Beyond MaaSに関する一考
今やバスワード化したMaaS (mobility as a service )
自分の大学・大学院時代は交通研究者の間でも
ちょっと知ってるくらい の人が多かったです。
定義は複数あるようですが、
情報技術を活用して複数交通手段の利用をシームレスに繋ぎ、自家用車に勝る利便性を提供する。
といったところでしょうか。
既存交通事業者・IT企業・異業種にも参入機運が見られ
MaaSに対しては多様な関わり方が見られます。
一言で語れない「多様性」がMaaSの特徴であり、
乱用できてしまう性質もあります。
(とりあえずMaaS って言っとけば良いみたいな )
当時、すべての自動車が自動運転化された社会を
研究テーマとしていた私は、指導教官よりmaasの
概念を教えてもらい、同時に研究要素に入れ込むように
言われました。※最終的には挫折してます(笑)
MaaSに関する書籍のなかには
Beyond MaaS
なる言葉も見かけます。
まだ未熟期のMaaS の この先 を見据えた言葉。
私の想像では、MaaS の成熟期の段階では
MaaS が死語 になる
と考えます。
なぜかというと、
MaaS の成長は交通単体ではなく、そこに紐付く
数々の生活サービスと同時に発展すると考えるからです。
でなければ、マイカー以上の利便性を得ることは困難。
MaaS の成長 = Life Style as a Service への集約
現時点のMaaS は地域・特定サービス特化型で
開発が進んでおり、いずれはキュレーションの
段階が来るでしょう。
その先はGAFA的なプラットフォーマーが
“良さげな”ライフスタイルを提供(考案)してくれる
時代も来るでしょう。全員が生活充実 的な。
遠くなさそうな未来への雑考でした。