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乳がん手術の現在位置

 乳がん手術では従来の手術が最も優れていますが、消化器外科 呼吸器外科では、術前IT技術を駆使し,がん病巣の正確な情報から,最新内視鏡技術やロボット手術を駆使する手術が行われています。しかし、このように技術革新が進んだのにも関わらず,未だにがん局所の動態が30年間以上まったく解明されていません。
  なぜ,思いがけない局所再発,リンパ節転移,さらに遠隔転移が発生してしまうのか?

 手術方法が変わっただけで手術成績は少しもよくなっていないのです。成績が良くなっていないにもかかわらず内視鏡やロボット手術は医療費が10倍以上かかります。医療資源が無限大ではないので,可能な限り安心安価な治療法が望まれることは皆さんの願いでしょう。
 かつて外科的治療は,安価で確実な治療とされていました。外科治療は評価は下がる一方ですが本来もっと高く評価されるべきものでもあります。特に局所に限定されていると考えるがんには効果が高いです。
 がんの内科的療法には,信じられなく高価な治療費がかかります。この治療でがんが制圧できれば納得もできますが,なかなかその目的が達成されているとは考えにくいです。

コンサバな従来の乳がん手術は手術の世界では完成品の一つです。安心して受けてください。



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