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第二次緊急事態宣言日記

■20210107
トランプ大統領の呼びかけに応じた暴徒が米議会へ侵入、死者まで出る結果となった。
テロとの戦いで始まった2000年代は、20年後に大統領が民主主義を否定し暴力に訴えるというまさかの結末を迎えた。
分断の時代は、たとえどんな結果でも残りの半分に禍根を残すことになる。

昨日から1000人近く感染者を増やした本日。
爆弾低気圧の嵐の中 第二次緊急事態宣言が発令された。
感染規模は第一次の10倍近くになっているが、接触回避に向けた努力はそこまで周囲に見られない。これはコロナが未知が既知に変わりつつある安心感か、ただの慢心なのか。
少なくとも、リモートワークのリの字も出ない僕のいる環境はきっと「遅れている」側なんだろう。BCP推進が聞いて飽きれる。

SF作家の語るコロナ時代という座談会が非常に面白かった。
(https://www.youtube.com/watch?v=mVVzL9iTpJQ&feature=youtu.be)
空想はいつでも糧になってくれる。

■20210108
宣言下初日、日中はたいして社会状況は変わらないように見えて
19時過ぎになってやっとごはんをどこで食べるかに迷うことに気づく。
やはり、この対応はいびつに思える。
夜の飲食が悪なのではない。ヒトが集まることが悪なのだ。残念ながら。
明日はテイクアウトしよ。

そういえば身近な所でも罹患者が出た。取り合えず正論で上役を殴りやすくはなったかな。最悪のケースになることは避けなければ。幸い手段は握っている。

■20210109
三連休初日というものの全然出かける気にはならない。
終わりのない経済損失とかそんな単語がよぎる。

トランプ大統領がTwitterから永久BANされた。SNSとはいえ、一国の首相の言論手段が企業によりはく奪された形になる。双方の行為の是非を問うつもりもないし、むしろ次の大統領はSNSとの距離をどうとるかは興味はあるけれど、企業が政府に対して機能を制限できる(実際にした)というのは今後のターニングポイントになるような気もする。
Amazonも住宅分野に参入との報道。トヨタではないが、企業都市から企業国家へと発展する地域も2000年代のうちには出てきそう。その場合の民主主義や平等の在り方なんかはどうなるのか。もうSFの世界だな。
「アーマード・コア」の世界観到達は案外、すぐそこなのかもしれない(ただしメカ抜き)

■20210110
今年の寒波は手ごわい。まだ東京に雪は降らないものの、東北はおろか九州まで積雪。STAY HOMEがなければ連日その報道で持ち切りなレベル、電力ひっ迫が嫌な予感もしている。
SF作家が語るコロナ禍の動画で「人類は何で滅ぶのか」という議論があった。海外SF作家が比較的外的要因や認識外のほつれ、ヒトの進化先の上位存在などの定義をしている中で、日本人作家は「愛」に立脚する憐憫や社会システムの非合理性で危機に陥るという人が多かった。なるほど冠婚葬祭や死者を悼むこと自体が感染のトリガーになりうるコロナ禍で、科学と倫理を公衆衛生と社会的習慣という名で天秤にかけなければならない時代なのかも。いつかは我々も旧人類か。

■20210111
三連休最終日、成人式の解散如何はあれど、実施した自治体のほうが多い印象。若者軽視なのか、無用なおせっかいなのか。どちらに転んでも不満は出るよなあ。
国内にも変異株が持ち込まれたことが確定。今後の収束はさらに不確定要素が増えてしまった。無観客イベントが多数動く中、あとは個人のモラル(期待できない)に任せるタイミングなのか。不謹慎だけど、また誰か亡くならない限りは嫌なタイプのメメントモリだ。
甘いもの食べて風呂入って寝て快復しよう。明日は雨で東京も雪になるらしい。

全然関係ないけど、異様に殺伐とした世界感をパペットアニメで濁し切った
「PUIPUIモルカー」(https://www.youtube.com/watch?v=7Dr14FJvYmw)がすげえ。人間の愚かさをPOPに描く様が頭やべえ。
あとメカシャーク出てくる。覇権の香りがする。

■20210112
事態の情報公開が進まない。社会的責任が聞いてあきれる内容なので、責任ある人にも釘刺してきた。こういう時の危機管理の温度感が痛い。
こういうときの自分の狂犬性がちょっと好きなところあるけど、共通の空気を作ってから動き出すと大概対応が遅れるのは旧知の事実なので、書いて、送って記録に残して、糧か礎になるような気質でありたい。俺の屍を超えていけ。
重症者数が+13名と1割近い増傾向。緊急事態宣言も各地へと波及。
社会の求めるテレワーク支援に対して我々はなにもできていない。組織への絶望ってのがそろそろ顕在化するのでは? 

■20210113
とりあえず役員たちと話をして、納得できる理由で公表はなしでいったん決着。「社会の要求に組織が応えられない」ところに関しても明言し、まあ思うところはあるけど、良くも悪くも。 とりあえず今後の課題と企画的なものも出てきたので、最大効率を目指すのはそのまま。なんだかんだ異端な動きをする感じではある。
緊急事態宣言は各県に波及。
医療壊滅という単語や「この自粛に意味はあるのか」という論評も目立つ。
終わりのないコロナ禍で具体的な成功事例が見えず、「コロナが落ち着いたら」のお題目だけを金科玉条にして前に進むのに正直限界を迎えたり、声の大きい人につかれた人も顕在化してきてしまったのかなとも思える。
枯れつつある僕らはいいが、瑞々しい青春を諦念にまみれた孤独で受容できるかというのは別問題。事態が顕在化するまでもう少し世代がかかるかもだが、癒すものは何かあるのだろうかとは考える。

全然話は変わるけど、炭火で焼いた魚の旨さを改めて共有したい。
会社の近くのさばみりん焼き定食なら無限に食える。おうちでやる手段なんとかないだろうか。

■20210114
色々遠隔でできるように段取りつけたら、結構時間ができている。
色々考えたり相談受ける時間にしたいし、そのほうが性にあってる。(理解はされない)
取り合えずのところ働きながら平行でプロット考えたりオンライン拡散の手段とか営業手段考えたり、まあ生産性出しにくいながらも頑張ってはいる。

ふと歩きながら、①現生人類 ②疫病や環境変化に耐性をもつ、遺伝子操作された新人類 ③両者をサポートするために作られた人間をシミュレートしたAI、この三者で誰が最も「ヒト」であるかを巡る物語的なプロットを思いついた。
新人類より劣った存在である現生人類、それを創造主と崇めるAI、
上位種とはいえ肉体を持つ限りある存在である新人類とほぼ永遠の存在であるAI、少数の新人類と大多数の現生人類とクラウド下で個の概念自体がないAI いろいろ対比できそうだけど、なんか肉体を持つ以上現生も新人類は愚か、AIだけが希望の外宇宙へレディーゴー!なオチしか思いつかなそう。

あと、この動画がすごかった。大型哺乳類の学習における最適化。夢に見そう。
https://twitter.com/yusai00/status/1349646436099526660

■20210115
シン・エヴァ延期。結構つらいもんがあるけど、共に乗り越えましょう。
緊急事態宣言が出てから一週間がたつけど、TVの論法は「前回と比較して人手が…」と反証に終始。彼らは事実を伝えるわけではなく、批判的なポジションでマウントをとるのが好きな集団なのだと正直思っている。有益性は…なんだろうな。批判的な目線でそれ自体が矛盾する概念になりうるけど、反面教師のリテラシーはもっていたいと思う。
批判してマウントを取ることを志向に考えてた時代もあるし、権力に対しての怒りやアンチなスタンスを是としていた社会や世論も空気もあったのは事実だけど、今になってその全部が恥ずかしくなってきた。批判者が群れを成す空気がすごく苦手になってきた(同調者が群れを成すのも同じぐらい嫌い)、SNSのエコーチャンバー現象を客観視して気味悪がってるのも否めないけど、好きなモノや嫌いなヤツの話ぐらい自分に立脚して語れよ。というのは勝手な道徳だろうか。

■20210116
寒さも緩み日中は20度近い気温に。
暖かくなるだけでだいぶ気持ちも楽になる。年明けから殺伐としている理由の一つに寒さがあるのかもしれないが、明日からまた冷え込むとのこと。つらいな。
恵方巻きSFという記事を考えている。この20年ほどで拡大した恵方巻きという習慣も、プレミアムフライデーのように消えてしまわないとも言い切れないのでもし手に入らなくなったらどうしようかという妄想。色々と外で撮影もできたし、ちょっと面白い絵も撮れたので満足。日々の胡乱な妄想がなんだかんだ役に立っている。

NHKの「ライジング若冲」(https://www.nhk.jp/p/ts/56XX9Z1XJW/)がすごかった。美坊主の瑛大と中村七之助の若冲が手漕ぎ船の上でそっと手を重ねてFIN。画の力が強い。
岸部露伴といい、最近アイツら本気だ。

■20210117
急に冷え込んでいる。寒い。
いつも飲んでたお店で孤独のランチ。飲食店が叩かれがちだけど、会食じゃなくて個食だったら問題ないと思い本読みながらサクッと飲み食い。久しぶりだったな。孤独のグルメはだいぶ先を読んだニーズだったのかも.カウンター優遇や、20時以降テーブル席廃止とか生き抜く道はきっとあるはずなのに。
規制のみの策は既に限界を迎えている。達成型の目標提示(感染者が規定値以下で給付金)とか、消費者行動によっての付加価値(おひとり様へのポイント付与とか)、集団で動きたくなる人間性にカウンターを与えるようなゲーム設定とか報酬系が必要なのかもしれない。
むずかしいけどね。

■20210118
今年も三週間が過ぎた。感染者は増え続けている。
ワクチン担当大臣に河野氏が任命される。人選としては最高の人選だが、それ以外の閣僚で超有能さを見せられている者がいないのいうのもつらいものがある。国民の代表がこれということは、逆説的には日本人のレベルが落ちたということなのだろうか。
政治不信は断絶によって加速する。マスコミとSNSでは信頼は取り戻せない。すべてがその程度だ。きらくにいこうぜ、馬鹿は死ね。
変異株が市中感染したことを確認、イギリス由来なのか、国内変異なのかも不明だけど、
後者なら闘いは長引きそう。
共通の敵に全世界が対峙した結果、向きがそろった分違う模様の多様性が目立つようになった。相互に認識して尊重できれば人類の成果だったかもだが、実際ははみ出して叩かれたり衝突してより流れが乱れる事態のほうが目立ってしまっている。
希望と知恵と計画を武器に人類は先に進めるという幻想が死に、野生と欲望と反発でのみ生きるヒトという事実が浸透してしまったとき、ひとはひとでいられるのだろうか。

■20210119
やっと都内の実行生産数が1を割ったが、重症者数は最大更新、SNSなどでも重症者としての入院記や隔離においてのtipsなどよく見るようになってきた。新型コロナが普遍化して風邪と同程度のものになるまで10年程度との試算も出ている。東日本大震災から今年で10年、ふと書きながらおもったがその10年前は同時多発テロ、何となく10年スパンで歴史に残る事象にぶち当たっているのは、何か人理としてあったりするのかもしれない。
淘汰圧とか運命としての天敵種とか人類の自死システムとか。
プペルの諸々で、サロンシステムがよりクローズドになっていきそう。
居場所と所属を作るシステムが先鋭化すれば承認と集金のシステムに移行するのは自明の理かもしれないが、かつて可能性を感じていた者としてはちょっと悲しいなあ。
「ちゃんとゆるい」がブランドにできればいいんだが。

■20210120
政府がファイザーから7000万人分のワクチンを確保という速報が出た。タイミングの問題か河野大臣の辣腕が光ったのか、大臣もマスコミにいきなり釘をさしたり、やり手の香りがする。なんかバランス変わるかもしれない。
電通が本社売却検討とのこと。GINZASIXから大量店舗撤退の報もあり「東京にオフィスをもつ」意義が消えたという判断をする企業が増えた、案外地方分権の下地になるかもしれないが、職人城下町というか、地域性×職能の時代が復活する?のか?
ちょっとそれはそれで嫌だな。

空気が乾燥してるからか、銭湯いった直後の外気が異様に気持ちいい時期になった。よく行く高円寺の小杉湯でクラフトコーラなるアイテムを発見した。下落合でオリジナルで作る唯一の地コーラらしい。原液もあるらしいので見かけたら確保しておこう。

■20210121
バイデン新大統領が就任。
いきなりWHO再加盟の大統領令など、アメリカをつなぎなおす作業に移るが…日米どちらもトップ交代、老人たちはいかに戦うか、どこまで戦うか。
人類最悪の撤退戦を戦う彼らに幸運を。
ちなみにバイデンの次の第47代大統領はこのひとであってほしい
(https://twitter.com/chris_ship5/status/1323605137353404416?s=20)
最強(物理)の大統領がレッツバーリーするのがマジで見たいんだ。
MEEETなる新SNSを招待してもらったので、いろいろ触ってみる。
にしても紹介文例がくっそ意識高かったり、UXほぼTinderだったり思うとこはあるけど新しいコミュニティやジャンルのヒトと接触機会が減った今にはニーズあるのでは?
多分、きっと、おそらく。

■20210122
海外メディアより、日本政府は内部的には五輪中止の方向で進行とリーク。
この報道が海外からあったことで、国内政治家&メディアは信頼を一気に失う形になる。
デマととらえて実施すると無謀な希望を叫び続けてもアウト、実際に中止になっても現状実施方向で各面アピールしてしまってるのでアウト。多分一番マシなのは日本国として中止の申し出を行い、IOCの違約金も無視して五輪にかかわる権益を地に落とすことかもしれない。世界のフラストレーションを一気に吹き飛ばす唯一日本にしかできないことだ。
きっと陰キャの星として数世紀語り継がれる偉業となるだろう。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破が地上波で放送。
「「政府による非常事態宣言の発令により、この電車は最寄りの駅で停止します」」というアナウンスにかつてはフィクションを感じていたが、あってないようなリアルの第二次緊急事態宣言下だとなぜか緊張感が希釈される。嫌な方向で現実が空想を追い抜いてしまった。

■20210123
久しぶりに雨、都内もこのまま雪になるらしい。
電力使用率が逼迫していることもあってか、ブラックアウトの可能性もあるとのこと。
いつの間にか社会不安がすぐそこまで来てしまっているようだ。
インフラ民営化の波は2020年代でいったん区切りができるんじゃないかな。
個人や組織の利益追求と社会全体の幸福のバランスが欠け始めた。1970年代は公害や労働争議として現れたけど、50年たったら違う形で顕在化したとすればそれはそれで社会が成熟した証なのかもしれない。

雨の土曜日は憂鬱だったけど、最近はそうでもない。
より合法的におうちにいるという現状の後押しをしてくれるので、
映画や本を見ながらみかん食べて過ごそう。こんな時でも積読は増えるのが本当に不思議。

■20210124
新規感染者数は1000人を切る。常態化していた非日常がすこしずつ戻り始めている。
ワクチン接種リスクを声高に叫ぶマスコミも医療関係者含め多くの関連各所から指摘を受け、一部記事は撤回された。HPVワクチンという前例があったからでもあるし、権威あるからこそ間違いは間違いとして正すといいうスタンスが求められている。それがなければただの社会悪に成り下がるのは、自分も胆に銘じなければならない。
そういえばGoToと感染者拡大の因果関係は結局確認できたんだろうか。
特定の何かを悪として叩いて成敗してやった気になるような人たちの大声は、さすがにそろそろほんとにしんどい。今の大人のふるまいを見ている青少年は、10年後どんな価値観をもって社会に漕ぎ出すのだろうか。

■20210125
新規感染者数はさらに減で600人台。ただしこれは検査対象を変更した結果だという話を聞いた。成果はあるけど、指標としては微妙なのかも。
千代田区長選が始まり、弊社の周りも街宣が止まない。選挙の形はアップデートされるべきだと思うのだが、現状ここまでの実績がだいぶバイアス化してるのか、名前を顔を売るべきなのはわかるがその手段に疑問はないのか、正直思ってしまう。
少なくとも、昼のオフィス街に千代田区民は多くないと思うんだがなあ。
セグメントとかWebマーケの手法取り入れたら、まあ既存の価値集団が危ないんだろな。
ゴジラvsコングの予告が公開。最高だった。
スーパーXやメカゴジラの復活、ゴジラの熱戦にコングが武器をもって殴りつけるという意味わからんセンスオブワンダーは、今のクリエイター頭おかしくて最高ってニヤニヤしちゃう。劇場いきたいな。

■20210126
ANAの二年間休職制度、90万人規模のステルス失業等、雇用に関する報道が増えてきた。
経済活動の直接的な低下による需要減をもちろん人類社会は想定していないので、休業というか、余暇が生まれる人間はそりゃ増えるよなあ…。
ただ、その余暇を受け止められない社会が構築されている(コロナ禍だからかもだが)のは、案外人類て貧しいままだたのかもとも思えてしまう。
とりあえず少々ネタ切れ気味ではある。映画秘宝編集部のコンプラと教科書に載りそうな火消しの悪さとか、松屋のシュクメルリ膳うまいねとか、そういったいわゆる日記的なものもほんとはあったほうがいいのかも。これぞ余暇だ。

■20210127
世界感染者1億を突破、人類の70人に一人が感染者、世界一のトレンドだ。
なかなか自分野が特権的な立場にあると思い込んだ人たちの暴虐が目に余るようになってきた。さっさとIOCの提唱する選手に優先的にワクチンをという声明も形骸化してほしいが、こう「体育会系陽キャ」への批判はなかなか刺さらないんだよな、なんでだろ。
音声限定のSNS「club house」がちょっと面白そう。媒体として巨大化しすぎたTV局やメディアから離れたところで対談配信ができる、コンテンツ化できるのは面白そう。
いい意味でアングラな話題が広がりそうで、可能性を感じるがなー。
気圧の変化で頭痛がひどい。免疫力が落ちてる気がするし、飯食って風呂入って早く寝よう。

■20210128
都内は一瞬大粒の雪に。積もりはしなかったけど世紀末のような光景は美しかった。
かねてから懸念だった感染症法は刑事罰削除で合意。こっそり外食の一部与党もいてだいぶ骨抜きな印象だが、個人の自由を制限するよりはマシか。人類のさらなる成熟に期待しよう。どうでもいいが議員の謝罪動画は見苦しい。格がちがう情けなさと適当さがもう、全然おいしくない。
頭痛はだいぶマシになったが、寒さが身に染みる。チキンタツタでもたべようかな。飯の話が増えがちなのは、なんの傾向なんだろうか。

■20210129
緊急事態宣言延長論が報道。まあ可能性は高いか。宮古島に自衛隊派遣依頼など、少し前は考えられなかったような要請が続く。弊社もPCR検査を希望者に、ということで特に症状はないけど申請してみた。来週受けてみて、何か動きあるかな。とりあえず今しか受けられない内容なので経験ではある。ひょっとしたら近くの席の人に濃厚接触者判定かましちゃうかもしれない。危機管理ってどうなってるのかも気になるので、まあ天災だと思って(やるだけ対策してもかかるときはかかるという意味で)悪運試してみようか 。
深夜にいきなりシン・ウルトラマンの予告が公開。きっとシン・エヴァのラストに劇場で流したかったんだろうなと思いつつ、どっちも楽しみにしている自分がいる。はやく劇場にいきたい。

■20210130
緊急事態宣言は延長の方向、この日記も3/7まで続く。
カタカナ造語と茶番で都民を啓蒙する小池知事の芸風が流石につらい物に感じてきて、
僕らは彼女が見ている東京都民なのか逆に不安になるほど。ただここで公権力によるさらなる規制を簡単に望んでしまうのは悪しき風習なので、これから求めるべきは敵を作ることでなく協力と連帯なのかなあと。すなわち、愛。バレンタインシーズンだし。
冗談はさておき、現状戦力の逐次投入各個撃破とちょっと辛い感じになっている。昨年第一次緊急事態宣言で自粛大規模投入しても第二波第三波を避けられなかったという無力感が国民を襲い、為政者も結局のところ次の一手を打ちにくくなってしまっている。もうこれは天災なのだ、注意しても(個人の努力で回避しやすくなるだけで)避けられない事態なのだ。最低限のタブーすら破る馬鹿共は置いといて、もーっとマクロな視点で乗り越えるというか達観する視野がほんとは欲しい。
そして、願わくばすべての最前線で戦うすべての従事者に幸運を。

■20210131
一月も今日で終了、天気がいいだけでそれでいい。
春眠暁を覚えず…レベルまではいかないけど、昼寝が気持ちいいのは大事。
Clubhouseはいまだにアンドロイド対応まだなので完全の乗り遅れ。いろんな業界のクロストークは面白そうだけど、クローズドなSNSなのでそこまではやらない(常人があふれると廃れる?)ような気もしないでもない。どうなんだろ。
東宝のGEMSTONEで面白い物があった。
https://www.youtube.com/watch?v=FCIFAeHrkEE
なんか、こう、手の届く範囲のポストアポカリプスSF(しかも希望のあるタイプ)が心地いい。いい作品だなあ。

■20210201
2月突入。朝から雹が降ったりちょっと不穏な天気。
夜間飲食店への出入りをした衆院議員が相次いで辞職。身をきったなということもあるが、二階氏への批判も逆に高まる。森氏がしゃべる度逆説的に五輪嫌いな人間増えたし、実は撤退に向けた高度な情報戦だったんじゃないかなとも思える。
敵を作ることで一致団結できるヒトとしての性質をうまく利用しているのであれば、こんなにも美しく邪悪な手段はない。人類征服しようとおもった時はプランの一つに加えよう。
この状況下で若手のストレスが計り知れない感じになっている。
吐き出せたり槍を刺す大物がいればまたかわるんだろうけど、希望の持ち方が僕にはつたえられない。

■20210202
緊急事態宣言延長会見、マスコミの振る舞いを見るのがつらくて見るのをやめてしまった。カメラも記者の顔ちゃんと映せばいいのに。
病める若手にストレス耐性がないと言い出したマネージャーに「システムが悪いんじゃないすか?」と気炎を吐いてしまった。自分がどうこうできる立場じゃないし、だから何かしようとしても別の若手に何もしないでと釘刺されるし。こう、無為である。しゃーないけど。
色々別件の企画も通りそうだし(また自分が人身御供になる)、まだできそうな気もするけどなんだか気持ちが悪い。
福利厚生でPCR検査を受ける。結果は明日以降。パッケージの版改定的に東亜産業めちゃくちゃ儲けてるな…、可否あるけどサイコパスのビジネスとしてはすごいと思う。
恵方は南南東。ジェネリック版として麩菓子食べるヒトはどれぐらい増えただろうか。

■20210203
会社も社会もなんだか空気がよくない。閉塞感か、諦念なのか鬱屈なのか。
原動力が責任感より興味関心や周囲への不満になりつつある。正論でヒトを殴りたくなる。
改正コロナ特措法が成立したり、富裕層向けの子供手当削除が決定したり、閉塞感がすごい。
この最中に緊縮はわかるが、ターゲットが…。この国は子供が生まれることをもう是とはしないようだ。そうだね森さん楽しそうだもんね。全国民からあれだけの呪詛を受けながら、まだ元気な彼はもしかしたら神の子なのかもしれない。しからば神殺しの槍が必要だ。

あーよくないよくない。
そういえば松屋のマッサマンカレーがおいしそう。テイクアウトしてミックスナッツ砕いてかけて香ばしさを演出したい。そんな水曜、そして立春。冬も終わる。

■20210204
森さん会見しない方がよかったんじゃないかな。
「発言を撤回する」という言葉はもう絶対に自分ではつかうまいと思った。自己の認識は改めないまま発言だけを撤回するという、自己をさらけ出しすらせず敬意に欠ける。内心の自由は認めるが、相手に敬意のないふるまいや対応はそれはそれで縛られるべきだとおもう。
(自由と規律は併存できる、と思いたい。)
残念ながら、あの場にあの発言機会を与えて、かつ周囲が訂正すらしなかった時点でJOCも日本政府も日本人の大人の品位と、五輪実現に向け得るべき最低限の信頼も失われた。
とりあえず開催の如何を民意やアスリートの努力に求めるな。自分で蒔いた種だ幕引きぐらい自分たちでやれ。ということだろうか。もうやんなる。
ちょっとずつ読み進めている闇の自己啓発は中国編が抜群に面白い。
幸福のために自我はノイズだという伊藤計劃のハーモニー的な考えが結構出てくる。
人間賛歌を突き詰めると、最大の敵は自己愛という謎のロジックが生まれてしまう。案外社会性のある昆虫とか、理想の姿なのかもしれない。ぜええええええったいにやだけど。

とにかく気温差で頭がくらくらする。頭痛がひどいので、甘い物食べてさっさと寝よう。

■20210205
色々と進めていた企画が契約締結、マイページの膨大なテキストを一人で書くような感じになりそうでちょっとしんどい。「我々は何者か」の言語化がいかにできていないか、わかる人間がそもそも少ないのかなあ。なんか教え子にも悪意もって対応されるし、ヤバ線を無理やり話しまとめたら疎まれるし、よかれと思ってやったことが裏目に出ている、まあ難しいけど主義を曲げた方がまだつらい。きっと。
こう考えるとわが道の美学を貫いて、周囲の環境に左右されずそこそこ評価ももらえる文筆って結構精神衛生上いいのかもしれない。孤独が進むだれもおれをあいさない。
そういやライターがらみの仕事ツールがMessenger→sluckと移行。はよ慣れないとなー。
マッサマンカレーはまだ食べられていない。土日にいけるか。

■20210206
検体発送から3日、PCR検査の結果が来た。低リスクとの判断。
東亜産業儲かってるなー。個人情報と3000円の引き換えに仮初の安心を売る会社という認識なので、今後どんな方向に転んでももはや驚かない。拡大傾向もあって良くも悪くも旬の会社だ。とりあえず陰性っぽいので母から届いた荷物で祝杯、バラ大根久しぶりに作ったけどおいしい。
https://twitter.com/nyamph_pf/status/1357715271784361987?s=19
遺伝的アルゴリズムを使ったエロ画像生成のとりあえず経過まとめ。
なんかこう、サモトラケのニケとかミロのヴィーナスがああなってる意味がちょっとわかったというか。美を構成する要素って性的にどこを見ていたかがはっきりしたというか。面白かった。ここから先は嗜好の世界か、いつメガネが実装されるが楽しみである。
森氏の件はまだJOCは幕引きができていない。各国からの非難は暗喩で続いてるし、我々の官僚社会には自浄作用がないというジャッジを下されるのも時間の問題かもな。

■20210207
本当だったら今日で日記も終了予定だったが、宣言延長のため明日も続く。
昨日の美醜の話に引き続き、今後アイコンとしてのマスクがどんな記号として扱われるのかが楽しみだ。口を隠すフェチ的なアイコンなのか、新しい生活様式として普遍化していくのか、又はコロナ禍の記憶を呼び覚ますものとして忌み嫌われていくのか。
創作のキャラクターデザインとして反映され、オプションパーツとしてプラ製のマスクがフィギュアに付属する日は来るのが楽しみだ。
大河ドラマ「麒麟がくる」完走。コロナ禍に振り回された作品ながら、美しい色彩設計、マジレスモンスター光秀VSサイコパス信長、覇王を作り上げてしまった者しか果たせない責任を果たす物語はとても素晴らしかった。続きが見たい。

■20210208
身近な所でクラスターの単語がちらつく、急場の対応はしているようだが…。ここまで固執していたことのツケが一気に顕在化している。
ここまで積めたはずの経験や対策があったはずなのに、唯々悲しい。
濃厚接触者判定がどんなレベルのものなのか、すこし理解できた気がする。
この空気感と、何かあれば実行性なく批判を繰り返す声のでかい人たちのおかげで、
(僕も反省ではあるけど)空気はあまりよくない。高ストレスな環境だ。
残念ながら声の大きいヒトは声を届けて満足してしまうので、批判だけが残って具体案がかき消されてしまう現状になりつつある。
反面教師にしてなるべく煽って実働してたつもりではあるけど、多分響いてないよな。諦念がどこまで広がっているか。信頼関係はどれだけ残っているか。見極めるステージになってしまったのかもしれない。
ストレスたまるよなあー。

■20210209
PCR検査の可否がよくわからん。東亜産業の胡散臭いバイアスはあるにしても、とりあえず現状であれば検査しちゃえばよくね(少なくとも判断材料にはなる)のだが、絶対的相対的にベターな方向に向かう術の説明がしにくい。マジほんとひとにお節介やくとろくなことにならないのが続く。「ヒトを信頼するな」が嫌な方向で金言になりうる。
物事に対する解像度が違うのは頭ではわかっているのに、わかっていることを求めてしまうのは悪い癖だ。
共感性羞恥のケがあるので、第三者でも怒りや悲しみや陥れる悪意が垣間見えるとちょっと思考停止して気分が落ち込んでしまう。反抗心や開拓精神をもって行動に転嫁しちゃえば乗り切れるけど、そうもならない、中途半端な距離感と関係性のものだとどうも駄目みたい。そんなんばっかで精神削がれるここ最近。歯向かうだけならほんと楽なのにな。

■20210210
当該拠点全員PCR検査。我々の管理体制は敗北ということだろう。明らかに責任者に対する不平不満が聞こえてくる。スケープゴートになってもらうのが最善かもしれない。いい意味で同じ土俵で勝負してもらおう。
全国で緊急事態宣言解除見送りとの報道、オリンピック公式Twitterもヘッダーが東京2020→北京2022へ切り替えと暗黙の敗北ムードが漂い始めた。森氏の失言を利用し別の主張を始める一派や、とにかく群れて空気を作って支配しようとするのは本当に見苦しい。
さぱっと介錯してやるから笑って腹切れというような薩摩イズムもちょっとありかなと思うほど、なんか、こう、必死だけど、肯定しにくいことが続く。
この閉塞感でなんか攻撃的になってる自分がいて、ちょっと嫌なのも否めない。牙剥く先は上役に向けてるつもりではあるが。

■20210211
気候も穏やかな建国記念日。
森会長辞任、後任に川渕チェアマンとまたこう、嫌な予感がする人事。
発言の責任で五輪の開催可否というもっと大きな課題が矮小化してしまっているような気もする。もちろん切り分けるべき内容だが、これでガス抜きされて真に議論すべきことを見落とすような程度の国民性しかないのでは、という程度には絶望するだけの経験が蓄積されてしまった。ロイター記者の隔離期間パーティ参加によるコロナ感染拡大など、ここまで(違和感のある行動を重ねていた)権威が失敗することで確かにストレスは発散されるけど、それ自体が目的になっているような社会になってしまった気がする。
コンテンツ化の弊害だったり、これもひとつの享楽的な進化なのだろうか
メシウマはメシウマだけどそこに終わってはならない。とは考えている。
どうせやるなら野次馬よりももっと邪悪になってほしい。

■20210212
森会長辞任、後任の川渕チェアマンも政府方針で辞退、なぜか老人たちの友情を見せられて意味の分からん感じになっている。盛大な茶番。
どんどん趣旨から外れていく。もはやイデオロギーの問題だ。
ファイザーのワクチンが到着、認可もされ、来週以降の接種へとステージは進む。フィクションだったら空輸されたワクチンを狙ってテロリストが…というところだったが、秘密裡のうちにテロは未然に食い止められたと思うようにしよう。
弊社も粛々とコロナ対策、自動体温計と空気清浄機を各フロアに設置した。
空気清浄機の効果を高めるために窓を閉めるというファンキーな指示も受け、どうして我々がこうなったのかやっと納得。読解力大事 

■20210213
閉塞感がヤバすぎて、海が見たくなって何となく東京モノレール乗車、台場で下りて自由の女神像のあるビーチへ。とはいえ五輪会場のための工事で海岸は封鎖、海上の五輪モニュメントも行き場をなくしさみしい限り。こんな死蔵遺産が都内そこかしこにあるのかと思うと、単なる延命策は逆に苦しめるだけ、さぱっと安楽死させてやった方が幸せなのではとも思える。
とりあえずぼけっと潮の香りを嗅ぎながら本をよみ、ユニコーンガンダム眺めてちょい復活。人工的な土地だからこそ、生活感が薄いからこそあるパワーというのもあるのかなとこっそり。新橋でオムライス食って帰る。
今日は普通の日記。

■20210214
昨晩23時過ぎに東北でM7.3の地震。東京も震度4で体感2分ぐらいは揺れていただろうか。変な酔い方をしたような感覚。だいぶフィギュアが倒れている。
迅速な被害状況確認や情報共有。東日本大震災から10年、あの経験値が国にも個人にも生かされている。不謹慎な言動に向けた冷めた目線も同時にアップデートされているよう。
とはいえ交通インフラへの被害は甚大、対策されているとはいえ震災避難所×コロナ禍という最悪の組み合わせが顕現したあたり、どこまでもこの国は試されている。
前震の可能性もまだまだあるので、それを口実にまだ部屋は片付けない。五輪に関する報道がほぼほぼ吹き飛んだのは良くも悪くもそれらしい。
復活するころに日常が戻ったことを実感するのだろうか。
(放り捨てるのにいい理由ができた気もしている)

■20210215
朝から雨、昼前にはだいぶ強まり、被災したばかりの東北方面が案じられる状況。
夕方には上がって都内も大きな虹がかかる。美しい光景だった。
日経平均が30年ぶりの三万越え、どう考えても実態経済に見合う数字ではないように思え、投機バブルが相対的にでも膨らんでしまっている危うさの方が大きい。奇しくも「失われた30年」と呼ばれる時代もそろそろ一区切り。ペンペン草も生えていないが、好況を知らぬまま、さらに失われた30年が始まるのはもう勘弁してほしい。
先週は旧知の友人と久しぶりに連絡とれたり企画が前に進んだりとまだよかったが、
今週は豪雨も爆弾低気圧も和歌山の地震も三宅島に魚の群れがうち上げられ、凶兆が続く。捨てられしAndroidの民なりに、crabhouse(カニのおうち)アプリでさみしさを紛らわす。

■20210216
PCR検査会場に梅干しとレモンの画像が貼られていた、日本の技術ってすごいと思う。いろいろあった陽性者復帰や休職者退職の動きが相次ぐが、フローや判断基準の明文化かここまでされておらず、素人ジジイのガバガバガバナンスで回しているこれ問題は役員級の決定権者ではなく、そこに判断責任を負わせきったその下の管理職ベースにも問題があるのでは、
ボトルネックが発生しやすい人治主義に終始したのも原因なのでは、とも思える。人に頼るな、責任を負わせるな。所詮素人判断など信用できないのだから。これも新時代のガバナンスになるんだろうか。
人にやさしく、勝手に動くシェアリングエコノミーを。相手先の民度なんて信用しちゃいけない。

■20210217
本日よりワクチン接種開始。久しぶりにいい速報を聞いた。
五輪委員会新会長の方針決まったが、正直心底どうでもいい。商業と政治でドドメ色に染められた瀕死の東京五輪、引き継いだ新会長はどう幕引きするんだろうか。
とりあえず拠点まるごとPCRの結果、弊フロアは全員低リスク。パーテーションも今更つけられたが単価を聞くと¥4000/枚、それすら渋られてたのかとも思いながら、やってくれただけ前に進んだのはいいことだと思いたい。
新規事業案も追加で補足を提出、提言として第三者の公正な目と知見をと再三上げているが、あまり刺さらず、それでも来週から役員会は新規事業開発メインになるらしい。素人の生え抜きジジイが集まって何を判断するのだろう。正々堂々と現実をたたきつけていこう。
意外なニュースだったのが2026年をめどに約束手形撤廃の方針。中小企業の資金繰り改善との目的だが、キャッシュ準備できなくて貧困化する製造業は逆に増えそうな気もする。発注者側のモラルや決済&発注システムが大きく動きそう、そして与信管理がよりカオスになりそう。キャッシュレスベースの考え方に切り替えた方がいいのかもしれない。

■20210219
橋本氏の五輪組織委会長就任に伴い空いた五輪担当大臣に丸川氏がスライド。いやというほどの政争だが、これでまたスキャンダル起きたら(特に前者のセクハラ関連)、どうなるのか逆に楽しみだ。高齢者はダメ男性はダメ女性はダメとなったら、次は何が出てくるか・もしかしたら人類の手には五輪はもう重すぎるのかもしれない。AIか幼女かネコにまかせよう。
鬼滅の刃 書籍の海賊版が発見されたらしい。この時代にまさかではあるが、どこでどんな風に作られて流通にのったのか、本当に気になる。
案外物理的な蒐集癖が斜陽産業を救う糧になるのかもしれない。…いやなるわ。ビジネスモデルは要再考。

■20210219
どうやら花粉が飛び始めたようだ、目がかゆい。
季節の移り変わりが希薄になった現代で、皮肉にも身体に直接影響があるものの方が春の息吹を伝えてくれる。マスクの供給も今年は大丈夫かな。
一週間ほどまともにニュースを見る気にならないのは、感染増がある程度落ち着いたり単純に忙しいのもあるけど、五輪と人事関連のニュースが増えたからだ。やれあの派閥だこのスキャンダルだという人間のマウンティングを見るのがしんどい時期になっている。
とりあえずひたすら、温かいお湯につかってうとうとしたい。
結局、G7も全面支援。やるのかなあ五輪。

■20210220
何故か眠すぎてずっと寝ていた。春の訪れも近い。
ワクチン接種後蕁麻疹と報道。もともと副反応の可能性はゼロではないことをさんざんうたっておきながら、このタイミングでさも平静にほら警告したじゃないですか的なスタンスをとるマスコミが非常に残念。子宮頸がんワクチンに続き、医療不信を啓蒙する立場になんのメリットがあるのか。権威への反逆を妄信した末路のように思えてしまう。
みんなで幸せになるためには、主義主張所属属性ではなく目の前の問題に対して合理性と適切な考慮と敬意のバランスをとって解決すべき。悪意ではなく善意の積み重ねによって物事をなせるよう、人間は進化してきたはず。
そう考えると三大宗教ってすげえな 

■20210221
高校時代の友人から電話もらって思想の話。哲学科転科して予備校講師もやって知識量ある彼との与太話はやはりおもしろい。JOKER久しぶりに見ながら反出生主義とか、仮面の暴力性とかコロナ禍のシンギュラリティとかパラダイムとか、くるはずだった未来の話を雑にしていた。なんだかんだこういうのが酒のアテには最高である。
世界のワクチン接種数が2億越え、人口の半数が接種のイスラエルでも成果が確認できたりと朗報である。アジア系ヨーロッパ系重症化トリガー遺伝子の存在も仮説が立ちはじめ勝利は目前といったところだろうか。
人類の衛生観念がアップデートされた世界に新たに鳥インフルエンザがヒト感染に変異という脅威も発生している。内なる敵が絶えないのは、実はまだまだ人類も生存競争のカテゴリから抜けられないということを改めて意識したからだろうか。

■20210222
本当に急に暖かくなってしまって、コートを羽織らずに家を出た。
2011年の震災の時もあの時期にしては急に暖かくなったのを思い出し、毎年この時期は妙に警戒してしまう。
災害に疫病、数年後の安定が補償されない世界でヒトはどうふるまうのか。
楽しみな計画が立てられないとヒトは少し腐る。そうおもっていたけど、僕個人で言えばちょっとした幸せ、例えばデザートひとつ増やしたり風呂に入浴剤入れたり漫画大人買いしたり、細かい消費の頻度を上げることで幸福の総量を担保していくようになってきた。
報酬系の微妙な変化が、ネットワーク社会の更新速度とかみ合って進むのがコロナ禍で生まれた未来なのだろうか。俗っぽい未来だけど地に足の着いた未来だともいえる。
大きな一歩よりも、壮大な足踏みが個人の目指すところなのかもしれない。

■20210223
天皇誕生日で祝日。まだ二回目なのでかちょっと慣れない。
近所の公園では梅と河津桜が見ごろ、風は強いがいい散歩とチェアリングだった。
緊急事態宣言を28日で解除との方針。約7週間で新規感染者数も200人前後で底を打った感覚があり、第三波を超えたといってもよさそうではある。
政権は菅総理長男の接待問題でだいぶ窮地だが、接待自体の金額のしょぼさに泣ける方が強い。そこまでデフレが進む中で、個人を信頼させるほどの囲い込みはもう無理があるのでは? やりがい搾取に近い構図が政治の中枢に近いところでも行われていて、さらにそれをたたいて大粛清している政権も与党も野党もマスコミも全部気持ち悪い。
実際問題、その程度の報酬で約束する人間信用できないでしょ。
なんだか貧しい。

■20210224
ちょっと実績はできたけどこれを加速させるのはまだまだかかりそう。
高齢者向けへの一般接種スケジュールが出てきたが、同時にワクチン接種を1回に絞る案が(否定はされたものの)与党からあったとのこと。端々から出る情報を集めると、政府はワクチン確保に失敗したのでは?とすら思える。残念ながら我が国は前科が多いので、物事は斜め下に大体動くぐらいに構えておくとよさそう。
そういえば先週の地震後福島第一原発、格納容器の水位低下が止まらないらしい。陰謀論だと笑って流すような体力をもっていきたいが。
20時過ぎに帰宅の途に就くとごはんがさみしい。ついカッとなってバーガーキングいってしまった。大満足でおなかがいたい。

■20210225
汚職接待で事務次官級や広報官が処分、給与自主返納。ここまで非難できる人間は、さぞやきれいな手をしているのだろう。正しくあるべきと平等であるべきは違う概念であり、罪なきもののみが石を投げよと説いたキリストと、それに応じた古代の民は民度高かったんだなと思う。
とかく人の単価が安すぎて、才能才覚ある人間を浪費していまいかと不安になる世の中だ。戦国や昭和のギラギラした世の中に戻るほどリソースは足りてないけど、気持ちよく仕事をするうえで話が分かるというのは最低条件なのかもしれない。これも一つのカリスマや人心掌握とか、人の良さということなのだろうか、地味に嫌悪してきたことだけど。

■20210226
2月最終営業日、株価大暴落、東北新社社長辞任、東京以外の月末宣言解除などの速報が相次ぐ。エアアジアが破綻したり、足利の山火事が延焼など乱世の機運がひどい。
バイデン政権も初の軍事行動としてシリア爆撃、コロナ以外のニュースだけでもこんなに平穏からは遠いとは。
Twitterに課金プラットフォームを検討とのこと。怒りの温床になっているので、そこに課金によるランク付けと隔離を行えるのであればそれはそれで幸せなのかもしれない。
皆平等に同じ地平に立って言葉を交わすには世界は広すぎた。そこそこ見える範囲の小さい島で暮らした方が分をわきまえて生きていける。のかもしれない。
知的好奇心よりもポジショニングやマウンティングが楽しい人間が多いのであれば、現代のバベルの塔は崩されても仕方ない。
(Twitterが同じ地平のつぶやきとか言っておきながらバベルの塔というZ軸方向に特徴のあるものに例える凡ミス)

■20210227
EUのワクチン接種状況が興味深い、高齢層に効果が薄いといわれるAZワクチンに不信感があるのか接種センターはガラガラでメルケル首相も接種しない表明、フランスベルギーの医療従事者も三割に届かない。
そんな中、イギリスは女王が率先して接種したりボリス首相が独自開発プランを進めたりと、ノブレスオブリージュが効きまくっている。流石ブリテン格が違う。
日本はどっちよりになるだろうか。こういう時の皇室の在り方は、政治利用だとしてもなるほど非常に有効なものだろうなと妄想してしまう。
こっから先の世界に必要なのは、よく言えば信頼/悪く言えば煽動の技術な気がしてきた。

■20210228
J&Jのワクチンがファイザー、モデルナに続く三つ目のワクチンとして米で認可 1回接種、低温輸送が簡易と福音になればだが、アストラゼネカ製がまだ認可されていなかったり、このワクチンブランド戦争はそれなりに動きがありそう。普通に考えたらmRNAワクチンで超SFだもんな。
春らしい陽気で、近所の梅も満開。各地の天気予報で河津桜が満開になっているのもよく見る。感染者数が日曜にしては300人越えというのがちょっと気になるが、宣言解除への布石が着実に打たれている
あと今更ながらエヴァ完結編の公開が3/8と急な決定。急すぎて心配になるけど、この間隙を縫って怒涛の電撃戦をかますのもこの作品らしい、がんばれ劇場関係者、ともに乗り越えましょう。

■20210301
午前に山田広報官が辞意。あの非難はいち個人の、勤め人で耐えられるレベルではないよな。
盾になるべき政権がたいして支援しなかったのが、こう、つらいものがある。謀反ゲージや絶望の色というものが見えるなら、きっとすごいことになっている。とかく、知識才能があっても図太さがないと生き残れない世界になってしまったらしい。
スケープゴートになるいい親分というか、軽い神輿が本当に減ってしまった。森会長が最後の生き残りだったのかもなあ。
どの時代も、理想のリーダーはなかなか定義しにくいな。一周回って王制もありなんじゃないかとも思えてくる。

■20210302
春の嵐のような暴風と暖かい雨、激しい天候は大概季節の変わり目だ、
空気中のちりや花粉が一瞬洗い流され、青色が濃い晴天になるのが結構好きだったりする。
来年度予算案が通過した。好きな映画のセリフで、未曾有の危機にありったけの装備と新兵器で出撃するパイロットが「これで我々の来年度予算はゼロだな。来年度があればだが…」というのがあるけど、まさかリアルで感じることになるとは思わなかった。
Twitterの凍結要件に、ワクチン接種に関するネガティブな風評などという項目ができた。
日本のマスコミがちょいちょい引っかかりそうな気もする。権力の相互監視はあって正しいものだと思う。いいぞもっとやれ(今のところだけど)

■20210303
ワクチン接種後に死者の報道。くも膜下出血によるとのことで因果関係はないと思われるが、嬉々としたマスコミの反応にちょっと引いてしまった。自らのリテラシーのなさを誇る馬鹿に成り下がったらしい。ペンは剣よりも強し(笑)になりつつあるが、ペンを乾かしたのは自分自身だ。どうしたら蘇るかを考えたけど、多数派であるうちは無理だろうな。
五輪も海外客の誘致を断念、女性委員を慌てて増やす組織委もなんかだっせーなとも思いつつ(反動が強すぎて一過性に終わりそう)、失敗したプロジェクトなのでもうあまり興味を持てなくなっているのが正直なところ。
とはいえ、自ら決めたゴールを動かしてまでの緊急事態宣言延長は実はあまり想定していなかった。
どうやら日本は法治主義を捨てたいらしい。さいきょうの為政者が来ることを、いつまで夢見ているだろうか。目標や方針の概念的なものすら信じることができない政治なら、まだ「こうあるべき」「○○してはならない」を外部定義できる信仰の方がまだマシなのかもしれない。

晴れてこの日記も二週間延長。引き延ばしを編集に強制されるジャンプ作家の気持ちが、2㎜ぐらいわかった気がする。

■20210304
NHK朝のニュースでHPVワクチン特集。薬害とされがちな内容に対して非常にまっとうな内容で、地上波でやっているのを初めて見たなと思ったら実際非常に珍しいことだったらしい。コロナワクチン接種直前によくやったNHK。民放にできないことをやるという命題を果たしたのではなかろうか。悪意の虚報の逆張りは正論、なのか?絶対値としてではなく相対的なスタンスの結果としてのふるまいかもしれないが、評価していいとおもう。
ここまでウイルスへの意識が変化して、「ばいきん」という概念もアップロードされそう。
相手を傷つける言葉としてよりセンシティブになっていくのか、もしかしたらもっと禁忌のフレーズに近づいていくのかもしれない。
「濃厚接触(隠語)」が流行ったら、それは真に人類がコロナに打ち勝った日と言えるかもしれない。わからんけど。

■20210305
東京五輪海外選手参加不可能論が出てきたり、実務面でやっと五輪開催中止の報道が流れた、現実がやっと追い付いてきたのか、ようやっと夢から覚めたのか。長い夢だった、まだ途中なのかもしれない。
緊急事態宣言が延長決定 この日記も3/21まで延長となり、卒業シーズンが死亡確定した。
2020年度にターニングポイントだった学生が本当に不憫で仕方ない、失われた青春と、得るはずだった思い出の反動がラベリングされて世代を象徴しそうな気もしている。
社会への従順と鬱屈と非合理への怒り、全体最適と個性のせめぎあい、なのかな。

■20210306
歯医者のあとに遅めの昼飯を調達しに外に出たら、昨晩の雨で梅の花も、椿も大体散ってしまっていた。そんな中でも河津桜はバキバキに咲き誇っていてちょっとビビる。少しははかなさ演出しろや(多分あと一週間ぐらいは咲き続ける)
あまり行かない北口をうろうろしていたら、なじみの美容室とたまにいくつけ麺屋に閉店の張り紙。夜歩くと気づかない変化が結構あって悲しい。意外なところが蝕まれている。隠れ家みたいなケーキ屋と、煮卵が旨い中華の弁当を発見したのはよかったが。
あと、気が付いたらぎりぎり厚手のロンTで出歩けるようになっていた。

■20210307
感染者数は200~300をいったりきたり、国内変異種の可能性も指摘され、実際問題緊急事態宣言自体がこのコロナ禍に対するカウンターになりうるのかが怪しくなっている。慣れなのか人類の限界なのか、世界にとっての「従前の脅威」になっていくのは進化論的には正解な気もしている。克服はきっと、できないだろうなあ。
人類種を脅かす天敵がまだいたというメメントモリでもっと人間がやさしくなれば、この時代の価値はまた定義できるのかもしれない。

■20210308
シン・エヴァンゲリオンがやっと公開。無数のかつての14歳たちが25年の呪縛から解放されたらしい。四半世紀追ってきたコンテンツが終わる時、僕はどんな顔をしているだろうか。多分今週末にわかることだ。
進化の袋小路に陥ってる集団を見ていると、これは経営上の選択と集中の結果なのかなとふと思った。いざという時にとれるオプションが少ないのは悲しい。右肩上がりの成長でいかに無駄を意識して作れるかというのは、今思うと本当にセンスの問題なのかとも思えている。基礎研究や教育、アートの分野における投資にもつながるのかもしれないが、
できることを増やすのは(意味は後付けで考えるとして)何かしらBCPの一案なのかもしれない。まあそれを無駄な投資と言われたら何も言い返せないが。

■20210309
朝から各所で地震が頻発。10年前を思いだしてちょっと不安。
節目の年ではあるけれど、続く日常の延長線でもあるので感慨にふけるよりも教訓として過去に埋葬しないようにしていかなければならない。だけどまあ、10年は長いよな。
震災の後何度か仙台、石巻や気仙沼には行ったけど、気を抜くと「同じことが地元におこったら」という個人的な恐怖感?というかネガティブな思考停止に陥ってしまうのが怖かった。津波で押し流された土地にも防波堤とともに新たな生活が生まれる、頭では理解できてもそこに至るまでに蹂躙されたアイデンティティとか、リスタートを余儀なくされた関係性とか、コミュニティや行政に対する信頼とか人間の無力さとか、客観性からの脱出を余儀なくされた瞬間に自分がどう動くかのイメージが実は湧いていない。
もしかしたらそのまま流されていくのを望むのかもしれない。それぐらいは破滅主義のケがある、のかも。

■20210310
ワクチン不足を創意工夫で補う日本人仕草を、われわれはほめるべきなのだろうか。
こども食堂や民間炊き出しサービスのような、行政側の不具合に対する善意のフォローを美談として扱ってしまうメンタルは、結局誰のための行動なのだろうか。
求めていない承認欲求を満たして根源の解決に進まない悪手では、という風に思うぐらいにはひねくれてしまっている。もちろんストーリーは大事だけど、それが影響力を持つのは表層であって根本的な解決にはまた別のアプローチが必要、な気がしている。
バズる美談で更地を生んでしまっていないかがちょっと心配だ。

■20210311
コロナ禍は明確なスタート日が設定しにくいこともあって、また別の未曾有の大災害が起きない限り、3.11は日本にとって最悪の日であり続けると思っている。。
それを忘れてはならないし、いつまでも楔のように大事なところに刺さっているべきものである。カタカナ表記のフクシマとして迫害してしまった歴史は感染源TOKYOとして帰ってきた。と考えると、案外本質的に人間は排他的で愚かな存在なのかもな。
取り合えず今年も募金。YahooやLINEの検索して応援もいいけれど、こういう支援ぐらいは自分の血肉を分け与えて責任を持ちたい。僕はそうしている。
そういう意味では、永遠に僕らは3.11の後の世界を生きていくんだろうな。

■20210312
天気のせいか頭が一日中いたいのがしんどい。
東北新社の放送免許取り消しの方向、外国人所有の資本比率が問題となったが、日テレやフジテレビも同じ問題を抱える以上は多分報道は接待系の内容に終始するんだろうな、馬鹿らしい。
楽天と日本郵政が資本提携との報道で、インフラだと思っているものが更に市場原理に取り込まれていく。適正な経済活動の結果としてあればいいけども、実際問題はダメな香りがするのが悲しい。
捨てられる路線や郵便局が多発しそう。

■20210313
朝イチで念願のシン・エヴァンゲリオン劇場版。冬月とマリと8号機が大好き。10時過ぎに劇場をあとにしたが夜になっても感情は昂っている。万感の思いというやつか。
昼から雷雨で各地で冠水、ここ数年で慣れてしまった感もあるが、嫌な風物詩として残り続けるのだろうか。
春雷が明けるのとともに緊急事態宣言が21日までとの速報。やっと、やっとだ。
少しだけ、気持ちが晴れたような気がする。卒業式みたいな気持ち。

■20210314
春一番の豪風と東京の桜も開花宣言。明日から20℃近い気温の日もあるそうで、
それはそれで体調崩しそう、ぼちぼちコートしまってもよさそうだな。
深夜に友人と新劇の感想戦してみたり、幼児向けコンテンツにおけるヴィランの存在論なんて詰めてみたり、企画依頼でジビエ調理と写真撮影したりとなんかクリエイティブ。
いいエンタメはなんか先に進む気力になってるような気がする。社会全体が停滞に慣れすぎてわかりすくサボる口実がそろそろ使えなくなってきそうな(悪い意味で)なので、時間がかかる足よりもとりあえず手を動かす癖を少しずつ、取り戻していくかな。

■20210315
やっぱ頭が痛いよなあ、季節の変わり目は苦手だ。
周りにもエヴァを見た人がふえてきて、考察がはかどる。オーバーラッピングという独特な単語でオマージュを超重層する作風、やっぱすごいよなあ。無限に作品が広がっていくが、本作品自体は終わってしまったのがなかなか趣深い。
Note書いたら反応よかったりして、知らないところへ自分の文章をぶち込むのはやっぱおもしろいなと改めて思う。
そういえば、街中に卒業式帰りみたいな光景も増えてきた。ちょっと諦めてたけど、風物詩みたいなものちゃんと生きていくのはうれしい。
春がやっとくるのかも。

■20210316
早朝の地震で目が覚める。ほんと最近多い気がする。
菅首相がワクチン接種を公開、結構意外なタイミングに思える(これだけ国会炎上してるし)もう少し早い時期の方がいろいろとよかったのかなあと私見。とはいえ世界的にはAZ製のワクチンで支障がいくつか発生、使用中止の国も複数出ている。このあたりはトライ&エラーの貧乏くじを何処が引くのかというぐらいにしか思えないけど、リスクをとった先行者に敬意を示せるようなスタンスではいたい、切り開いた先人は偉大なので、思慮ある行動である限り馬鹿にしてはならない。と思う(反省)
とはいえ何をなすかの趣意書すらなく物事が進む今の環境がはなかなかセンスがしんどい。
人的属性から離れた合理的な判断ができてるのか?責任を押し付けるだけになってないか?は常に理性的ありたい。これも反省。

■20210317
感染者数が400を超えたが、緊急事態宣言は21日で終了と報告。変異種ベースの第n波は前提なんだろうな、かくあるべし。とはいえ都内は9時までの営業制限に変更して時短継続とまた足並みそろわない、もはや宗派による教義の差になりつつあるのかもしれない。
ここ数日で死海文書が新たに発見されたり、南極の地下で新種の生命が見つかったり、月に箱舟を作る計画が持ち上がったりとエヴァ見たあとから現実と空想の境界が揺らいでるような感じがするのがなんだかおもしろい。与太話がはかどる世界がいいな。

■20210318
円谷プロが自社コンテンツのサブスクプランを発表。50年以上の歴史と1000本以上の作品を持つからこそできることだが、プラットフォーマーじゃない存在がサブスクを打つというのは、コンテンツビジネスに希望が持てそう。他サービスからすべて引き上げて利益独占なんて排他的にさえならなければ。
五輪開会式のクリエイティブが非常にダサいことになっている、人的資本の問題もあるが、センスがうんこみたいな中で才能あるクリエイティブを排除し、さらに黙殺しようとした事態に対してリークがされて即辞任、なんかこう、責任の所在もだけどこんな信用されない地獄のようなポジションだれがやるのよ?という辛さがある。
ミニマムでもマクロでも日々繰り返される「責任者(多分)」の振る舞いにもう結構限界値の人も多いはず。そういった全盛期から流しきれなかった最後の澱を清算する時期なのだと思いたい。

■20210319
半休もらって病院へ、祝日と土曜日が重なるというのは、地味に嫌なことのトップ10ぐらいになるんじゃなかろうか。LINEの中国向け情報漏洩がだいぶ大きなことになりそう、すごいタイミングでZホールディングスも参画したものよ。インフラを私企業が握る/握られる関係のヤバさは(特に相手が中国というのも含め)嫌な感じだ。直接的なワクチンを武器にした外交やら(それを飲むIOCも情けないが)このままだと中華思想に飲み込まれていく危機感が否めない。一年以上の火事場で疲弊しきった世界でも、バランスをもって調和を保てるようになんだかんだ望んでいる。不確定性原理に基づくカオスはもう飽きたよ。

■20210320
明日で人生2度目の緊急事態宣言解除なのに、こんなにも怠惰な感情に陥るのはなぜだろう。
単に慣れか、事態として収束を前提としていないことに気づいてしまったのか、案外我々は人の目を意識しながらだと合理的に物事を考えられないと思い始めたのか、為政者の振る舞いにもう辟易してしまったのか、つまり約分しきったら諦念に近い感情が漂っている。
当然そんな環境下で叩けるものがあればストレス発散のはけ口になるし、先進性のあるものが出ても慎重論という名のペシミストが道を荒らす。希望とは決断して意志を示すことなんじゃないかと今更ながら考えている。
何にどう論拠してどうふるまうか、表層とその背景をイメージさせられるようにしないと、こっから先の自分のアイデンティティも押し流されそうで少しだけ怖い。

■20210321
そして最終日は大雨。
なかなか晴れやかな締めにはならなかった。
次は予想だと5月ぐらいでしょうか、またの宣言の時にお会いましょう。

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