構成主義的表現(フォト系)
こんにちは、Browncatです。
この記事は以前に、Pixiv FANBOXにアップしていた記事を書き直したものです。
そもそも元記事を書くきっかけは、BDさんの以下のブログ記事でした。
このなかに「20.キュビズム!これもモダン!」という項目が含まれており、もともと自分もキュビズムや、同時代の構成主義に関心があったので、SDを用いた構成主義的表現に取り組んでみました。
記事は2つに分けて、本稿はフォト系モデルを使用した結果を掲載しています。
☆イラスト系については、この記事の一番下に、続きの記事へのリンクがあります。
方法
普段描いているプロンプトに以下のものを追加します。
結果
chilled_remix
アジア系の人物の表現力が高く、人気があるモデル「chilled_remix」の生成結果です。
このようにLoRAはjapaneseDollLikeness_v10を用いました。パラメータが0.6より少ない場合には、西欧人的な顔つきの度合いが増えていきます。
ところで、chilled_remixのリリース以前には、「ChillOutMix」という人気モデルがありましたが、ライセンス上の問題があり、いくつかの経緯を経て、鎖城郎郭さんにより、ChillOutMixにテイストが近いモデルとして作成されました。
BRA V5
最近、混合マージではない学習モデルとして注目を集めているのが、BanKaiさんが作製した「BRA V5」です。
chilled_remixと同じプロンプトでBRA V5で生成したところ、背景が描かれない一方で、衣装に独特の特徴がみられる生成結果でした。
グラフィックな背景が出ないのは、そもそも学習データにそのような画像がないからと考えられ、イラストの要素がない純粋フォト系学習モデルの特徴といえそうです。
上原亜衣LoRAモデル
上原亜衣さんが、AIを活用したプロジェクト「AI uehara project」を開催し、その一環で上原さん本人がLoRAモデルを提供しています。
そこで上原さんのLoRAを適用した結果、このようになりました。
以前の記事向けで、モデルはchilled_re_genelicを使用していました。
Ria LoRAモデル
バーチャルヒューマンのRiaさんにもLoRAモデルがあります。そこでRiaさんのLoRAでも描いてみました。chilled_re_genelic使用。
特徴的な出力結果となるため、左画像ではプロンプトから服の装飾にかかわる記述を外しています。
また右画像では、服装の色をblueからturquoise greenに変更しています。服の色を変えるとその影響が服装の形状や背景など画像全体に及ぶのが不思議です。
以下、イラスト系の記事に続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?