーを介して結合させた抗Trop-2 ADCです。
進行再発トリプルネガティブ乳がんの患者さんで2個以上の治療が終了している人が適応です。
Trop-2にくっつく抗体にイリノテカンがついています。イリノテカンは30年程前に開発され副作用は酷かったです。高度な骨髄抑制 ・高度な下痢(排便回数の増加、水様便、腹痛を伴う下痢など) また、副作用は、使用が長期間になると強くあらわれ、長く続くことがありま す。肝臓で排泄されるためひどい下痢になります。特に腸の通りの悪い人(お腹の手術をしていたり、大腸がんがたまたまあった人) 腸閉塞のある人は禁忌です。
お腹の手術等していて腸管の通りの悪い人は出来るだけ使わないでください。副作用に苦しみます。お腹の手術して腸管の動きが悪い人は主治医申し出てください。
自分の身は自分で守りましょう。