牡羊座　30度（29.00～29.99）

牡羊座　30度のサビアンシンボル
「アヒルの池とそれが育む子供たち」
A duck pond and its brood.

29度で自分の存在が宇宙とどういった関係にあるのかを認識した牡羊座は、30度で自分という存在に適した場所に戻ろうとします。

それは、広大な空間の中で「自分」という存在の質量や水分量、成分などと同じ濃度の場所に吸い寄せられるようなものです。

本来、牡羊座は「自分とは？」という命題を理解するために、他人との比較を必要としません。ですが、この世界に生まれてくると、どうしても比較するという概念に遭遇してしまうために、本当は何もしなくても自分に適した場所や行動に向かって吸い寄せられて行くのですが、他人との比較を元に生み出されるものに翻弄され、自分を見失い、そして欠乏感だけが残っていたのです。

しかし、牡羊座が29度で得た大きな関係性は、ただ「そこ」に戻ればいいという事を再び思い出させ、30度では自らの感覚に従って自分の「池」に戻るのです。

水中で力を抜き、ただ漂っているだけで自分に丁度いい水深に落ち着くように。そして「そこ」が自分だと認識するのです。

ですので、この度数の影響が強い人は、多くは望みません。色々していたとしても、慣れ親しんだ、その人の本質に戻っていく人です。

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