#きょうのあると - CHIRPLEY - (No.5 / 2023年3月8日)
「#きょうのあると」とは?
#きょうのあると は個人的に気になるアルトコインを出来るだけ毎日調べてレポートする取り組みです。個人的な感想も含まれてます。仮想もぐら🦔のTwitterでやっています。フォローしてくれたりリプ貰えれば嬉しいです。同ハッシュタグも歓迎です。
*内容の正確性に保証はありません。間違っている内容があれば是非教えてください。リサーチの精度も上げていきたいので、アドバイス頂ければ嬉しいです。
CHIRPLEYとは?
基本データ
名称:CHIRPLEY
分野 : インフルエンサーP2Pマーケットぷれーす
ウェブサイト:https://chirpley.ai/
Twitter:@chirpley
フォロワー : 4.2万人
Whitepaper : https://chirpley.gitbook.io/project/
ファウンダー : Job T. (オランダ)
トークン : $CHPR CoinMarketCap
トークン時価総額#ランク:#2073 (CoinMarketCap / 2022年3月8日)
マーケットキャップ : USD$0.0129M
チェーン:バイナンススマートチェーン
24H Volume : USD$2.3万
ローンチ:2022年2月10日
IDO : 2022年8月(当時の価格$0.021 / 現在 $0.0045)
どのようなプロジェクトか?
フォロワーが多数いるインフルエンサーではなく、比較的フォロワーが多くない「インフルエンサー」に焦点を当てて、世界初のインフルエンサーの分散型マーケットプレースを作ろうというプロジェクトです。支払い・報酬にはDAOトークンになる独自トークンが使用されます。
プロジェクト詳細
詳細に入る前に、とにかくウェブサイトが可愛い。デザインの仕事に携わっていますが、ここ数ヶ月で一番かも。とにかく見て見てください。アプリも非常に見やすく素敵です。非常にセンスがあるウェブサイトです。
インフルエンサーに仕事を頼もうとしたことはありませんか?自分は前職でも今の仕事でもありますが、なかなか適切なインフルエンサーを見つけるのは大変です。。
企業としてなら、プロモーション会社を通して行うのが楽ですが、費用もそれなりにかかります。
プロジェクトとしては、PR会社を使う予算がない場合、地道に自分たちの内容に合致したインフルエンサーをリサーチしてコンタクトをするのが多いです。もちろんプロジェクト案件を受け付けていない人も大勢いますし、スキャムだと思われてしまうことも多いです。
Chirpleyの面白いところは、そういった問題をAIを使ってアルゴリズムでマッチングさせる仕組みを使った、ピアツーピアのマーケットプレースを作ると同時に、小規模のインフルエンサー(一般のSNSユーザー)にも焦点を当てているところです。
誰もがユーザーでありインフルエンサーだ
この発想は面白いと思います。NANO = GIGAと言ってますが、例えばツイッターでいいね、リツイート、引用ツイートをするだけでもインフルエンサーとしての収入を得られるというわけです。
クリプトの世界では、よくエアドロップやCrew3 / Quest3 / Layer3みたいなサービスで、いいね・リツイートするとポイントが貰えたり、エアドロが貰えたりって仕組みに似ているかもしれません。
フォロワー数も加味されると思いますし、内容もリクエストがあるかもしれないので、上記のような「いいね」ばら撒き作戦よりも、もっと深い内容を発信できるかもしれません。
トークンの話
2022年の8月にIDOを行ったようで、当時はおよそ$0.021だったみたいですが、現在は$0.0046程度まで - 約5分の1まで下がっています。最近日本のIDOプロジェクトの話がTwitterで話題になっていましたが、IDOあるあるですね。
しかし開発は順調に続いているようで、それから半年くらい経った最近は、このベアマーケットの中でも底値の2倍くらいに上がっています。
認知度が上がってきているのかもしれません。Twitterも頻繁に更新されています。
ビジネスモデル
ブランドとしてインフルエンサーに依頼する予算に対して、10%(もしくは独自トークンで払う場合は5%)が手数料として上乗せされ、運営に支払われます。
また、インフルエンサーも、受け取る費用から10%が手数料として運営に払われます。
つまり合計20%のマージンが運営費用となり、その内の20%はトークンのバーンに使われるようです。
つまり実質は16%が運営側の費用。
これは低い水準だと個人的には思います。日本のフリーランサー外注サイトのココナラでは22+5.5%程度必要ですし、海外のFiverrも合計で20+5.5%程度です。
今の進行状況
現在はマーケティングの対象は「クリプト」、プラットフォームは「Twitter」に限定されていますが、今後カテゴリーも拡大し、SNSプラットフォームも拡大されていくようです。
ロードマップには具体的な時間は残念ながら記されていませんでした。今後に期待です。
このプロジェクトから学べること
個人間の決済が必要なマーケットプレースにクリプトを使用する例は数多くありますが、独自トークンを使用する意味とはなんだろう?と考えました。
運営にとってはまずは資金調達ですよね。この例でもIDOからスタートしてます。やはりIDO後にトークン価格はかなり下がってしまっています。
その後も開発を続けることで、少しずつ価格が上がってきていますが、IDO時の価格まではまだ遠い道のりです。運営側としてはIDO価格を超えるのは悲願でしょう。ビジネスプランもIDO価格を基準にしているはずです。
ただ、今回の例では、ブランドがインフルエンサーに払う「予算」はフィアット換算で、その数%に値する独自トークンが手数料や報酬に使われるので、基準はフィアットにあるのがよく出来ていると思います。そうでないと、エコノミーが成り立たないと思います。
払う側も、運営も、報酬をもらう側も、フィアット基準で考えれば良いので、特に困らないはずです。
払う側は手数料はトークンで払うと半額です。十分インセンティブがあります。
報酬を受け取る側は、制作に数週間・数ヶ月かかるデザイン・プログラミング系とは異なり、インフルエンサーのキャンペーンは比較的短期間で発生するため、トークン価値の変動というリスクも少ないです。
すぐに換金すればよいわけですし、CHIRPLEYに将来の価値上昇を見込めるのならステークして+報酬を貰えば良いのです。
運営としてはマーケティング・流動性・開発に使えるトークンがリザーブされているので、トークンの価値が下がっているとはいえ、開発を続けられるというメリットがあります。
サービスが続く限りは、仕組みとしては外部からのお金がトークノミー入ってきて、部分的にバーンに使われるので、原理はトークン価値は上がり続けます。
ただし、プリセール分は25%のみ。残り75%は後から配られるので、その供給量とタイミングによるでしょう。
「ユーティリティートークンに本質的な価値がない」から投資しないみたいな話を最近(ここ数年)耳にしますが、今回の例では独自トークンのエコノミーは成り立っているようにも見えますが、ハンドリング次第です。
トークノミーは奥が深い。。まだ自分は勉強不足です。
何はともあれ、とにかくCHIRPLEYのデザインは素敵です。
今日のリサーチは以上になります!
頑張って継続しますので、気に入って頂ければ購読して頂ければ嬉しく思います。コメント・DMも大歓迎です。Twitterフォローもお願いします🙇♂️
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