シンプルにいいものを作りたい
こんにちは、ほうき山農園です。
最近、いろんなみかん農家を巡っています。
そんなことを考えながら地域をめぐっていると、出会うんですね。もっとみかんの木のことを知りたいって言う方に。どうも、人の体にも栄養素が必要なように、植物にも似たような栄養素が必要なんだよねっていうんですよ。目を合わせて、体は相手の方を向き、本当に真剣に。
きづいているんだと思うんですね。このままではいけないって。それで、私は、分析サンプルをつくったり、分析結果から施肥設計をしていたりするから、いろいろ仕入れたお話をするんですが、合点がいくところが多いみたいです。私も知らないことがあって、おおってなるんですね。
一つ一つの元素や化合物がどんな働きをするのか。
食べてくれる人に、従業員のために、自分の家族を養うために、自分の興味のために。
どうやって、シンプルにいいものをつくれるのか。
みんな地域の環境を活かしているけど、わからないところがある。
やっぱり、それが、生理学や土壌だった。
土まみれの仕事をするのが農業?いやいや、それだけじゃない。もう、そう言い切れる。
自然農をやっていた方から、どうやったら雑草が増えずに野菜を育てられるのか、日々実験していると聞く。
有機栽培している方から、どうやって農薬を使わずに病虫害を防除しようか考えていると聞く。
農薬をつかっている方からも、どんな成分であれば、ねらった病虫害を防げるのか思考錯誤していると聞く。
みんな、土まみれになりながら、どこに突破口があるのか考えている。
いろんな農家を見ていると、やっぱり思いますね。現場に行かないと、今の現状はわからない。ここだけは、足で稼ぐしかない。現場に行き、じっくり観察する。そして、原因の糸をたどる。根っこの課題を解決するには、何が必要?
シンプルにいいものをつくる、そのためには、原因の根っこを捕まえ、それを地道に解決していく。そして、再現可能にする。
こういったことは、科学の力が発揮されるし、上手に最先端とつきあう。
これらを心がけておこう。
では、またね。
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