サンタクロース専用バックパックを設計してみた
こんにちは!
BROSKI AND SUPPLY(ブロスキー アンド サプライ)です。
サンタクロース専用バックパック開発ストーリーVol.02です。
開発背景についてはこちらの記事をご覧ください。
前回の打ち合わせで整理したサンタクロース専用バッグに求められる5つの機能はこちらです。
この必要な機能性をもとに、どんな仕様やデザインなら成立するか、現時点のイメージ図も紹介させていただきます!
まず検討したのが、素材です。
「1. 中のプレゼントを濡らさないような防水性」は雨でも雪の日でもプレゼントを配る必要があるサンタクロースには必須の機能です。
BROSKI AND SUPPLYでは防水レザーを独自開発しているので、この本革を使用してみることとしました。
この防水レザーは、皮の表面に撥水加工をするのではなく、皮を制作する段階で防水加工をしています。
また、バッグの中に雨や雪が入らないように止水ジップであるYKKアクアガードファスナーも採用することとしました。
次に検討したのが、「2.たくさんのプレゼントが入る大容量」です。
クリスマスの日に多くの子どもにプレゼントを渡すサンタにとって大切な機能の1つです。
通常のバックパックだと約30リットルの容量になるのですが、サンタバッグでは約200リットルの超大容量を検討しています。バッグの正面部分には大きなジップを取り付けることで、プレゼントも取り出しやすいような設計をしています。
容量を大きくするだけではなく、機能性も重要です。
特に1日で多くのプレゼントを配るサンタにとっては、「3.簡単にプレゼントを探せる内部のデザイン性」は必要不可欠です。
我々が検討したのは、内部をマジックテープを使った仕切りで大きく3つに分ける構造です。
一丁目の子どもたちのプレゼントは一番上に、二丁目の子どもたちのは真ん中に入れたりと、バッグの中を開けるだけでプレゼントを探しやすいように設計をしています。
大容量なバッグにつきものなのが、大きいことによる肩や腰への負担の大きさです。
「4.サンタさんの負担をなるべく軽減する設計」をすることで、ただ大きいだけでなく、見た目以上に軽く感じて楽な構造を検討しました。
負担がかかりやすい背面には、EVAエアバックパットを採用。走ったり激しい動きにも背中にフィットし、長時間背負っても疲れにくい素材です。
また、腰周りの負担を軽減するベルトや、フィット感のいいショルダーパッドを使用することで、大きいけれど見た目以上に楽なバッグを目指します。
さらに、サンタも道に迷うこともあると思うので、地図を取り出せるサイドポケットも用意。どんな時も、このバッグがサンタクロールの頼れるパートナーになることを目指します。
これらをもとに詳細を設計したのがこちらです!
この仕様書をもとに、実際にサンプルを作ってみることにしました。
次回の記事では出来上がった1stサンプルをお見せできるかと思いますので、是非楽しみにしていてください。
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