姫乃いつき撮影日記α
2024.1.14 東北ポートレート主催撮影会で、姫乃いつきさんを撮影してきた。その後半を。
前半は、西公園中心で撮影。後半は、定禅寺通りと一本裏側の路地とか。
午後も進み、太陽の位置がだいぶ傾いてきた。
ひめのさんには悪いと思いながらも、順光の中でもスポットを狙う。
まぁ、眩しい。
度逆光を撮るときの自分を思えば、本当に目がつらい。
路地に入れば、明暗差がある割に、直射でない分比較的写りやすい、はず。
さて、思わずシャッターを切ってしまうという話。
それもそうだし、結果的に、フォーカスなどの限界を確認したというか、あ、合ってないよ、を実感。これは、フォーカスだけでなく、むしろ手振れ補正が追いつかず、一見フォーカスが合っていないように見えるが、そのせいではないことが分かった。というか、故障かもしれない。
実際には、手振れするシャッタースピードではないので、始めから切っておくべきだった。それか、アクティブにするか。
それよりも、一秒間平均2.5枚とか押すな、という話。
このあたりで、気づくのだった。
あまり動かないものを撮っていたので、設定も、フォーカス優先にしっぱなしだったのだけど、この機に、AF-Cの時は、レリース優先に。ちなみに、暗い場所での撮影も多いので、AF-Aにしてあり、補助光を使うためだけど、それが邪魔になることもあるので、その辺は細目に変更しているのだ。
とは言え、それよりも、カメラもレンズも、どうやらその撮り方ではスペック不足なのは、分かったわけで。その撮り方なら、ではだけど。
ちなみに、半押しフォーカスでフォーカス優先でも、合わないことが多かった。というか、撮り方が間違っているのだから、当然。
親指フォーカス、レリース優先だと、合わない瞬間もあるが、合っている確率は、それよりはましだった。この設定は、モデル撮影をし始めた頃にしていたのだが、結局、もとに戻ったわけだ。
もうひとつ。いつきさんだけが動くわけではなくて、私も動きながら撮るから、なおさらであって、それは、技術不足と焦りすぎということ。
反省を踏まえたうえで、路地の撮影。個人的に好きなシチュエーション。
いつきさんに髪を下ろしてもらったのは、こういう場所でのイメージを想定していたのもあったのです。
いつきさん、黄色も似合う。
街で撮影していると、歩行者様が立ち止まってしまう。そんなとき、モデルさんがこうして通してくれる。それにしても、こういう時の笑顔は、素敵なんだよな。
それはそうと、基本的には上からの光ではあるが、日陰の明暗で、左からは西日の、右からは大きい通りからの光が、ビルの隙間から漏れている。もう少しここで撮ればと、あとで思う。こういう色の光は、好きだ。
天真爛漫な姫乃さんは勿論好きだし、撮った後に気持ちもいい。だけど、それだけでは満足できないし、もっと魅力的に撮れるようになりたい。
いつきさんは、そういう気持ちにさせてくれる人なのだ。
裏通りを抜けて、晩翠通りへ。
晩翠とは、土井晩翠に因んでいる、はずである。
すでに西日となっていたので、西側の通りは日陰になっている。
そんな場所は、心が落ち着く。
歩道と車道ギリギリになってしまう、70mm.
こういう時は、35mmの使い勝手の良さを痛感するけど、いつきさんを撮っているという実感は、70mmのほうが実感できたかも。
日陰と言っても、西日が向かいのビルに反射して、淡い光も射している。
もう少しそれを有効に使えばよかった。
そこから県民会館側に道路を渡り、レンズを50mmに替える。
人通りも多くなってきたので、近距離で撮影したほうが良くなったからだ。
県民会館は催しがないようで、というか、工事中?というか、使われていない感じ?、いや、催しがないだけか・・・。というか、市民会館ではどうやら吹奏楽関係の演奏会みたいなのやっていたようで、楽器を持ち歩く人がたくさん通りを歩いていたな。吹奏楽祭的な、なにかかな。
すっかり吹奏楽とは縁がなくなった私だが、その関係の撮影をしてきた。
ホール撮影はポジションが限られるので、ある程度動線を確認しなくてはいけない。今回多分2回目のホールだったので、ある程度は。
舞台袖への動線は、重要。主催側での撮影ならではのアングルが撮れるからだ。
今回は、前に出てのソロ奏者が多数いたので、正面だけでなく、最前列からの広角っぽいアングルも追加してみた。まぁ、奏者からすると気が散ることもあるからあまり良いとも言えないのだが、観客からすると、一番邪魔にならない位置でも、ある。というのも、今回のホールは、最後尾の席の後ろに通路がなく、そこから望遠で撮ることが出来なかった。そうすると、中央通路で撮ることになるが、観客からするとだいぶストレスになる。そこからのは、数秒の撮影で移動するので、その意味でも、最前列は、落ち着いて撮れるのだ。ただ、ローアングルとなるので、それだけというのはダメなわけで、ここで動線が重要になる。一曲の間に、舞台袖から客席側まで撮るからなのだが、今回はわりと長めの曲だと知っていて、7、8分ぐらいの余裕があったので、4シーンは撮れる。カットなら、16ぐらいか。
話を戻そう。
通りに光が射していると、撮ってしまうのは習性?なんで座っているかというと、立つと、光が当たらなくなるからなのである。
だいぶ日陰が多くなって、信号待ちにとりあえず。この辺からは、エピローグ的な感覚で撮っていたり。
ということで。
めがねを持ってきてもらっていたことを、忘れていたのでした。
かわいい。かわいい。カワイイ。
あとで気づくのですが、上からとかのアングルで、ぼかし過ぎると、違和感のある写真になったり。これ、失敗です。
なのですが、・・・
切り取り方では、若干違和感が緩和されたり。
どちらにしても、髪の毛が被っていることに気づけなくて、あれなんですけど。こういうのは、私の責任なのです。ごめんなさい、いつきさん。
スクランブル交差点なので、信号待ちの時間が、まぁ長い。話しながら撮りました。大好物です。
意味はないのだけど、飛んでもらったり。本当は、着地したときの表情を狙っていたのですが、さすが、いつきさん。
集合場所に戻っての、残り時間で。5分ぐらいかな。この時間が、一番いいと思える。
そんな2時間。こんな2時間。
ある意味で、夢のような時間。
そうでもあり、テストでもあり、実践でもあり。
そうなんだけど、いつきさんを撮る衝動と、いつきさんの話を聞く楽しみと。
色々な反省と、試したかったことの検証と。
ありがとう、姫乃いつきさん。