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人の手を借りない

85歳になって、考えることは、単純です。身の回りのことが、人の手を借りずにやれるように、頑張ろうということなんです。
たとえば、まだ一人でお風呂に入れる。髪も洗える。
こんなことでも、ありがたいなと思うのです。
一人でパンツがはける、着替えもできる、ありがたいなと思うのです。
左膝がやられて、歩くのはのろい。途中で、ベンチがあれば、ちょっと休んでから帰れるのにな、と、ベンチのない道を恨めしく思う。でも、まだ一人で外出もできる。電車にも一人で乗れる。
これがいつまで続くのかなという不安はあります。
掃除機をかけたり風呂掃除をしたりするのは、億劫。
でも、ヨタヨタしながらも、やらなければという思いはあります。
側から見れば、ヨボヨボの歩き方、自分でも、道を歩くときは、膝が痛く、家まで辿り着けるかと思うことがあるけれど、なんとか頑張って歩いています。
さてさて、これがいつまで続いてくれることやら。
明日を気にしながらも、生きています。

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