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🌕️#47 - Full Moon (フル・ムーン) - 【 Dan Vasc を聴こう】

2018 年4月に  Dan Vasc  (ダン・ヴァスク) が挙げた、自身の歌唱に影響を与えた歌手トップ 10 の内、4位は  Tony Kakko  (トニー・カッコ) である。

彼はフィンランド出身で、パワーメタルバンド  Sonata Arctica  (ソナタ・アークティカ) のボーカルを担当している。

1999 年発表のアルバム  Ecliptica  (エクリプティカ) は、ダンが歌手・ソングライターとしての自己を形成する上で、非常に重要だった。

トニーの見事な正確さと、
"agility"  (アジリティ : 一連の音符を細かくすばやく歌うテクニック)
はすばらしく、おそらく今まで見た中で最も正確にライブで歌える歌手だと、ダンは言う。

また、メロディーを損なうことなく適切な量で使う、彼の味わい深い
"vocal drive"  (ボーカルドライブ : 声を歪ませる効果)
を、何時間も聴いて研究・練習し、自分のボーカルに取り込んだそうだ。

お勧めは、上記アルバム収録の  Replica  (レプリカ) とのことだが、残念ながら今のところ、ダンによるカバーはない。

その代わり、同アルバムの   Full Moon  (フル・ムーン) を、2019 年 10 月と 2012 年2月の2回カバーしている。

聴き比べると、やはり 2019 年バージョンの方が明らかに格上である。
長年ボーカルトレーニングを続けてきた努力の賜物だと感じる。

満月 (フル・ムーン) 、それも今年最大のスーパー・ムーンが見られる今日、是非ともお楽しみいただきたい。



尚、2019 年バージョンの終わりに、ダンは自身のバンド  Fearless  (フィアレス) のファーストアルバム  Chronicles Of Ancient Wisdom  (クロニクルズ・オブ・エインシャント・ウィズダム : 太古の叡智の年代記) (#7〜8へ) のリリースを伝えている。

本来は  Christopher Lee  (クリストファー・リー) が担当するはずだったナレーション (#7〜8へ) を、同じくイギリス人俳優の  David MacAllister   (デイヴィッド・マカリスター) に依頼。
彼のナレーションを "ケーキの上のイチゴ" に例えて、重要性とすばらしさを語っていた。

以下は、そのナレーションの一部と和訳である。


these are the visions of andriel
(これらは、アンドリエルが目にしたものである)
in the centuries after mankind's exile
(人類が放浪した後の数百年間に)
and the last moments of my slumber
(そして、私の眠りも終わろうとしていた頃に)




🔵2019 年バージョン



🔵2012 年バージョン




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