「理解ある彼くん」主人公の恋愛小説が読みたい
無性愛者ですが、結構恋愛小説読みます。ライフワーク、性愛の観察、分析です。
👇引用させていただきましたが、内容はことごとくずれます。下記の記事の恋愛での不幸な女の描写がとても上手くて感動したので(笑)、常々思っていることを書きます。
こういう不幸な女性は小説の中に本当にたくさんいます。いわゆる不幸な女作品はとても多いですね。
誰かそろそろ見捨てられ不安にかられた不幸な男メインの作品を書いてくれないだろうか?!
女はもうたくさんあるから、そろそろ男版が読みたいんだけど…と思います。
普通に考えて、地雷女に惹きつけられる男には、相応の闇があるに決まっています。
どうしてもこういう地雷女にハマってしまう、強く出られない、辛くても関係を切れない、傷ついても耐えてしまう、いわゆる「理解ある彼くん」目線で男の闇を掘り下げた作品が読みたいです!!!!
不幸な女に無意識で惹かれてしまう、自覚の無い不幸な男も多いと思うんですよね。
そして、男って強度は違えどほぼ全員、無意識下に「女の不幸萌え」があるんじゃないか?といろいろ読んだり話聞いてると思います。
責任感の亜種だと思うんですが、救済欲求みたいなやつを持っていますよね。
「おれは不幸な彼女を救う!」となって、「おれも彼女も幸せ!」なら筋が通っているけれど、男の場合、この救済欲求のせいで「彼女が幸せならおれも幸せ!」全振りの虚人になることがあり、恋愛すると自我が消えるのは男独特の闇だと思います。あと小説だとこういう男は大体フラれて当て馬にされます。悲しい。
理解ある彼くんだけでなく、暴力を振るう男も見捨てられ不安男です。自分から離れないように、殴ったりいじめたりして押さえつけるわけで。泣きながら謝る時の心理とか読みたい。
それから、いわゆる「メンヘラ製造機」と呼ばれるのも見捨てられ不安男のアグレッシブ版だと思うんですが、かなり興味あります。女を甘やかしてダメにして依存させて満たされるってすごいよなあ。
対極にいそうな浮気男だって、最愛のひとりを決めて見捨てられるのが怖いから、浮気に走っているのかもしれない。いろいろな見捨てられ不安…。
「女の性愛の狂気」作品は結構たくさんあります。
女×性愛というテーマは、不幸な女から幸福な女、天使のような女から悪魔のような女まで描けます。そこから更に女の抑圧や社会の歪みとかまで描けますから、テーマとして良いんでしょう。女=性愛すぎ。
しかし、「男の性愛の狂気」となると、激モテドンファンとか特殊性癖とか精神疾患とか、そういうズルい設定(笑)でお茶を濁して、男×性愛がテーマの作品はあまり読んだことない気がします。
橋本治が訳した源氏物語は、光源氏一人称なのでアダルトチルドレンのプレイボーイの心境が書いてあって面白いです。
男の見捨てられ不安のリアルを詳しく知りたいんよ!!誰か書いて!!!!!
もちろん、振り回されボロボロになった「彼くん」は、その後「理解ある彼女ちゃん」に会い、自分の不幸と闇を自覚し、救われることによって救いたいという感情を取り戻します。〜happy end〜
今の時代「理解ある彼くん」ばかりなのはアンフェアですから、「理解ある彼女ちゃん」もいなくてはなりません…。
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