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🇺🇸#23 - Warriors (ウォリアーズ) - 【 Dan Vasc を聴こう】

※ まだ #22 をご覧になっていない方は、まず先にそちらに飛び、その後こちらに戻ってくることをお勧めしたい。


#22 では、Dan Vasc  (ダン・ヴァスク) がアメリカ国歌メタルバージョンを歌った後、反アメリカ主義者のファンから非難を受け、"謝罪動画" を出したところまでお伝えした。




この "謝罪動画" をご覧になった方は、私と同じく、"あのジェスチャー" 以降の展開に驚かれたに違いない。

「本当に俺が謝ると思ったのか?
皆さんなら、俺のことをよく知っているだろ?
理性的な議論に耳を傾けるだけのオープンさは必要だが、自分自身を表現したことに関しては絶対に謝るな。
見ての通り、俺はこういう人間だ。
もし気に入らなければ、去ってくれても構わない」

今回ダンがアメリカ国歌で自身を表現した際、特定の誰かを故意に傷付ける意図など皆無だったのは明らかである。

「こっちが何を言っても何をしても、弱虫はいつでも自分達が傷付く種を探している。
それが彼らが選んだ道で、手の差し伸べようがないんだ。
だから、弱虫なんか気にするな」
というダンの言葉には説得力がある。



実は、ここまではっきりと意思表明したのは、これが良い機会だと思ったからだった。

ダンは普段から、無害なだけの人間や、自分を律することができず向上心もない人間に対しては、かなり辛辣なことを言う。
必要なときには毒を吐くことを恐れない。

この論争が巻き起こった頃はチャンネル登録者数が7千人くらいで、ポッドキャストなどへの露出がなかった。

誰でもそうだが、動画内では自分の良い面だけを見せるため、友人の  Rippa  (リッパ) の言葉を借りると、
"an audience that wasn't really rocking with me"  (本当の意味で俺と一緒にロックしている訳ではない視聴者)
をも惹き付けていた。

本当の自分を隠していても得るものは何もないし、延々とふりを続けなければならなくなると知っていたからこそ、"あのジェスチャー" の動画を発表したという。


その後は、自称 "資本主義者" のダンの商魂が炸裂する。

" Don't mind the wimps."  (ドント・マインド・ザ・ウィンプス  :  弱虫なんか気にするな)
と言った後、ふと目を上げて、
「その言葉がロゴになった T シャツがあったら着る?」
と問いかけ、意味深に顎を撫でてみたり。

「今回の論争を活かして、利益を得ようと思っている。
反資本主義者を怒らせたい方は、是非ともデジタルストアでこのアメリカ国歌を購入していただきたい」
と、ちゃっかり売り込んだり。

茶目っ気のある、なかなか面白い男である。


さて、この "謝罪動画" のエンディングで流れてくるのが、2019 年7月2日投稿の今回の曲である。

毎度お馴染み  VictorTheGuitarNerd  (ヴィクター・ザ・ギター・ナード) (#12 へ) とコラボし、以下の勇ましい歌をダンが生き生きと楽しそうに歌う。

We are warriors born from the light
(我々は光の中から生まれた戦士)
An army for freedom
(自由のための軍隊で)
Defenders of life
(命を守る者達である)

サビのハーモニーが、私も非常に気に入っている。





🔷Warriors  … ドイツのパワーメタルバンド  Freedom Call   (フリーダム・コール) の楽曲。




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