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夢日記 No.84

「『占星術』という自動販売機でホロスコープを出すも、
 後ろの二人が気になって(私は)振り向く。」

占星術に限らず、名前や生年月日などを使用する
占いは、ちょっと自動販売機的だと思ってます。

偶然を使った占い(例えばつかみ取った枝の
本数から見る方法や、石を他の石にあてて見る方法)は、
偶然の一瞬のなかから見えてくる共時性を利用している
のだと、私は解釈しているのですが。

占星術の場合も、もちろん”その一瞬”なのですが、
それを日時というカメラで切り取って、改めて検証
するようなものだと思います。考え方としては解剖学です。

松村潔さんもおっしゃてましたが、占星術が
できるかどうかに何か特別な能力は必要ないんです。

ただ、その図に書かれている情報を、一つ一つ見ていって、
その全体のバランス崩さずに、物語が見えてくるか。

だから、むしろいろんな物語を知っている方が、
占断の時のイメージにはなるのかと思います。

しかし、それと同時に大切なのは、出生図など
その一瞬を図にしたホロスコープは、依頼された人の
「何か」を映しているという事で、

だから、依頼された「人」を見る事も「今」の
占断に必要な事なんじゃないかと思っています。

図に描かれているものは、その人の人生などを一面的に、
真上からだけ見ているようなもので、でも人生は、
その人の歩み方によって螺旋階段のように立体に
なっていると思うんです。

だから、占断をするときは、その人の「今」と、
ホロスコープの「一瞬」の両方を見ながら
占断している気がします。

なんだか、この夢は、それを思い起こさせるものでした。

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