ちょっと深掘りペットの病気『慢性腎不全』⓵腎臓の機能
こんにちは!古賀です
ちょっと深掘りペットの病気シリーズ待望の第二弾は猫さんの多くが直面する病気
『慢性腎不全について』
そもそも皆さんにとって臓器の名前って耳馴染みがないですよね(catface)私も獣医学部に入った当初は、脾臓がどこにあるのか、何をしているのか 分かりませんでしたし 腎臓も肝臓もフワッとした感じでとらえていました(2年生の時に解剖学の授業でがっっつり叩き込まれることになりますが。。。)
そんなわけでまずは 腎臓って何をしているの? からスタートして 慢性腎不全を紐解いていこうと思います。
ではではスタートです(clap)
まず、腎臓とは 腰の上の方に左右にある豆の形をした臓器です。
主な働きは 尿を作る という事ですが、尿を作るというのは
・血液から尿のモトを作る その中にある必要なモノは再吸収して体に残し、さらに老廃物を尿に混ぜて捨てる
・その工程の間にカルシウムやリン、カリウムなどのイオンのバランスをととのえる
(結果血圧をコントロールする)
という事をしています。
そしてその他に 赤血球を作る命令を出す という重要な役割もしています。
意外ですよね(baffled)
腎臓は再生しない臓器です。
なので、年齢に伴い機能が徐々に落ちてきます。
その落ちるスピードが速いと、若いうちに腎不全(何かの原因で腎臓の機能が落ちている状態)になってしまうのですね。
機能が70%くらい障害されてやっと、症状や検査の異常が出てきます。
発見できたときにはもう30%しか機能が残っていないという事ですから 大事にしないとですね(blush)
次回は どんなことで腎臓に負担がかかるの?
『腎不全の原因について』 です