牡牛座　29度（28.00～28.99）

牡牛座　29度のサビアンシンボル
「テーブルの前の二人の靴職人」
Two cobblers working at a table.

28度でこれまでの資質には無かった「他人との間に生まれるロマンス」を感じ取った牡牛座は、29度で本格的に牡牛座から双子座へ引っ越すか
どうかの検討に入ります。

といっても現在の家と次の家を「比較」すること自体、引っ越しを無意識であっても決めている事を示しています。ですのでここでは次の靴を試しながら、これから私は「何を捨てようとしているのか」を味わうといった意味合いもあるでしょう。

星座（サイン）の敷居をまたぐ時のショックは誰にも避けられません。だからこそ人は変化する時のショックを恐怖し、それを出来るだけ緩和したいと思い慌てふためきますが、切り替えポイントには「鉄の壁がある」と言われることもあるように、ここにははっきりと変化がある分、切り替えのショック自体は避けられないのです。

そしてその「壁」は経験した事を「無し」に出来ないのと同じように、次の星座に「入る事は出来るが戻る事はできない」という意図をもっているからなのですが、そのショックこそ「切り替わりましたよ！」という精神的儀式（イニシエーション）なので前向きに捉えましょう。

”赤毛のアン”のセリフで有名な「My turn has come.（私の番がきた）」のように未来に変化する事は決まっているので、しっかり受け止めた方が次のステップが楽になります。

ですので、ここでは「過去の良し悪し」と「未来の良し悪し」をしっかり吟味した上で、住み替えるタイミングで脱ぎ捨てるのが吉なのです。とくに「靴」という「足元」の切り替えなので、今まで自分は何の上に立っていたのかを吟味することになるでしょう。

いずれにしても、この度数に影響が強い人は「古風」と「斬新」や、「重厚」と「軽快」といった二つを正しく評価できる能力を持つ人です。しかしどちらかに　”決める”　のは不得意かもしれません。

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