天秤座　19度（18.00～18.99）

天秤座　19度のサビアンシンボル
「隠れている泥棒集団」
A gang of robbers in hiding.

天秤座は18度の時点で「個人的な主張に終わっていたもの」の中で、ある一定の評価を集団から得られるものを選び、育て、自分の内面にもあるマイナーな存在を言語化します。それが19度です。言い換えると、18度の時点で天秤座の心中に起こった「今の環境に対する不快な気持ちを基本とした、単発的な自己主張」を環境と折り合いが付くように育てることで、自分の中の反骨精神を表現する方法が手に入ったのです。

「不快な気持ちを基本とした自己主張」とは、シンボルで「泥棒集団」とされているように、素材のままでは何かしらのトラブルを生むようなアングラな精神性です。しかしその自己主張も、他人に伝わるように言語化していくことでメジャーな世界では評価されなくとも、マイナーな世界で共感を生み、ある特定の個性ある仲間を生み出す力となります。

「他人は自分の鏡」という言葉の延長線上に「世界は自分の鏡」という意味があるように、メジャーな精神もマイナーな精神も混在しているのが世界であり、そして人間です。天秤座はそんな世界に対し、自分を明け渡す事で自分自身を理解するサインですので、ここで「泥棒集団」という精神性を受け入れることで、メジャーな価値観等に対しても自分の反骨精神をしっかりと表現できる骨太な天秤座に生まれ変わるのです。

ちなみにマイナーな精神性を言語化できるようになった天秤座は、まだ芽が出ていないマイナーな精神を見つけ、育てる力があります。

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