カラオケクレンジング
私の中にエイリアン(古っ!)がいる!?
私はよく喉の違和感を感じる。
何かがつまったような、苦しい感じ。
東洋医学に詳しい人は「梅核気」ではないか、と言っていた。
どうやらエネルギーが出るに出られずそこにとどまってしまうものらしい。
私には分かる。
これは感情が不調を起こした時に現れる、過去幾度と親しんできた私のエイリアンだと。
発散しきれずに、喉に張り付いているのだ。
これを治すのには、まず大声を張り上げること。
ということでカラオケへ入る。もちろん1人で。
もうエックスジャパンしかない。
私は中学の頃から彼らの曲が好きだった。
彼らの初期の曲を入れまくる!
隣の部屋から、「なごり雪」を歌っている優しき声が聞こえる。
すまぬ、狂犬が隣の部屋に入りました。
紅
WEEKEND
silent jealousy
sadistic desire
X
最高のラインナップだ。
YOSHIKIとToshiとhideを脳内で合体させ、喉に圧をかけた声とエネルギーで歌う!
というかもはや歌ではない。
紅だぁぁぁぁ!分かったかぁぁ!聞いとけよ!俺の梅核気!俺は正気!俺のソウル!!
30分経過、落ち着いて来た。
endless rain
名曲だ。
ついでに嵐のワンラブも歌うが、Yoshikiと Toshiとhideがまだ残っているので、100年先も俺の意識は君臨するというふうにシャウトして終わった。
水分を摂って、外に出る。
熱風が顔に当たる。
私はいつも、私の過去と未来に助けられて今を生きている。
子供の頃、エックスジャパンが好きで良かった。
過去の私が「辛そうだからエックスジャパン歌おうよ」と言って来てくれたことに感謝して、熱風の中涙が頬を伝った。