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梅宮アンナさんの浸潤性小葉癌

梅宮アンナさん、乳がん宣言されましたね。
浸潤性小葉癌。すでにStageⅢAということで進行した乳がんです。出来てから5-6年以上は経っています。StageⅢAはがんの大きさが5cm以下、かつわきの下のリンパ節転移あり。 そのリンパ節が固定されていて動かない、もしくはリンパ節が互いに癒着している状態です。テレビのインタビューで(乳房が小さくなっている)ということを聞くともっと進行している可能性はあります。浸潤性小葉癌は誤診の多い癌として乳腺外科医の中では有名です。梅宮アンナさんも検診は行っていたということでしたし、診断出来なかった病院もあったということでした。小葉に出来るのではっきりしたしこりを作らず広がることが多いです。多発することも多いです。以前より乳腺症があって乳房固めの人は要注意です。画像検査で分からなかったということですが触診したらすぐわかったと思います。最近は触診あまりしませんから。
いずれにしてもベテランの乳腺科医なら乳房が小さくなったという一言で乳癌疑います。炎症性乳癌を疑います。
サブタイプの情報はありませんが治療は基本抗癌剤の先行投与になります。術前化学療法半年後手術でしょうか?乳房全摘出して放射線治療施行。
落ち着いて時期を見て乳房再建されるのでしょう。
また、父親の梅宮辰夫さんが6個の癌に侵されていたいうことですのでなんらかの遺伝子異常は十分考えられます。遺伝子検査もしていると思います。
良い経過となることをお祈りします。


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