植物生理学から思ったこと
こんにちは、ほうき山農園です。
農園のお手伝いをしていると、肥料メーカーの方と出会う機会があります。
その方々の中で、植物生理学や土壌について語る方がいるんですね。
光合成をして、ATP(エネルギー)をつくるから、その時にリン酸が必要なんだけど、多くの方は、そこまでリン酸の必要性を考えていないと。
葉の厚みがないのに、リン酸を十分に入れていないとか。植物が作る葉の合計重量をみているとか。植物はマイナスに帯電して、養分もマイナスに帯電してしているから、プラスの要素、H⁺が養分を吸収させるに必要だとか。
それは納得と思った。野菜にしろ果実にしろ、要はそれらは植物なんだよね。
その基本原理はこれまでいろんな教科書が書かれているし、やっぱりそこに戻って考えないといけないと思うんだよね。
何をするにしても、考えるための土台を自ら作っていかないといけない。
ところで、先日、農業とは関係ないんだけど、日本ってどんな国という本を読んだときに、私はどんな国なんだろうって考えた。
自分の中では、言葉を失っている国なのかなって思ったんだよね。それも、平安時代には、色に対して、いろんな言葉があった。それを見かけないし、もしかしたら、私の出会いが限定的なのかもしれない。
だから、自分視点にはなるんだけど、昔の言葉が消えている。もちろん、それとは逆に言葉が増えているところもある。これは、生物の流れなのかなとは思う。
さて、その本の中では、データから日本の国の現状を見出そうとしていた。それは、人々の思っていることてはなくて、実際に数値として現れたことと、フィールドワークしたことを対応させて、現状を読者に伝えていた。
そこでわかったことが、家族や政治等を見たときに、何かしらの押し付けがあるから、身動きができなくなったり、未来が暗くなるように見えると。で、そこから、筆者の解決策が語られていた。
ジャーナリズムはこれだよねって思ったんだ。データだけでなく、実際に自分で現場で見る。
本の中で、経済成長をしていたとき、日本の製造業がそれを引っ張っていたとあった。それが、牽引できなくなったあたりから、成長が止まり後退してきたと。
日本の製造業の強さは、三現主義だと思う。現場主義というのかな。何事も直視するんだよね。そこから、イノベーションを生み出していくんだよね。
でも製造業のちからだけでは成長ができなくなったとき、サービス業がポイントになったき、製造業を支えていた現場主義はどこに行ったのかな?
サービス業こそ、現場を見ないといけないよね。というより、仕事はなんでも現場に何かあるよね。
さて、話を大きくもどるけど、農業の現場ってどこ?
やっぱり、野菜であり、果実の栽培だよね。そこで何が起きているのかを直視することから、考えないといけないよね。
どんなやり方を打ち立ててもいいけど、野菜や果実がいまどんなことになっているのかを見ずして行動できないよね。
主観にとらわれず、見て考える、そして、原理に戻る、それは大切だと思う。
ちゃんと、学ぼう!
では、またね。