乙女座　4度（3.00～3.99）

乙女座　4度のサビアンシンボル
「白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供」
A colored child playing with white children.

3度で一つの「確信」に集中する事で、そこから明確に見えるものは「あるもの」、見えないものは「無いもの」とはっきりと分かれます。それは3度の状態では「視野を狭める」行為と言えましたが、4度では、それを逆手にとって「見えているものに差異が無ければ、それは同じものである」という公平さが生まれます。

それは例えば「隣人を愛せよ」という言葉に寄れば、愚直に「隣人」とされる相手に対し「愛す」という行為を（それがどんな愛であれ）行おうするようなもので。それによると「隣人」がどんな人種であろうと関係ありません。むしろ多種多様に広がっている方が「隣人」としての幅が広がるため、その方が「隣人を愛せよ」の行為として都合がいいとも言えます。それがシンボルにある「白人」「黒人」というような違いは、「隣人」としては何も違いが無いという判断による公平さを生むのです。

しかしその「確信」による公平さにより「見えてこないもの」に対しては理解を示せないため、意思疎通が取れない部分ができます。それは「洗剤の香料が気になるから席を変えてほしい」というような声が、どんなに切実であっても「香料」の問題が「確信」に従って見えてこないなら、理解を示せないような類のものです。

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