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#1古着屋がみる映画【レオン】

『レオン』
言わずと知れた名作だ。
『レオン』は単なるアクション映画じゃない。
暴力やサスペンスが描かれる中で、レオンとマチルダの関係が、いつもどこかしら温かい雰囲気を持っている。
これは、服のチョイスにも反映されている。
映画を見ながら、「ああ、これ、古着屋にあったら絶対買っちゃうな」なんて思いながら見る自分がいる。

レオンの黒いコート「床より明るい服を着るな」

「床より明るい服を着るな」このセリフが好きな方もいると思う。
黒いコート、丈の短いトラウザー、ニットキャップ。
あのシンプルなデザイン、無駄を省いた感じが、冷徹な殺し屋であることを証明するかなようだ。彼の服装は一切派手さを求めない。

レオンがあのコートを着ているシーンを見てると、昔の大人が着てたような「定番」アイテムを探しに行きたくなる。
何度も着込まれて、少し色あせているけれど、しっかりとした存在感があるような服。 
それがレオンのキャラクターにぴったりだと思う。

マチルダのカジュアルさが最高に「古着」

彼女のファッションがまた、古着屋の目から見るとたまらない。
白いカーディガンとか、ボーダーのニットシャツとか、黒いチョーカーとか、ちょっとしたワンポイントが印象的。
反抗的で少し生意気な感じが、ちょうどそのまま服に出てる。
まるでどこかの古着屋で見つけたような感じがする。

あとサングラス。
あれはもう、古着屋で見かけたらすぐに手に取っちゃうタイプだよね。
サングラスをかけることで、マチルダがただの子供から、少し大人に近づく瞬間が描かれている気がする。

古着屋目線で見る『レオン』の魅力

映画を見終わった後、ふと古着屋に足を運んでみたくなる。
レオンが着ている黒いコートや、マチルダが着ていたカジュアルなアイテムたちが店に並んでいたら、どこか映画の世界が現実に入り込んだような気がして、思わず手に取ってしまう。
あのシンプルさ、あのちょっとだけ使い込まれた感、そしてどこか懐かしさを感じるデザインの数々。
『レオン』の服が持つ魅力は、映画の中だけでなく、古着屋で実際にその「空気」を感じることでも楽しめると思う。


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